スタジオのメインスピーカーとして、正確さとパワーを両立させたモデルをお探しなら、EVE AudioのSC4シリーズが最適です。
SC407とSC408と両方のモデルは、非常にパワフルなアンプを各ドライバーごとに装備しています。大型のウーファーはクロスオーバーまでの周波数帯域を正確に再生し、ミッドレンジのウーファーが次の帯域を担当します。EVEの4ウェイのスピーカーは、すべて左右対称で、ウーファーは違う帯域を再生するのではなく、低域を最大限正確に再生するために、同じ帯域を2つのウーファーを使って再生しています。
その結果、低域を非常にリニアなレスポンスで再生することが可能になり、スタジオのコントロール・ルームに全体にパワフルな低域を伝えます。
中央にあるスタイリッシュなグレーのプレートには、ミッドレンジのウーファーとAMTツイーターが装着されています。このプレートは、スピーカーを縦にも横にも設置できるように、90°回転させることができます。
コンポーネントから独自設計
SC408はEVE Audioの現在生産しているモデルでは最大の4ウェイ・システムのモニターです。正確さとパワーの両方が求められる大型のコントロール・ルームに最適なモデルです。
8インチのハニカム構造をグラスファイバーでコーティングした「シルバーコーン」ウーファーは、32Hzから250Hzまでの帯域を再生し、パワフルで正確、タイトな低域の再生を約束します。最新の1.5インチ・ボイスコイルは、入力信号に対してリニアに駆動し、非常にクリアで正確な低域をもたらします。
このシステムを完結させるのが、5インチの中域ユニットと、独自設計のAMT3(Ribbon System 3)ツイーターです。SC407にも採用されているAMT RS3(Ribbon System 3)ツイーターには、大型のマグネットが使用され、事実上ディストーションを発生させることなく、高出力レベルを実現しています。
各ドライバーはそれぞれにPWMアンプを装備し、それぞれのチャンネルがショートタームで250Wの出力を持っています。118dB(SPL@1m)の最大出力レベルがあれば、大型のコントロール・ルームでも、空気を動かし続けるのに十分なパワーがあります。どんな音量での再生を想定したソースでも、あなたは絶対にミックスを正しく判断できるでしょう。
SC408は、正確でパワフルな低域、非常に明瞭なミッドレンジ、クリスタルのようにクリアな高域を一つのユニットにまとめ、クオリティーと安定したパワーでの出力が最も重要視される、ほとんどの中域の大型のコントロール・ルームとスタジオに最適な選択のツールとなるでしょう。
SC408は他のEVE Audioのスピーカーと同様、バランスXLR入力とアンバランスRCA入力の両方を背面パネルに装備しています。
DSPが実現した高度なバランスと操作性
DSPが実現した高度なバランスと操作性すべてのEVE Audioのスピーカーには、高解像度のDSP回路が備わっています。フロントパネルのシンプルなプッシュ式ノブ一つで、ボリュームの正確なコントロールと、複数のフィルター設定が可能で、作業環境に合わせてモニターをチューニングすることができます。
デジタルのプロセシングを繰り返したくないと思うかも知れませんが、内蔵のDSPエンジンが受け取る信号は、Burr-Brown社製のハイビット/ハイサンプリングレートのA/Dコンバーターから、ピュアなまま供給されます。PWM方式のアンプはDSPから直接デジタル信号を受け取り、効率よくウーファーとツイーターを駆動します。DSPについてより詳しく>>
低ディストーションのラウンド・ベースポート
EVEのスピーカーのデザインで、音に関係のない要素は一切ありません。ベースポートのネガティブな作用の一つに、低音のディストーションが挙げられます。ボリュームを上げるにつれポートの効率が下がり、ディストーションが起こり始めます。
EVEのスピーカーは、通常より大型のエッジが丸められた長方形のベースポートを採用することで、低周波数帯域を効率よく再生します。その結果、タイトでパンチのある音圧感を実現しながら、ディストーションは皆無です。非常に大きなボリュームで再生しても、低域の正確さは変わりません。
※ラインナップはスピーカー1ユニットの価格となります。ペアご注文の際は2ユニットご注文下さい。