制作したコンテンツをラウドネスのコンプライアンスに適合させるには、ツールの正確さはもちろんのこと、優れた視認性と操作性が求められます。Nugen Audioは、ラウドネスの基準が制定されて以降、世界中のクライアントに業界標準となったVisLM-Hラウドネス・メーター・プラグインをはじめ、ガイドラインにそった素材を制作するためのツールを提供してきました。
テレビ放送だけではなく、ストリーミング・メディアも含めた国際的なラウドネス基準への適合の流れの中で、このLoudness Toolkitは、ワークフローを効率化、ラウドネス適合に費やす時間を大幅に短縮し、あなたが意図したミックスをクライアントに届けるために欠かせないツールとなるでしょう。

■Loudness Toolkit 2.8の新機能
- Netflixデリバリーのための専用プリセットを追加
- イマーシブ・オーディオのサポート
- ダイアログLRA計測
- TASA Leq(m)アルゴリズムのアップデート
- SAWA Leq(m)アルゴリズムのアップデート
- 新たにDynApt ExtensionをLoudness Toolkitバンドルに追加収録
このLoudness Toolkitのアップデートには、Netflixへ納品するコンテンツのために計測機能と表示のオプションが強化されています。ダイアログとITU基準の両方を同時に計測可能になり、アラート機能もアップデートされました。このアップデートによりLoudness Toolskitは唯一の『Netflix オーディオミックスの仕様と実践ガイド』の指針に対応した計測が可能なプラグインとなりました。
このアップデートでLeq(m)のTASAとSAWAの切替が可能となり、Doldy Media Meterが完了となったことで、VisLMは映画の予告編制作に必要なLeq(m)基準のラウドネス計測が可能な唯一のプラグインとなりました。また、7.1.2のDolby Atmosベッド・トラックのラウドネス計測と補正にも対応しています。