Sonic EQは、オリジナルのデジタルマスタリングEQとして誕生し、ついに64ビットDAWで利用可能になりました。
このEQは、ルーカスフィルムのSoundDroidプロジェクトの一環としてDr. James A. Moorerによって開発され、その後Sonic SolutionsのマスタリングDAW向けに拡張されました。2007年には、Metric Haloが設計したSonic Studio 30xインターフェース向けに再構築・強化され、最新のUIとエンジンを搭載。
そして現在、MH Sonic EQは6バンドのフルパラメトリックEQとして生まれ変わり、最新の64ビットステートスペースEQ構造と、オリジナルのSonic EQ係数を採用しています。
Sonic EQが持つ3つの特徴
1. 圧倒的なサウンドクオリティ
音楽的でありながらもパワフルな特性を持ち、どんな音源にも明瞭さと存在感を与えます。
2. 高精度なフィルター設計
高次スロープ(最大48dB/オクターブ)と極めて精密なリップル制御により、必要な帯域だけを的確に調整可能。周囲の周波数帯域に影響を与えず、ターゲットの帯域だけをクリアに処理できます。
比類なき汎用性
マスタリング、レコーディング、リミキシング、ポストプロダクション、ライブサウンドなど、あらゆる用途に対応。フォレンジックオーディオやヴィンテージトラックのリストアにも最適です。
MH Sonic EQは「不自然に見えるEQカーブでも、実際には驚くほどナチュラルな音になる」という独自の特性を持っています。
また、RIAAエンコード/デコード、DC除去、デジタルディエンファシスなど、実験室レベルのフィルターも搭載し、アナログレコードや初期デジタルフォーマットの転送にも対応します。
これまでSonic Studio 30xのハードウェアDSPにのみ搭載されていたSonic EQが、AAX、VST、AUプラグインとしてMac & WindowsのDAWで使用可能になりました。さらに、新しいレイアウト、SpectraFoo™スペクトラム解析、レベルメーターを搭載し、これまで以上に音楽的、精密、そしてパワフルなEQへと進化しています。
Sonic EQは、単なるEQではない
Sonic EQは、デジタルマスタリングEQのオリジナルとして開発され、進化し続けてきました。音楽制作、マスタリング、サウンドデザインのどんな場面でも、想像を超えるスピードとクオリティで理想の音を実現します。
これは、世界中のエンジニアが長年求め続けてきたデジタルEQの決定版です。