RedNet R1は、単なるリモート・コントローラーではありません。
Focusrite RED 16Lineを代表とするREDシリーズの力を解き放つべく開発された拡張デバイスです。
REDシリーズの入力や出力レベルのコントロールはもちろん、Protools HDX、その他のDAW、REDシリーズの出力、さらにはDanteオーディオ・ネットワーク内に存在するI/Oの出力形式と出力先を瞬時に切り替えることができます。
モノラルから7.1.2サラウンド(Dolby Atmos®や他のイマーシブ・オーディオ・ワークフローを含む)まで、様々なモニター出力セットアップを柔軟にコントロールでき、最大12出力の完全カスタム・セットアップを特注スピーカー構成用に設定することもできます。
また、RedNet R1にはDante対応のトークバック・セクション、内蔵マイクプリ、ハイパワー・ヘッドフォン出力も搭載されており、これまでにないDanteシステムとのやり取りが可能です。RED シリーズのインターフェースと組み合わせて使用する場合、最大4つのトークバック・デスティネーション・グループが利用可能。高忠実度のヘッドフォン出力は、ハイインピーダンスのヘッドフォンに高SPLのオーディオを供給するのに十分なパワーを備えています。
RED のパワーを解き放つ
RedNet R1は、Focusrite REDシリーズに対応した多機能なスタジオ・グレードのデスクトップ・リモート・コントローラーです。RED シリーズのインターフェースと組み合わせることで、RedNet R1 はモニター選択、ソース選択を完全にコントロールし、Dante、Pro Tools|HD および Thunderbolt 接続を提供します。RedNet R1は、Focusrite RED マイクプリアンプをリモートで管理することもできます。
RedNet R1をREDシリーズのインターフェースに接続すると、8つのソース・グループから1つまたは複数の入力を選択できます。ソースはフロントパネルで選択するか、付属のPC/Mac用RedNet Controlアプリケーションを使って設定します。モノラルから12チャンネル・オーディオ、その他の7.1.4イマーシブ・フォーマットまで、選択した8つのソース・グループの任意の組み合わせを使って、Dolby Atmos®でミックスとモニターが可能です。
スムーズなワークフローを実現
RedNet R1はDante対応のトークバック機能を搭載しており、内蔵マイク、外部マイク接続用の内蔵マイクプリアンプ、高出力のヘッドフォン出力を装備しているため、オーディオ入出力をモニターしたり、別の場所にいるタレントとやり取りすることができます。REDシリーズのインターフェースと組み合わせて使用する場合は、最大4つのトークバック・デスティネーション・グループが利用可能です(他のDanteデバイスと組み合わせて使用する場合は、トークバック・グループは1つです)。また、ヘッドフォン出力もあり、モニターで再生する前にソースを分離して試聴することができます。
RedNet R1とRedインターフェースの組み合わせでは、最大4系統のモニタリング出力に対応しているため、ボタン1つで異なるオーディオフォーマットでミックスを聴くことができます。8つの出力ボタンを使ってミックスを異なるフォーマットに簡単にフォールドダウンできるので、複数のサラウンド・フォーマットを扱う場合でもスムーズなワークフローを維持できます。
RedNet R1により、Redレンジのマイクプリアンプを1ヶ所からフルコントロールでき、スピードとワークフローが向上します。その他の機能として、1/4インチジャックにフットスイッチ入力があり、トークバック管理やLFEミュートなどが可能です。RedNet R1は、ケーブル配線の複雑さを軽減するイーサネット経由(PoE規格を使用)、または付属のDC電源で給電できます。