Apogee MetaRecorderは、最大4台のiOSデバイスで音声のリンク録音、タグ付け、整理ができる画期的なiPhone/iPad用音声録音アプリです。Apogee ClipMic 2 digital、HypeMiC、MiC+などの製品を使用して、インタビュー、会議、ビデオや映画の音声、モバイル放送、結婚式、リサイタルなど、数えきれないほどの用途で、素晴らしいプロ品質の音声を現場でキャプチャすることができます。
24bit/96kHzの高音質録音に加え、マイク入力レベルやDSP処理をソフトウェアでコントロールできるのが特徴です。
現場で録音しながらキーワード、お気に入り、マーカーなどのメタデータタグをオーディオファイルに適用し、録音したオーディオとFinal Cut ProのXMLファイルをMetaRecorderから直接Dropboxに共有することができます。MacのFinal Cut Proに読み込むと、取り込んだメタデータがメディアの整理と解析のプロセスを大幅に簡素化し、ポストプロダクションワークフローを加速させます。
マスター・サテライトリンク機能を使用して、最大4台のiOSデバイスをリンクし、1台のマスターから記録、タグ付け、整理を行います。
マイクやオーディオインターフェイスを接続するか、iOSデバイスの内蔵マイクを使用します。最大96kHz/24bitのモノラルまたはステレオ音声を録音できます。
キーワード、マーカー、メモを追加したり、お気に入りテイクを指定したり、ファイル名の自動命名をカスタマイズして、ユニークで検索しやすい名前を付けることができます。
MetaRecord AppからFCPXMLファイルとしてセッションを保存します。Final Cut Proで開くと、フィールドに入力されたメタデータによって、メディアの検索や整理がすばやく簡単にできます。
最大4台のiPhone/iPadをリンク
MetaRecorderのMaster-Satellite Link機能を使って、1台のMaster iPhone/iPadと最大3台のSatellite iPhone/iPadをWi-Fiでリンクさせることができます。シーンの作成と命名、録音と再生の開始、入力レベルの設定、テイクの選択、マーカー、キーワード、お気に入りの追加、シーンとテイクの共有など、マスターからすべてのデバイスにコマンドを送ることができます。さらに、サテライトのオーディオ(録音と再生)をマスターからモニターすることも可能です。ワイヤレスシステムの利便性と柔軟性、スタンドアロンレコーディングの信頼性(各サテライトが独自のオーディオを録音)を提供します。
96kHz/24-bit オーディオレコーディング
MetaRecorderは、モノラル、ステレオ、デュアルモノの入力を最大96kHz/24bitの品質で録音することが可能です。44.1~96kHzを標準に、22.05kHzのサンプルレートでの録音も可能です。放送品質が必要ないインタビューなどの録音では、ハードディスク容量の節約に役立ちます。
ApogeeのiOS対応マイクまたはインターフェースをiPhone、iPad、iPod touchに直接接続し、Apogee MetaRecorderでプロ品質のレコーディングを行うことができます。ClipMic digital、MKE 2 digital、ApogeeのiOS対応インターフェイスのマイク入力ゲインを、アプリ内から簡単に最適なレベルに調整することができます。
MetaRecorderは、録音した音声をシーンで整理します。同時にアクティブにできるのは、1つのシーンのみです。シーン名はカスタマイズ可能で、録音されたオーディオファイルの名称も連携します。
テイクにユニークで有益な、検索しやすいキーワードを付けることができます。MetaRecorder は、過去に使用したキーワードを基にしたキーワード・ライブラリーを提供しているので、テイクごとに同じキーワードを入力する必要はありません。
各シーンでは、テイクと呼ばれる録音は、簡単に選択できるように垂直方向の「スタック」として配置されています。新しい録音では新しいテイクが作成され、以前の録音を上書きすることはありません。テイク番号は新しい録音ごとに自動的に作成されますが、必要に応じて変更することができます。
録音中はいつでも、タップしてマーカーを追加することができます。録音を中断することなく、各マーカーにメモを追加できます。Siriを使ってハンズフリーでメモを取ることもできます。
各シーンにロール名を追加して、話し手が誰であるかを指定します。この名前は、アプリ内の録音ファイルの左上に表示され、オーディオファイル名にも反映されます。
星をタップして録音したテイクを「お気に入り」としてマークすることで、ファイルの検索が簡単に行えます。
Final Cut Proでのワークフローを整理
MetaRecorderでは、いくつかの方法で録音したものを共有することができます。
オーディオデバイスとビデオデバイスを別々に使うと、制作中に生成されるファイルの数が2倍になるので、それらのファイルを整理してタグ付けすることがさらに重要になります。AppleのFinal Cut Pro Xは、メタデータに頼るワークフローをサポートするために一から作られています。制作したビデオとオーディオがFinal Cut Proに取り込まれると、MetaRecorderのメタデータタグとカスタムファイル名を使って、探しているオーディオファイルを効果的に検索できるようになります。
録音された音声ファイルはMetaRecorder内で適用したカスタムネーミングを保持するので、MacやPCの音声録音アプリにインポートする際に簡単に並べ替えることができます。