人間の聴覚特性に基づく52/68バンドのアナライザーが、ステレオポジション、周波数分布、ピーク/RMSレベルをリアルタイムに表示
驚異的な精密度、そして使いやすさ。PAZ Analyzerはオーディオステレオポジショニング、周波スプレッド及びPeak/RMSレベルの総合的でリアルタイムなビジュアル効果を生成します。
PAZは人間の聴覚特性に基づいた52バンド(最大68バンド)のリアルタイムアナライザで、RMS/ピーク検出モード、ウェイトカーブ切り替え、可変レスポンスタイム等の機能を搭載しています。人間の耳の働きを演算によって再現し、ありのままのオーディオ信号をディスプレイ上で確認することが出来ます。
FFTとは対照的に、PAZはウェーブレット技法(周波数分布を波状に表示する技法)を採用し高精度なグラフィカル表示を行います。レスポンス高速化のため周波数レベルの変化を各バンド間で独立してアップデートしますので、非常に高い精度と分解能でのオーディオ解析を実現しました。
- 周波数分布を連続的に表示するグラフィカルディスプレイ 人間の聴覚特性に非常に近い52バンド構成で表示。
- ウェーブレットリアルタイムアナライザ 2チャンネル独立またはステレオ全体のエネルギーを表示するRMS/ピーク検出モードと、ウェイトなし/dBC/dBAのウェイトカーブ切り替えモードを備えています。
250Hz以下のオーディオ信号に対しては、分解能を10Hz刻みまで向上させるオプションを使用しトータル68バンド構成による精密なアナライズを実現します。グラフィカルディスプレイは-80dBFSの範囲まで自由にズーム表示することが出来ます。また、周波数レベルの解析結果はテキストファイルとして保存可能です。
RMS/ピークレベル表示を行うレベルメータは、それぞれ独立してリセット可能なピークホールド機能を備えています。効率良くオペレーションを行えるよう、アナライザ/パン/VUメータは一括表示もしくは個別表示を選択することが出来ます。ステレオポジションディスプレイはステレオ空間でのオーディオ信号のエネルギー分布を表示します。
アンチフェイズを含むすべての情報が直感的なリアルタイムベクターディスプレイに統合されています。通常のフェイズメータとは異なり、ステレオ空間でのエネルギー分布を視覚的に把握しやすくなっています。