2017.12.29
All photo by Ichi Mito (Zantö)
2017年12月、次世代を担う著名ギタリスト6名が一同に集まり、ギタリストのためのイベント「下北沢ギタリスト会2017 大忘年会」が下北沢CLUB251にて開催された。
集まった6名のギタリスト達はNothing's Carved In Stone 生形真一、ストレイテナー 大山純、FLOW TAKE、TOTALFAT Kuboty、グッドモーニングアメリカ 渡邊幸一、KEYTALK 小野武正と錚々たるメンバー。
今回で4回目となる「下北沢ギタリスト会」。初期のイベントでは実際のギターアンプにマイクを立てPAを行なっていたが、6台ものキャビネットをステージ上で鳴らすことで、バランスもモニタリングも困難な状況だったという。回を重ねた第3回では、各アーティストがデジタルアンプを持ち込み開催。その時、生形氏が持ち込んだBIAS FX(ソフトウェア)のサウンドが群を抜いて素晴らしく、4回目となる今年、出演する6名のギタリスト「全員で」BIAS Head/Rackを使ってみたいと白羽の矢が立った。全ては、最高のギターサウンドをオーディエンスに届けたいとの思いからだったそうだ。
実際今回のイベントでは6名のギタリストは全てBIAS HEADの「ライン出力」からギターサウンドを届けていた。
当日に初めてBIAS Headを触ったギタリストもその場で音作りが行える分かりやすさは、BIASならではの強みだろう。
そして6名のギタリストに実際にBIAS HEADを使ってみた感想を聞いてみた。
Kuboty
TOTALFAT
真空管の音が出ているデジタルアンプ。レコーディングも全然イケる音!
弾いた印象は立体感があってリアル、かなり真空管アンプに近い印象。弾いていてすごく気持ちが良かった。小さい音でも真空管らしい音が出るので、会場の大きさを問わず使用することができる。付属のソフトウェア(BIAS Amp)を使えば繊細な音作りも可能で、レコーディングも全然イケる音!今後はソフトウェアを使って追い込んだ音作りをしていきたい。
大山 純
ストレイテナー
音色のバリエーションの豊かさが魅力です!
BIAS Headが1台あればどんなバンドにいても柔軟に対応ができる説得力のある音が出せますね。
そしてこのコンパクトなサイズも魅力で、長年腰を痛めながらアンプを運んできたのを解決するぐらい持ち運びも楽です。
今回のイベントではラインで弾いていますが、レイテンシーも気にならない。僕はライブの時、後ろにアンプの音圧を感じられないと不安になってしまうのですが、大きい会場でもイヤモニでフォローしてもらえれば問題なくライブで使えそうです。
生形 真一
Nothing's Carved In Stone
シンプルな操作で使えて、より細かくも設定できるのが一番魅力的
ツマミがとてもわかりやすいというのはギタリストにとってとても大事。外見はシンプルだけど、ソフトウェアで音を作り込めるのもとても面白い。シンプルな操作で使えて、より細かくも設定できるのが一番魅力的。真空管アンプにしか出せない音もあるが、今の時代や状況にBIAS Headはとても便利だった。
デジタルアンプは制御しやすく、常に安定してレベルの高いサウンドを出せる良さがある。
TAKE
FLOW
今までアナログのアンプを鳴らしてきたのはなんだったんだって思いました!
今回のイベントで6人が同じBIAS Headを使って、違う音を出せるのは非常にフレキシブルなアンプだと思いました。いろいろなサウンドを作れるということはそれぞれのニーズに応えられるアンプということ。つまみの操作だけでイメージしてくれる音に近づいてくれ、普段使っているアンプと同じ様に音作りができました。
イベントではコンパクトエフェクターも併用しましたが、デジタルアンプ特有の嫌な飽和感もなく、普段使っているアナログのアンプと同じように心地よいディストーションサウンドが出せました。
渡邊 幸一
グッドモーニングアメリカ
素直に音がいい!
デジタルアンプは苦手で今までそれほど使ってはこなかったのですが、今回ラインでHeadを使ってみて素直に音がよかった。
操作性もアナログのアンプと同じ様に直感的に使えたのもいい。ソフトウェア(BIAS Amp)を使えばさらに掘り下げた音作りができると思うので今後はもっと研究したいですね!
小野 武正
KEYTALK
生楽器に負けないパワーと幅広い音作りのできるアンプ
デジタルアンプは使ったことがなかったですが、デジタルアンプにもっていたイメージとはBIAS Headは違った。生楽器に負けないパワーがあり、サウンドバリエーションも広く、イコライザの効きも悪くない。歪ませてもクリアでしっかりと音が分離して聞こえてきて、6人全員で音を鳴らしても自分の音がちゃんとわかりました。