Electromechanical Plate Reverb - 5つのクラシックなプレートリバーブモデルによる無限の可能性
SuperPlateは、5つのクラシックなハードウェア・プレート・リバーブのユニークなトーン・キャラクターをプラグイン・エフェクトとしてお使いのDAW上で再現します。
オリジナルのような巨額の投資や重い負担なしに、存在感のあるリバーブ・トーンをあなたのスタジオで実現できるということです。その高度なアルゴリズムは、ソフトウェアとは思えないリアリズムと多様性を実現し、低域から高域まで、甘美で広がりのあるエフェクトを作り出します。
SuperPlateの中核をなすのは、歴史的なハードウェア銘機である5種のユニットです。EMT 140、EMT 240、Audicon、Stocktronics RX4000、そしてEcoPlate IIIのハードウェア・リバーブユニット実機を綿密なモデリングで再現しています。
また、SuperPlateは単に実機のモデリングを行っただけの製品ではありません。せっかくプラグイン化するのですから、ソフトウェアならではの、独自の使いやすさも追求するべきでしょう。
SuperPlateに用意されている、Tube、Solid-State、Cleanの3種類のアナログ・カラーリングは、SuperPlate内のあらゆるスタイルと組み合わせて使用することができます。無限のDecayタイム、内蔵プリディレイ、拡張モジュレーションコントロール、詳細なトーンシェイピングを可能にするフル機能EQ、Decayタイムを調整してオーバーラップやビルドアップを抑えるユニークなDecayダッキングオプションなど、幅広いモダンデジタル機能を搭載しています。
オーディオサンプル - Demo
プリアンプの選択
すべてのプレートリバーブは、電気的な音波をプレートリバーブデバイスの物理的な振動に変える「ボイスコイル」を駆動するプリアンプが使用されています。SuperPlateには、TubeとSolid-Stateの2種類のプリアンプモデルとCleanモードが搭載されており、それぞれSuperPlateのどのスタイルにも組み合わせて使用することができます。
- ・Tubeモードは、初期のEMT 140プレートで使用されていたオリジナルのEMT V54プリアンプをモデルにしており、リバーブに入る前にサウンドに少し(またはかなり)ハーモニックなスパイスを加えるために使用できます。
- ・ソリッドステート・モードは、EMT 140の後期バージョンに採用されたEMT 162プリアンプをモデル化したものです。このモデルにはコンプレッサーが内蔵されており、リバーブに入るまでのトランジェントをコントロールし、落ち着かせるために使用することができます。
- ・SuperPlateのCleanモードは、プリアンプのモデリングをすべて取り除き、高調波歪みやダイナミクスを追加することなく、様々なプレートモデルの純粋なサウンドを維持します。
"呼吸をさせる"リバーブ
SuperPlateのユニークなオートDecay機能は、入力信号が調整可能なスレッショルドを上回ると、Decayタイムを短縮して希望の「ターゲット」設定にします。この機能は、サウンドをクリアに保ち、パンチの効いたトランジェントが過剰なリバーブ・テイルに押されるのを防ぐために重要です。リカバリースピードコントロールと組み合わせることで、音楽のテンポに合わせてリバーブを呼吸させることができます。
リバーブのテイル(尾)を引き締める
SuperPlateに内蔵されたフィルターとEQにより、リバーブをミックスに合うように簡単に調整することができます。ローカットフィルターは、低域のエネルギーが過剰に蓄積されるのを防ぐのに不可欠であり、ハイカットフィルターは、リバーブが原音に自然に溶け込むように使用することができます。2つのパラメトリック・バンドは非常に柔軟で、中域の響きを和らげたり、高域の艶を加えたりするのに使用できます。
歴史的銘機のトーンを忠実に再現
SuperPlateは、5つのプレートスタイルそれぞれの音色特性とユニークなサウンドシグネチャーを正確に再現しています。1つのプラグインに、総重量1450ポンド(659kg)、330立方フィート(9.4m3)のプレートリバーブの進化を詰め込みました。
5種類のアナログプレート・モデル
STOCKTRONICS
STOCKTRONICS(ストックトロニクス)のRX4000(1978年製)をベースにしています。RX4000は、我々が知る限り唯一のスウェーデン製プレートで、"内部結晶の減衰特性が低い"スチール合金プレートを使用しており、非常に特徴的な伸びやかな高域特性を実現しています。つまり、このプレートには「活力」があるのです!ビデオを見る(youtubeへ)
E. PLATE III
EcoPlate III(1982年頃)をベースにしています。EcoPlate IIIは、EcoPlateシリーズの3番目で、最小のバージョンです。3つのエコプレートバージョンは、すべてジム・カニンガム氏がデザインしました。EcoPlateシリーズは、ステンレス合金を使用して残響を作り出し、3つのバージョンとも非常に明るく広々としたサウンドを持っています。ビデオを見る(youtubeへ)
CLASSIC 140
最も有名で、商業的に成功した最初のプレートリバーブであるEMT 140(1957年)をベースにしています。冷間圧延鋼板のプレートを金属フレームに吊り下げて作られたもので、伝説によると、この鋼板はウェールズのある特定の鉱山のものだったそうです。EMT 140は長年にわたりスタジオのスタンダードとして使用され、プレート・リバーブについて語るとき、ほとんどの人が参考にするものです。ビデオを見る(youtubeへ)
GOLDFOIL 240
EMT 140の後継機であるEMT 240(1970年)をベースにしています。EMT 240は厳密にはプレートではなく、よりコンパクトでポータブルなリバーブを実現するために設計されました。鉄板の代わりに24金の薄い箔を使用し、独特のダークでタイトなサウンドを作り出しました。ビデオを見る(youtubeへ)
AUDICON
別名"ローソンプレート"とも呼ばれるAudiconの「The Plate」(1971年頃)をベースにしています。ナッシュビルのジーン・ローソン(ローソン・マイクロフォン)が、オリジナルのEMT140を買えない人のために、より経済的なプレートリバーブとして設計したものです。テネシー州メンフィスにあるコンソールメーカーAuditronics社によって製造されました。ビデオを見る(youtubeへ)