SP-GND

接続した機器のノイズを削減

機器単体で音を出すとクリーンに聴こえるのに、機器同士をつなげるとグランドループが原因でノイズが混入される場合があります。

この問題を解決する一つの方法が、SP-GNDです。

SP-GNDは、信号経路に繋ぐだけでグランドループによるノイズを削減します。

使用環境に合わせて、最適な組み合わせを選択

SP-GNDは、Input側とOutput側の機材、XLRコネクターのグランドピンの接続方法を接続、切断、ACカップリングから選択することにより、使用環境に合わせて、最適な組み合わせを選択することができます。

最大27通りの組み合わせからグランドループによるノイズを最小限に抑えた最適な設定を選択可能です。

• Connect：接続
• Off：切断
• AC couple：ACカップリング

500シリーズのシャーシでノイズが発生するケースについて

機器には電路における動作基準点（グランド）があり、同一機材内であってもグランドは複数存在する場合があります。
500シリーズのシャーシではシャーシ・グランド、オーディオ信号グランド、電源グランドの3つのグランドが存在し、様々なノイズからオーディオ信号を保護します。

ギター、ベース、ペダルエフェクター等のアンバランス接続の機材では、電源アダプター、入出力端子、フットスイッチに至るまで全て1つのグランドに繋がっています。
このため、アンバランスの機器をバランス機器に接続すると電源やシャーシが由来のノイズが発生します。

SP-GNDは、500シリーズのシャーシなどのグランドリフトを持たない機器の接続に使用する事により、グランドループによるノイズを削減することができます。

ペダルエフェクターで発生するノイズにも有効

SP-GNDは、ギターやベースのエフェクターボードを組む際に問題となる、グランドループによるノイズにも有効です。
また、DIの出力とミキサーの間に接続することにより、音声信号のケーブルが拾う照明や他系統のノイズ、電源が原因のノイズなどを削減します。