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DiGiGrid IOX

製品の説明

概要

SoundGrid® のメリットを享受するためのインターフェイス・システム

DiGiGrid IOXは、SoundGrid®システムを大幅に拡張する、新世代のオーディオインターフェイス・システムです。

  • CPUのプラグイン処理を大幅に増強する
  • 複数台のコンピューターでインターフェイスを共有する
  • 複数台のSoundGridインターフェイスを追加する
  • コンピューターと長距離接続を行う(最大70m)

プレミアムなマイクプリアンプ

良いマイクプリアンプには2つのタスクがあります。

  • マイクからの小さな信号を忠実に増幅する
  • ケーブルノイズや、様々な電波などからの混入を防ぐ

過酷な条件下でも使用できる、低ノイズの高性能なプリアンプを開発するには、長い期間と大きな開発費を要します。このため、DiGiGridインターフェイスは、定評のあるDiGiCo社製の最先端マイクプリアンプを搭載しています。

このマイクプリアンプはハイエンド・コンソールと同じ回路を採用し、耐久性に優れ、過酷な環境でもデリケートなマイクレベルの信号を、原音忠実に増幅します。
ライブ会場で長いケーブルを使用すると、電波干渉を拾うのに最適なアンテナにもなってしまいますが、これらを排除し、-20 dBから+60dBまでの滑らかなゲインを供給します。

そして、デジタル制御によるゲインコントロールは、ダイナミックレンジとS/N比をより厳密に最適化でき、Ethernet接続の利点を活かした離れた場所からの設定も行えます。

DiGiGridインターフェイスのマイクプリアンプはハイエンド・コンソールと同じ回路を採用し、耐久性に優れ、過酷な環境でも、デリケートなマイクレベルの信号を、原音忠実に増幅します。

スタジオレコーディングからライブレコーディング、プロセスまでプロフェッショナルな現場で対応できる高品位なマイクプリアンプを搭載しています。

DiGiGridシステムのI/Oを拡張

IOXは放送局用コンソール・クラスのプリアンプを12チャンネル、スムースで高品位な192kHzまでのサンプル・レートに対応するADコンバーター、ライン出力を6チャンネル搭載した1UサイズのI/Oモジュールです。アーティスト、スタジオからの信号をASIOまたはCore Audioドライバー経由でNative DAWシステムに接続します。フロント・パネルにクイック・ビュー・メーターを搭載し、モニター・ディスプレイを確認するまでも無く、入力信号を確認可能です。

ネットワーク接続

コンピュータとは、汎用のEthernetケーブルにて接続。最大75mの長距離接続や、Ethernet Hubを使用することで、最大8台までのSoundGrid対応インターフェイス、コンピュータが接続可能です。複数のコンピュータで1台のIOXを共有したり、コンピュータ同士の接続、I/Oの追加も簡単に行えます。また、IOXは4ポートのEthernet端子を搭載しているので、4台までのコンピューター、インターフェイスが直接接続可能です。

さらに、高出力ヘッドフォン出力を4系統搭載し、スタジオでの演奏、コントロール・ルームでディテイルをチェックするためのモニタリングに高音質なモニター信号を提供します。他のDiGiGridシステムと組み合わせることで、MADIネットワーク、より多くのI/O、ハイ・グレードなプラグイン、それら全てがEthernetケーブル1本でつながり、DiGiGridのI/Oはネットワーク上で複数のユーザーが共有することができるのです。

接続例

Setup1.任意のネイティブDAWとDiGiGrid IOXを接続

スタジオでの基本的なセットアップ例です。ネイティブDAWがインストールされたコンピューターに、マイク、楽器、ヘッドフォン、モニタースピーカーを接続しています。

  • DiGiGrid IOX
  • ネイティブDAWがインストールされたコンピューター

Setup2.ホストコンピュータ、DiGiGrid IOX、SoundGrid DSPサーバを組み合わせた例

大量のプラグインをほぼゼロ・レイテンシーで使いながら、ミックス、レコーディング、モニターが可能なシステムのセットアップ例です。付属のeMotionミキサーを使うことで、DAWミックスからカスタムでヘッドフォン出力用のミックスを作ることもできます。このeMotionから合計64までのStudioRackにもアクセス可能です。

  • DAW(Pro Tools、Nuendo、Cubase、Logic、など)とSoundGrid Studioがインストールされたコンピューター
  • DiGiGrid IOX
  • SoundGrid DSP Server


Setup3.1台のコンピューターとDAW、I/OとDSPサーバー、拡張用のI/Oユニット

さらに上のチャンネル数、プラグイン数、リアルタイムでの低レイテンシー動作が必要な場合の接続例です。

IOSを接続することにより、更に大量のプラグインをほぼゼロ・レイテンシーで使いながら、ミックス、レコーディング、モニターが可能なシステムのセットアップ例です。付属のeMotionミキサーを使うことで、DAWミックスからカスタムでヘッドフォン出力用のミックスを作ることもできます。このeMotionから最大64個までのStudioRackにもアクセス可能です。

