2024.11.20
音楽は何千年もの間、人類の営みに力強く影響を与え続けてきました。実際には、人類が種として登場して間もない頃から存在していたと考えられています。そのポジティブな影響は、多くの人々に恩恵をもたらしてきました。しかし、音楽を作る機会が常に万人に開かれていたわけではありません。楽器の演奏には運動能力や視覚などの技能が必要であり、それらが全員に備わっているわけではありませんでした。しかし、コンピュータ技術の登場がこの状況を一変させ、音楽を創造するための可能性がさらに広がりました。
Audio Modelingでは、音楽を作る能力ができる限り普遍的なものであるべきであり、テクノロジーこそがアクセスを広げ、音楽創造の領域により多くの人々を取り込む道を切り開くものだと考えています。これはAudio Modelingの使命の一部であり、できるだけ多くの人々と共有していきたい理念です。
Audio Modelingでは最近、視覚障害を持つ方へのアクセシビリティを拡大するために、スクリーンリーダーに対応した製品デザインと構築を開始しました。これはAudio Modelingにとって貴重な学びの経験となり、問題の範囲とその複雑さに目を開かせてくれました。この行動は解決への第一歩に過ぎませんが、企業として良いきっかけとなりました。
デザインにアクセシビリティを組み込むことについて、その道の専門家と比べればまだ程遠く、現在のユーザーインターフェースデザインには大きな改善の余地があることを痛感しています。また改善すべきはユーザーインターフェースだけではありません。必要なのは、多様な能力や技能を持つ人々が音楽技術を利用できるようにするための、包括的なエコシステムなのです。
オペレーティングシステム、コードフレームワーク、音声アシスタント、MIDI 2.0のようなプロトコル、データ収集API、AIなど、この基盤を支える様々な製品やサービスすべてが、私たちのビジョンを実現するために必要です。これにより、ADHDや学習障害、運動制限、医療や心理的な障害、外傷性脳損傷(TBI)、PTSD、視覚や聴覚の障害、自閉症スペクトラム、そして年齢や文化、経済状況に関連するその他の課題を抱える人々も含め、幅広い人々が音楽制作を楽しめるようになるでしょう。
このビデオ(と小さなパスタランチ)は、音声インターフェースが音楽制作にどれほど貢献できるかを示す一例として作成しました。
全ての人が音楽を作れるように
これは大きな目標であり、Audio Modelingのチームだけでその目標を達成できるとは考えていません。しかし、現状からさらにこの目標に近づくことはできます。この挑戦を成功させるためには、音楽技術分野に携わるすべての人の貢献が必要です。もちろん、その中にはあなたも含まれています。
Audio Modelingチームはこの取り組みに心躍らせており、皆さんと意見交換できることを楽しみにしています!