没入感のあるミキシングやコンテンツ制作は、ステレオミキシングと同じようなプロセスと精度を必要としますが、チャンネル数という大きな壁があります。
レコーディングやマスタリングエンジニアに約10年間以上愛用されてきたElixir v3と同じアルゴリズムをベースとしており、Elixir Essentialは素材の自然な音色を維持した、”真のナチュラル・サウンド”を実現するよう緻密に設計されています。
最大16チャンネルをサポート、ITU-RとEBUのラウドネス規格に準拠したElixir Essentialは、Dolby Atmosを含むイマーシブ・オーディオ・プロダクションに欠かせないツールです。
Elixir マルチチャンネル・トゥルーピークリミッターはAtmosベッドトラックに対応、没入感を失うことなく、自然なリミッティングが可能です。
Dolby Atmosを含むイマーシブ・オーディオ制作に対応
エンターテイメント業界では、イマーシブ・オーディオを新たな原動力とし、オーディオ制作の新時代が到来しています。
Elixir Essentialは最大16チャンネルのプロセッシングに対応。 Dolby Atmosを含むイマーシブ・オーディオのワークフローに欠かせないツールです。Dolby Atmos Rendererに送る複数の7.1.2ベッドのダイナミックさをコントロールすることも、モニタリング・レベルの制限にも役立ちます。
ステージ処理による音楽的に自然な処理
真にデリケートで繊細な処理を行うために、Elixir Essentialはリミッターでは革新的な、ステージというコンセプトを採用しています。
ステージとは、リミッティングのプロセスを複数の段階で行うように設定するオプションで、繊細で自然な結果を得たい場合に最適です。例えば、スレッショルドが-3dBにセットされ、ステージのパラメーターが3のとき、一つ目のステージは-1dBでリミットし、次は-2dB、3番目は-3dBと、3つの段階で解析を行いながら、入力レベルに応じて担当するステージがそれぞれリミッティングを行います。
このアルゴリズムは、ゲインのエンベロープを定義するのに、オーディオ・サンプルをオーバーサンプリング処理したものを基準にしています。一方、実際の処理はオーバーサンプルされていないデーターに対して行うことで、大胆にリミッティングした場合でも、単純なリミッター処理で起こりがちな不自然な音圧の変化はなく、効果的にピークを抑え、正確で音質的にも優れた結果をもたらします。
セットアップは素早く簡単
Elixirの分かりやすいユーザーインターフェースにより、厳しい納期の中でも素晴らしい結果を出すことが非常に簡単です。入力レベルを設定し、必要なリミッターの量に応じてスレッショルドを調整し、最後にゲイン補正とラウドネス追加のためにMake Upを有効にするだけで完了です。