  • DAW(Pro Tools、Nuendo、Cubase、Logic、など)とSoundGrid Studioがインストールされたコンピューター
  • マルチ入力を装備したSoundGrid I/Oデバイスとサーバー ‒ DiGiGrid IOS
  • 入出力拡張用のSoundGrid I/O ‒ DiGiGrid IOX

DiGiGrid IOXを、DiGiGrid IOSに1本のCat 6またはCat 5e Ethernetケーブルで接続するだけで、12系統のブロードキャスト品質マイクプリアンプ、ライン出力x6、独立したヘッドフォン出力x4を簡単に増設可能です。


Setup4.ホストコンピュータ、DiGiGrid IOC、DiGiGrid IOXを組み合わせた例

さらに多くの入出力チャンネルやヘッドフォン出力が必要な場合

DiGiGrid IOXを追加すると、放送用/スタジオ品質のプリアンプ付きのマイク/ライン入力が12個、ヘッドフォン出力を4個ずつ増設できます。 更にIOXをIOCの背面にある内蔵Ethernetスイッチに接続することで、単一のホストに最大8つのSoundGrid I/Oデバイスを追加できます。それぞれ、ネットワーク上のどのコンピュータからもアクセスできます。

オーディオとクロックは同じイーサネットケーブルを通過します。このようにクロックを分配する方法は、 "Sync over Ethernet"(SoE)と呼ばれ、すべてのSoundGridデバイス間で共有されます。ネットワーク全体をハウスシンクなどの外部クロックソースに同期させるには、ワードクロックまたはデジタルインをIOCのクロックマスターとして使用します。 IOCがSoEマスターの場合、ネットワーク全体がこの外部ソースにロックされます。

  • DiGiGrid IOC
  • DiGiGrid IOX
  • DAW(Pro Tools、Nuendo、Cubase、Logic、など)とSoundGrid Studioがインストールされたコンピューター


Setup5.複数のコンピュータ上で異なるDAWを起動し、1台のDiGiGrid IOCに接続する例

複数のコンピュータ上で異なるDAWを起動し、それらをDiGiGrid IOCでリアルタイムにミキシングする例です。

  • DiGiGrid IOX
  • DAW(Pro Tools、Nuendo、Cubase、Logic、など)とSoundGrid Studioがインストールされたコンピューター
  • コンピュータ2-4(ネイティブDAW)
  • 1GBネットワークスイッチ

4台のコンピュータはそれぞれ、1本のCat 5eまたはCat 6イーサネットケーブルを使用して、1 GBのネットワークスイッチを介してDiGiGrid IOXに接続されています。

SoundGridネットワーク内のすべてのコンピューターは、SoundGridドライバーを使用してオーディオをSoundGridネットワークにストリーミングします。この設定では、SoundGrid Studio Applicationを実行しているメインホストコンピューターがネットワーク内のすべてのホストコンピューター間でパッチを適用し、ASIO / Core Audioドライバーの入出力を設定します。

ハードウェア

主な特徴

  • マイク/ライン入力(XLR/TRSコンボ)x 12
  • ライン出力(TRS)x 6
  • ワードクロック入出力
  • SoundGridポート(RJ45) x 2
  • AC電源入力
  • アナログ・レベルノブ付きヘッドフォン出力 x 4
  • 6x channel line outputs (TRS)
  • 1Uラックマウント・サイズ
  • 44.1、48、88.2、96、176.4*、192*kHzのサンプルレートに対応
  • ワードクロック入力、AES/EBU、S/PDIF、SoundGird(SoE)、インターナル経由のクロック同期
  • リセット・スイッチ
  • 全アナログ出力のリファレンス・レベルをジャンパーで切替え可能
  • アナログ入力のスペック
    • マイク入力インピーダンス: 2K5 Ohms
    • ファンタム電源: 48V
    • ライン入力インピーダンス: 8K0 Ohms
    • ゲインレンジ(マイク): -20 to +60dB in 0.5dB steps
    • ゲインレンジ(ライン): -30 to +50dB in 0.5dB steps
    • 最大入力レベル(マイク): +26dBu
    • 最大入力レベル(ライン): +36dBu
    • 等価雑音レベル:-126dB以下(150Ωソース、ゲイン+60dB)
    • 高調波歪み: +/-0.5dB(20Hz~20kHz)
    • クロストーク:90dB以下(40Hz~15kHz)
  • アナログ出力のスペック
    • 最大出力レベル:+22dBu
    • 残留出力ノイズ:+/-0.5dB(20Hz~20kHz)
    • 出力インピーダンス:50Ω
    • クロストーク:90dB以下(40Hz~15kHz)

