SPATIAL AUDIO DESIGNER ™ (SAD)は、2Dサラウンドと3D音響のコンテンツ制作とモニタリングを必要としている、プロのオーディオ編集者向けの高機能ツールです。
SADはあらゆるサラウンドと3Dフォーマット用のミキシングとモニタリングを、DAW上で、物理的なスピーカー、またはヘッドフォンで可能にするプラグインです。
SADを導入することで、多くが8chまでに制限されているDAWのバスの構造の制限から解放され、現在あるサラウンド・フォーマット、将来登場するであろう3Dオーディオのフォーマットで、モニタリングとミキシングを可能にします。ステレオから、5.1ch、7.1ch、11.1ch、13.1ch、22.2chなどの出力環境の設定を、マウスのクリック一つで切替可能です。モニタリング用に大規模なスピーカーのシステムが用意できない場合でも、SADのHEADPHONE SURROUND 3D™技術を使うことで、ごく普通のヘッドフォンでも、仮想の3Dモニタリングが可能です。
さらに、SADはパンニングとボリュームのオートメーション・データを読み込み可能なので、すでにある5.1chのミックスのセッションを、あっという間に、ゲーム用の7.1ミックスから映画用の13.1 Auro-3Dミックス等へ変換することができます。
展示会やイベントでのサウンド制作用に、3D仮想空間上で、個々のスピーカーの配置を設定する、空間カスタマイズの機能も装備しています。
なによりも、SADのHEADPHONE SURROUND 3D™技術は、全く新しいオーディオ・プロダクションの次元を開きます。各フォーマット用のミックスの作業と、異なる距離と位置を設定して3D空間に複数のスピーカーの配置する作業を、並行して一つのセッションで進めることができます。音楽制作、映画のサウンド・トラック制作、ゲーム用のミックスが、今までになくシームレスに行えます。
このHEADPHONE SURROUND 3D™技術により、iPhoneからコンピューターまで、あらゆるステレオのヘッドフォン出力を持つデバイスに、普通のヘッドフォンを接続するだけで、3Dの音像イメージを視聴者に届けることができるのです。
HEADPHONE SURROUND 3D™を体験
ヘッドフォンをして、下のビデオを再生してみてください。このミックスは、Pro Tools 10上のトラックに配置されたオーディオのソースを、Spatial Audio Designerを使って、リアルタイムに3D仮想空間上で音像を移動させ編集したものです。比較用に、後半は通常のステレオ編集版が再生されます。