グースネックを採用し、ライブ/スタジオでの柔軟な設置が可能な楽器用マイク、ペリスコープ・シリーズ
Periscope™ ハイ・ディフィニション・マイクは、元々スタンド・マウント用のクワイヤ・マイクとしてデザインされました。しかし、レコーディング、ライブ・サウンドのトップ・エンジニアの中から、Periscope™の新たな使用方法を着想する人が現れました。
Periscope™には、4インチ(約10cm)のグースネックに高解像度の小型マイク・ヘッドが搭載されており、柔軟のセッティングが可能です。一般的なマイクでは設置できないような位置にマイクをセットできるため、ベストなポジションでの収音が可能になったのです。この恩恵は大きく、楽器の収音クオリティは大幅に向上します。
P: Periscope Seriesラインナップ
Periscopeシリーズは、カーディオイド(/C)およびハイパー・カーディオイド(/HC)モデルが用意され、それぞれ白(-W)、黒(-B)の2色がラインナップされています。技術的な性能はSR30およびSR30/HCと同様となります。ボディ形状およびミニ・グースネック付加が相違点となります。
P30/C [生産完了]
- 単一指向性モデル
- SR30と同様の優れた指向特性
- ドラム、アコースティック・ベース、アコースティック・ギター、楽器用アンプの収録に最適
- スタンド・マウントのクワイヤ用マイクとしても使用可能
- バンド、オーケストラの合唱隊、クワイヤの収録にも
P30/HC [生産完了]
- 超単一指向性モデル
- SR30/HCと同様の優れた指向特性
- より狭い範囲に絞った収録が必要な用途に最適

音質は普段から世話になっている数人のPAエンジニアに実際のコンサートでチェックしてもらったが、誰もがまずその音の抜けにびっくりする。通常ではハウり出すような場面でもまだハウらないので、ピエゾピックアップの音に頼りすぎず、よりマイク録りの上質な生楽器らしい音をアンサンブルの中で出せるようになった。ハイパーカーディオイドならではのカブりの少なさに加えて、ありがちな周波数特性のクセが抑えられている、との声もあった。
グースネックはコンサート中に少しマイキングを調整する際にとても勝手が良い。通常のマイクではスタンドのアームごと動かす必要がある場面でも、P30なら指でつまんでマイキングできるメリットは大きい。
デザインに関して好みは色々あるだろうが、僕は他で見たこのない形状とカラーのこのマイクは「あえてこれを選んだ」というこだわりの強さを代弁してくれているようでとても気に入っている。
フラメンコギタリスト 沖仁
*Periscopeシリーズは、マッチドペア(mp)でもお求め頂けます。