2026.09.10
サウンドスタジオノア渋谷3号店が、2026年7月にオープンしました。
バンド練習や個人練習、レッスン、DJ、レコーディング、ピアノ演奏まで。全22スタジオを備えた渋谷3号店は、さまざまなスタイルで音楽と向き合う人を受け入れる、新たなクリエイティブスペースです。設備や用途の幅広さはもちろん、その空間づくりから感じられるのは、演奏する人がより良い音で、より自由に音楽を楽しめる環境へのこだわり。用途の異なるそれぞれのスタジオに、どのような機材を選び、どのような体験をつくるのか。そこにも、新しいスタジオのあり方が表れています。
今回、ブースおよび一部のバンドスタジオには Positive Grid REACTOR を計6台、Spark 2 + Spark CAB を4セット導入。さらにレコーディングスタジオには、Focal Professional ST Solo 6が採用されました。なぜ、これらの機材が選ばれたのか。そして、新しく生まれた渋谷3号店は、どのような場所を目指しているのか。スタジオノアの古川氏にお話を伺いながら、各スタジオをご案内いただきました。
個人練習や楽器レッスンを想定した4つのブースは、小規模な音楽制作にも活用できるコンパクトなスタジオ。
全ブースには、スマート・ギターアンプ・システム Positive Grid Spark 2 と Spark CAB のセットに加え、インテリジェント・ギターアンプ Positive Grid REACTOR 50 を設置。アンプやペダルボードを持ち込まなくても、ギターやベースを接続するだけですぐに演奏を始められる、プレイヤーにとって快適な環境が整えられています。
古川氏:近年は、個人で活動する楽器講師がスタジオを借り、生徒とマンツーマンでレッスンを行うケースが増えています。渋谷3号店のブースも、こうした現代のレッスンスタイルを意識した機材構成です。講師と生徒がそれぞれ楽器を接続し、実際に音を出しながら指導できる環境を整えました。
個人での演奏練習はもちろん、2人でのセッションや楽曲制作、ボーカル練習、ナレーション収録、YouTubeなどで使用する音声コンテンツの録音まで、幅広い用途にご活用いただけます。
個人練習料金で、4ヶ月先まで予約可能
一般的なスタジオでは、個人練習の予約受付が前日や当日に限られることも少なくありません。一方、こちらのブースは、最長4カ月先まで個人練習料金で予約可能。スケジュールに合わせて早い段階から練習場所を確保できる、嬉しいシステムです。
良心的な価格設定
定期的に個人練習を行いたいプレイヤーはもちろん、少人数で楽曲制作に取り組むクリエイターや、講師と生徒の予定を事前に調整する必要があるマンツーマンレッスンにも最適です。
前述の通り、ブースにはPositive Grid REACTOR や Positive Grid Spark 2 と Spark CAB を導入。個人練習やレッスンといった日常的な利用の中で、Positive Gridの本格的なアンプサウンドを気軽に体験できます。
ブースのご予約は ▶︎こちら
バンドスタジオは、8帖のスタジオを4部屋、15帖と22帖のスタジオを各1部屋用意。大音量での演奏を想定し、吸音性を重視した音響設計が採用されています。バンドリハーサルだけでなく、撮影やダンス練習など、幅広い用途に活用できるスタジオです。
8帖スタジオのうち2部屋(A1st、A3st)には、常設ギターアンプとしてインテリジェント・ギターアンプ Positive Grid REACTOR 100 が導入されています。
古川氏:Marshall、Roland JCシリーズ、Fenderといった定番アンプのラインナップに REACTOR 100 を加えることで、演奏スタイルやジャンルを問わず、初心者から経験豊富なギタリストまで幅広く対応できるようにしています。
初めてREACTORに触れる方でも直感的に操作できる分かりやすさは、導入を決めるうえで重要なポイントのひとつでした。JC-120やJCMシリーズなどの定番機種以外では、使用方法についてお客さまからご質問をいただくことも少なくありません。その点、REACTORはスタジオオープン以降、「使い方が分からない」といった声もなく、初めて触れる方にも自然に使っていただけていることがうかがえます。