ソフトウェア

DiGiGrid IOXには、Wavesが提供するSoundGrid Studio Systemソフトウェアが付属しています。

IOXのインストーラーには、SoundGrid ASIO/CoreAudioドライバー、SoundGrid Studio アプリケーション、eMotion STミキサー、StudioRackとIOXのコントロール・パネルが 含まれています。

SoundGrid Studio Systemに含まれるソフトウェア

  • SoundGrid Studioアプリケーション – ホスト・コンピューターでSoundGridネットワークを管理
  • eMotion ST Mixer – トラッキング、リハーサル時のレコーディング、ミキシング、低レイテンシー・モニタリングに、プラグインをリアルタイムで動作
  • StudioRack – プラグインのチェインをプリセットとともに保存、ロードするプラグイン。SoundGrid DSPサーバーで、DAWのプラグインを処理
  • SoundGrid ASIO/Core Audio – あらゆるDAWをSoundGridネットワークに接続するソフトウェアI/O

SoundGrid Studio Systemがもたらすパワー

  • リアルタイム・プロセシング – 数百個のプラグインをリアルタイムで処理
  • 低レイテンシー・モニタリング – ゼロに近いレイテンシーで、プラグインを使ったトラッキングとリハーサルが可能
  • ネットワーキング – ネットワーク・ハブを中心として、すべてのI/OとDAWを接続
  • シームレスな統合環境 – SoundGrid ASIO/Core Audioドライバーを使って、複数のDAWを接続
  • オープンな設計 – SoundGrid対応のWavesとサードパーティーのプラグインが動作

SoundGrid Studioアプリケーション

SoundGrid Studio Systemは、すべてのDAWとDiGiGrid I/O(またはその他のSoundGrid対応機器)の設定、コントロールを行うソフトウェアです。シンプルにDAWにDiGiGrid I/Oを1台接続することから、複数台のホスト・コンピューター、I/O、SoundGrid DSPサーバーを組み合わせた大規模なネットワークまで、縦横無尽に接続、設定が行えます。

IOXや対応のインターフェイスのファンタム電源やゲイン設定も本アプリケーションから行えます。離れた場所にI/Oを設置しても、手元のPC上でゲインやパッチを設定できます。また、内包するeMotion STミキサーは、8In/8バスの最大16Chミキサー機能を搭載。IOXのサーバー機能ミキサー内でのエフェクト処理も可能。

StudioRackプラグイン

StudioRackはプラグインをチェインするソフトウェアの「エフェクトラック」です。AU、VST、AAXに対応し、多くのDAWに対応。コンピューターのCPUとSoundGrid DSPサーバー間を任意に切り替えることができ、CPU、ネイティブ処理を切り替えても、アサインしたプラグインは同じ設定状態を保ちます。

ラック内では8つの対応プラグインがアサインでき、プラグラインのアサインとパラメーター設定を含む情報もプリセットとして保存可能。よく使うエフェクトチェーンなど、オリジナルのプラグイン処理の管理もスムーズに行えます。

DiGiGrid IOXコントロールパネル

  • クロック設定:source, sample rate, type, status
  • マイクプリアンプ設定:入力ゲイン、ファンタム電源のオン/オフ
  • 入出力メーター
  • プリセットの保存および読み込み
  • WavesおよびSoundGridホストアプリケーションのセッションと一緒に設定を保存可能

動作環境

Mac OS

  • Model/CPU
    • Mac Pro 4,1以降
    • MacBook Pro / iMac / Mac Mini(各Core i5以上のCPU)
  • メモリ
    • 8GB以上
  • OS
    • 10.9.5 - 10.14.5
      SoundGrid Studio V9はMac OS X 10.15をサポートしておりません。
  • 画像解像度
    • 1024x768 32-bit以上

Windows

  • CPU
    • Intel Core i5以上のCPU
  • メモリ
    • 8GB以上
  • OS
    • Windows 7 SP1 / Windows 8.1 / Windows 10
  • 画像解像度
    • 1024x768 32-bit以上

寸法と重量

1U / 43.6mm x 482.60mm x 356mm / 4.5Kg

IOX

-税込価格-
¥363,000

仕様・動作環境

DiGiGrid ソフトウェア動作環境

SoundGrid Studioアプリケーション(コンソールソフトウェア)

  • MacOS: 10.9.5 – 10.14.5
  • Windows: Windows 7 with SP1 / 8.1 / 10

StudioRackプラグイン

  • MacOS: 10.9.5 – 10.14.5
  • Windows: Windows 7 with SP1 / 8.1 / 10各64bit

*SoundGrid Studio、StudioRack、MultirackはWaves V11プラグインは非対応です。特にSoundGridサーバーをDAWでご利用いただく場合はご注意ください。

 

IOX

-税込価格-
¥363,000

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