Red 8Preは、Thunderbolt 2および2つのmini-DigiLinkを搭載し、CoreAudioおよびPro Tools HD環境に、最高のワークフローをもたらします。Thunderbolt接続のRed 8Preを屋外でのロケーション・レコーディングに持ち出し、同じインターフェイスをそのままスタジオに持込み、Pro Tools|HDX やPro Tools|HD Nativeで収録した素材をミックスダウンする。Pro Tools|HDとHost ModeでThunderbolt接続するDAW環境を行き来する。低レイテンシーのコンバータとドライバ・テクノロジーによって、DAW上でリアルタイムのフォルドバック・ミックスを作成しつつ、ネイティブのプラグインを使った作業も可能です。mini-DigiLinkとThunderbolt 2 接続ポートは標準搭載されているため、追加のオプションカードを購入する必要もありません。
FocusriteのRed Evolutionマイクプリは、数十年にわたる卓越した技術の蓄積と、世界中のスタジオ、ブロードキャスト、ライブで人気を呼ぶRedNetマイクプリから多くの要素を引き継いでいます。デジタル・コントロールによるマイクプリは、清廉かつ極めて低ノイズのサウンドを備え、非常に静かな収録素材でも十分なゲインを得られます。マイクプリはフロントパネル、またはThunderbolt経由でFocusrite Controlソフトウェアからコントロールすることができます。また、マイクプリ設定は個別に保存・呼び出しが可能なため、セッションごとに素早くセットアップすることができます。さらに独自の”Air”エフェクトを搭載し、ISAおよびオリジナルのRedシリーズといったトランス・ベースのマイクプリの質感・サウンドを再現します。”Air”を有効にすることでマイクのインピーダンスが下がり、わずかにサウンドの中高域がブーストされます。この処理はすべてアナログ領域で行われます。
Focusriteは20年に渡り、デジタルコンバータの設計・開発に携わってきました。マスタリング・グレードのAD/DAコンバータであったオリジナルのBlue 245および260、Liquid Channel、さらに近年のRedNetまで。これらすべてを通じ、デジタル・コンバージョンこそが設計にまつわる遺産・哲学の大きな部分を占めています。あらゆるコンバータの設計は同じ目標をかかげスタートします: 低レイテンシー、高ダイナミックレンジ、フラットかつワイドな周波数特性。Red 8Preのコンバータはまさにこれを実現した製品です。限りなく速いパフォーマンス、118dB AD/121dB DAのダイナミックレンジ、そして35kHzまでフラットな特性。”パラレルパス・サミング”の仕組みを用いたことで、かつてない耐ノイズ性能も実現しています。
モニタリングにおけるレイテンシーは演奏者にとって常に敵となります。優れた演奏を収録できなければ、素晴らしいミックスも得ることもできません。Red 8Preは最も低レイテンシーなコンバータと並外れたパフォーマンスを誇るCoreAudioドライバを用いることで、アナログのラウンド・トリップで1.67msという驚異的なレイテンシーを達成しました。
Red 8Preはあらゆるフィジカル入力をドライバ/Pro Tools|HDのチャンネルにアサインすることができるため、インターフェイス・レイアウトのカスタマイズ、ハードウェア・インサートの統合は、かつてなく容易になりました。Focusrite Controlソフトウェアから、必要に応じてチャンネルの再アサインを簡単に設定することができます。
Pro Tools | HDとHost ModeでThunderbolt 接続されたDAWは、同梱のFocusrite Controlソフトウェアで切り替えられます。Pro Tools | HD から Ableton、Logic、そしてまたPro Toolsへ。どちらのインターフェイスも接続した状態で、必要なときはいつでも、素早く、簡単にDAWの切り替えを実行できます。
Red 8Preには様々なシナリオに対応する十分な入出力が備わっていますが、ときにはもっと多くが必要とされることもあるでしょう。Red 8Preに搭載されたADATポートは最大16の追加入出力を提供します。Focusrite OctopreなどのADAT対応機器を接続すれば、オプティカル・ケーブルを使ってシンプルに拡張が可能です。
しかし、現代のスタジオではオーディオ・ネットワーキングが主流でしょう。Focusrite RedNetシリーズは、世界中で使われるモジュラー形式のAudio-over-IPプラットフォームですが、このテクノロジーを活用して、Red 8Preには32チャンネル入出力のDanteネットワーク接続がサポートされます。イーサネット・ケーブルを繋げば、さらにマイクプリやライン入出力を追加することができるでしょう。さらにライブ会場やスタジオにRed 8Preを持ち込むときにも、同様にイーサネット・ケーブルだけでネットワーク・セットアップにアクセスすることも。可能性は広大です。
