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STAR*TECH 高田 義博 x Earthworks DM20 インタビュー

2023.07.19

STAR*TECH 高田 義博 x Earthworks DM20 インタビュー

GENERATIONS、DEAN FUJIOKAをはじめ多くのトップ・アーティストのライヴ・サウンドを担うと同時に機材への豊富な知識と現場の経験を活かし、メーカーとユーザーの架け橋としても活躍するエンジニア高田 義博氏(STAR*TECH)に、愛用するEarthworks DM20についてお話を伺うことができました。


MI

DM20を様々な現場にお使いいただいているとのことですが、DM20を採用した理由、どんな用途でお使いなのかを教えていただけますか?

高田 義博
(以下、高田)

最近はタムのマイクはほとんどDM20です。カブりが少なくて上の帯域から下の帯域までちゃんと収音できる点がポイントです。最近ではGENERATIONS、鈴木愛理さんのツアーで使ってますね。センター・ステージの現場が多いので、カブりが少ない点は非常に役立ってます。また、ハイハットに使うこともありますよ。ハイハットは譜面台やスプラッシュがあると、設置が難しいケースがあって、DM20が有効な現場があります。

MI

音質についてはいかがでしょう?

高田

色付けが無く、ハイエンドからローエンドまできれいに集音できます。現代の音楽に合っていて、レコーディングでも良く使われてますね。ミュージシャン受けが良くて、一緒に仕事をするドラマーにも好評です。DM20を使うとドラマーからは「Earthworksですね。レコーディングでもこれでしたよ。」なんて聞くことも多いです。

MI

ドラマーは自分の音にとって重要なマイクへの関心が高いですしね。

高田

そうですね。

MI

Earthworksの特徴とも言える色付けが無いサウンド、ライブサウンドでのアドバンテージはいかがでしょう?

高田

ステージで出ている音をそのまま出すことがPAミックスの仕事だと考えています。もちろん、補正やある種の演出、着色を自分でコントロールしたいので、そのためにもマイクは素直なものが加工しやすくて良いです。 DM20についてはフロアタムの50Hzあたりもとれるので、タム一式にDM20を使うことで、自然で統一感がある音が得られます。

MI

耐久性、使い勝手はいかがですか?

高田

耐久性は全く問題ないです。叩かれること前提としたマイクヘッドのデザインも良いですね。グースネックの固さ、安定性も他のメーカーのものより優秀です。もう少しグースネックの長さがあると更に良いです。

MI

スターテックさんでは何本程度、運用されてます?

高田

当初は数本だけ購入して運用していたのですが、他のエンジニアで使う方も増えて、今では合計20本を運用しています。それでも出ずっぱりで、今、倉庫にあるのは1本だけ、今日はこの取材用にツアー先から6本、わざわざ持ってきたくらいです(笑)。

MI

本日はありがとうございました!


高田 義博
高田 義博
STAR*TECH

1979年 札幌出身 高校時代に音響のアルバイトを始め、卒業後上京。 ツアー音響会社に就職し、角松敏生、シャ乱Q、AquaTimezなど様々なツアーを回る。 2010年に、スターテックに所属 海外アーティスのワールドツアーにもFOHエンジニア、モニターエンジニアとして帯同、 もちろん国内アーティストのコンサートツアーにも各エンジニアとして、数々のツアーに参加。

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