セルフレコーディングに対応する2つのスタジオも用意されています。そのうちのひとつ「Rec.Booth」は、隣接するバンドスタジオ「Est」とマルチケーブルで接続されており、2部屋を同時に利用することで、ドラムやバンド演奏のマルチトラックレコーディングが可能です。取材時点では12チャンネルの収録環境が整えられていましたが、受け側のマイクプリアンプなどを追加することで、最大16チャンネルまで拡張できる設計。マルチマイクによるドラムレコーディングをはじめ、バンドの一発録りにも対応できます。専用スタジオを持たないフリーランスのレコーディングエンジニアにとっても、有力な選択肢となりそうです。
「Rec.Studio+Booth」はレコーディングルーム内に専用ブースを用意。ボーカルやナレーション、ギターなどの収録に適したスタジオです。
古川氏:Rec.Studio+Booth のモニタースピーカーには Focal ST SOLO 6 を導入しました。ミックス作業に必要な高い解像度を備えていることはもちろん、楽曲を制作しているときの気分を高めてくれる、音楽的な鳴り方も採用の決め手になりました。個人的にも、とても気に入っているモニタースピーカーです。
DJミックスや機材操作の練習に対応したDJブースは、全3部屋。そのうちの1部屋「DJ3st」は、約8帖の広さを持つ大型DJブースです。室内へ足を踏み入れてまず目を引くのが、クラブ空間を思わせるサイバーな照明演出。DJ用のモニタースピーカーに加え、室内に向けたスピーカーも設置されており、複数人でDJプレイを楽しめる環境が整えられています。広い室内と照明演出によって、思わずパーティーを開きたくなるような空間に仕上がっていますが、スタジオ内は飲食禁止となっています。
クラブでのプレイを想定したリハーサルはもちろん、仲間を集めたセッションや、DJとラッパーによるグループ練習にも対応。リアルタイムのミックスを録音し、そのデータを持ち帰ることも可能です。さらに、自宅では再生が難しい大音量でトラックを鳴らし、低域のバランスを確認するなど、トラックメイク後の試聴環境としても活用できます。
古川氏:専門性の高い機材は、初めて使う方にとって操作や配線にハードルを感じることもあります。サウンドスタジオノア渋谷3号店にはDJ機材に詳しいスタッフも在籍しており、操作方法やセッティングについてのご相談も承っていますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
ピアノ専用スタジオは全7部屋。グランドピアノを備えたスタジオが2部屋、アップライトピアノを備えたスタジオが5部屋用意されています。アコースティックピアノの演奏では、楽器本来の響きや余韻も大切な要素です。そのため、ピアノスタジオにはバンドスタジオとは異なる音響設計を採用し、音を過度に吸収せず、ピアノを心地よく演奏できる適度な響きが残されています。
古川氏:日々の個人練習や、コンクールに向けた演奏の確認にご利用頂いております。小さなお子様向けの補助ペダルもご用意していますので、発表会の練習にもご活用いただけます。
また、マイクスタンドやミキサー、スピーカーも設置されていますので、ピアノ弾き語りの練習にも対応可能です。
スタジオノア渋谷3号店は24時間営業で、深夜帯には無人営業へと切り替わります。日中に練習時間を確保しにくいプレイヤーや、深夜に集中して楽曲制作に取り組みたいクリエイターにも利用しやすい営業スタイルです。
楽器を練習する場所、誰かに演奏を教える場所、仲間と音を鳴らす場所、そして、新しい音楽やコンテンツを生み出す場所。特定の用途にとらわれることなく、一人ひとりの目的に合わせて活用できる、幅広いクリエイターに向けたスタジオです。
古川氏:渋谷3号店は、私たちにとって非常にチャレンジングなスタジオです。明確な目的を決めてから利用するだけでなく、『ここで何ができるだろう』という気軽な気持ちで、遊びに来るような感覚で使っていただけたら嬉しいです。
館内は、ロゴやサイン、内装に至るまでスタイリッシュなデザインで統一。清潔感あふれる空間に最新の機材が整然と並び、足を踏み入れた瞬間から創作意欲がかき立てられます。多彩なスタジオ構成と最新の機材、そして個人でも利用しやすい予約システム。渋谷で楽器練習やレッスン、DJ、レコーディング、音楽制作に取り組む人にとって、新たなクリエイティブの拠点になりそうです。
ぜひサウンドスタジオノア渋谷3号店を訪れて、その充実した環境と機材を実際にご体験ください。