- ネイティブからPro Tools HDX、Danteまで多彩な接続方式をサポート
- Thunderbolt 2接続でネイティブDAWにFocusriteの高品位なサウンドを
Danteオーディオ・オーバーIP接続で入出力デバイスを柔軟に拡張可能 - DgiLinkポートを介してPro Tools | HDシステムに接続可能
- 8チャンネル・マイクプリ、16x16チャンネル・ライン入出力
- ISAマイク・プリアンプのトランスの質感をアナログで再現するAir機能を搭載
- Parallel Path Summingによる低ノイズ・高品位なデジタル・コンバージョン
- 最速1.67msの超レイテンシー
- 最大オーディオ入力数: 64
- 最大オーディオ出力数: 64
- DigiLinkポート x2
- Thunderbolt 2ポート x2
- Dante I/O ポート x2 (32x32 IO)
- ライン入力 x16 Dsub
- マイク入力 x8 Dsub
- インストゥルメント入力 x2/li>
- ライン出力 x16 Dsub
- モニター出力 x2 TRS
- ヘッドフォン出力 x2
- S/PDIF 入力 ステレオ x1
- S/PDIF 出力 ステレオ x1
- ADAT 入力 x16 (@44.1/48kHz, x2@176.4/192kHz)
- ADAT 出力 x16 (@44.1/48kHz, x2@176.4/192kHz)
- ワードクロック入力 x1
- ワードクロック出力 x1
- ループシンク入力 x1
- ループシンク出力 x1
Redシリーズ・インターフェイスには、ルーティングおよびモニター・ミックス設定ソフトウェアFocusrite Controlが付属します。Focusrite ControlはMac、Windows、およびiPad®, iPhone® or iPod touch®といったiOSデバイスに対応しています。
Focusrite Controlでは、ハードウェア入力、ソフトウェア・プレイバック出力、パン、ソロ/ミュート、さらにはプリアンプの設定まで、すべて一つのインターフェイスから設定・調整が可能です。Focusrite iOS Controlなら、同じWifiネットワークに接続することで、これらのパラメーターをリモートで操作することができます。
- マイク/ライン/インストゥルメント入力の切り替え
- Airモードのオン・オフ
- プリアンプのゲイン調整、ステレオ・リンク、位相設定
- 各チャンネルのメーター表示、出力レベルの調整
- 個別のソフトウェア・プレイバック・チャンネル、各ミックスの入力モニター・レベルの調整
Red 8PreにはFocusrite Controlソフトウェアが同梱され、分かりやすく直感的なミックス、モニタリングのセットアップを提供します。マイクプリのコントロールやセッティングのリコール、ステレオ・ペア設定、ゲイン調整から、ハイパスフィルター、ファンタムのオン・オフといった機能も利用できます。Pro Tools | HDとHost ModeでThunderbolt接続されたDAWもここで素早く切り替えが可能です。さらに、Red 8PreにはSoftubeのTime and Tone Bundleが付属、Softube による4つのプロクオリティのプラグインが収録されています (Drawmer S73 Intelligent Master Processor、TSAR-1R Reverb、Tube Delay、Saturation Knob)。FocusriteのクラシックEQおよびコンプレッサーを精緻にモデリングしたRed Range 2、3を含むFocusrite Red Plug-in Suiteも収録しました。
FOCUSRITE RedNet R1 〜Redインターフェースの真価を導き出すコントローラー
- Mac OS X 10.9以降
- Thunderbolt 2ポート搭載のMac
- Gigabit対応Ethernetポート
- HDX/HD Nativeカード(Digilinkポートを使用する場合)
OS Compatibility Checkerにて最新の対応OSバージョンをご確認ください。
特別な指定がない限り値は最大ゲイン設定時(Rs = 50Ω)の測定による
値はすべて固定入力ゲイン(Rs = 50Ω)での測定による
値はすべて最大出力レベル(Rs = 100Ω)での測定による
値はすべて最大出力レベル(Rs = 600Ω)での測定による