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リバーブの聞きどころ、見極めどころ

好評連載中の「MixがうまくなるTips」。本日は、ギターソロにリバーブ処理を施したソースを聞きながら、リバーブタイプの選び方やパラメータ設定の仕方について、感覚を養うビデオを一つ。

2012.06.06

スタッフHです。

好評連載中の「MixがうまくなるTips」。本日は、ギターソロにリバーブ処理を施したソースを聞きながら、リバーブタイプの選び方やパラメータ設定の仕方について、感覚を養うビデオを一つ。

どんなプロセッサーでも、なるべくきちんとした環境とモニタースピーカーで聞きながら効果をチェックする必要がありますが、特に難しいのがリバーブ。リバーブによって得られる広がりや奥行き、リバーブトーンの消え際などは、位相の狂いのない状態でないとチェックが難しいと言われます。モニターの幅、角度、スピーカーの周囲に壁などの邪魔なものがないか。


 

うーん、そう考えると、私の自宅などはミックス専用の部屋ではないため、壁際いっぱいまで机とスピーカーが寄せられていて、確かによく自宅でミックスしたものを別の場所で聞いたとき「あれ、こんなにリバーブ掛けたつもりはないのに…」となる事があります。

スタジオなどの環境が整った所でリバーブを触ってみると、ほんの少しセンドしただけでも広がりが感じられ、全てのパラメータがどんな効果なのかもよく分かります。やはりリバーブって難しいですね。

本日のビデオは、ぜひ「スピーカー」と「ヘッドフォン」の両方でチェックをしてみてください。センドの量に対して得られる広がり、リバーブのタイプによって変わる消え際の印象なども分かるビデオになっていますよ!

何の気になしに見ると、ただリバーブをかけてテストしただけのようにも思えますが、処理のうまいエンジニアが「さくっと」やっている陰に、いくつものTipsがあります。


 

リバーブのは「初期反射(アーリーリフレクション)」と「後期残響(テイル)」の組み合わせによって構成されています。きっとみなさまがお持ちのリバーブも、このそれぞれを調節できるものになっているでしょう。

Oxford Reverbはこのアーリーリフレクションとテイルを一本のスライダーでバランス取りができることが大きな特徴ですが、ビデオ中何度もこのスライダーに触れている点にご注目。

ビデオの4分過ぎの辺りで「タイトさが欲しい…」と語られているところもポイント。リバーブを掛けているのに、タイトに仕上げる。一見、相反するようにも聞こえますが、この絶妙な感じをエンジニアはどうやって仕上げるのか。

リバーブサウンドは「センド量」によって大きく表情を変えます。ビデオでは何度もセンドフェーダーに触れており、センドを変更した分だけ、リバーブタイムやルームサイズ、リバーブのEQやアーリーリフレクション/テイルのバランスを頻繁に調整しています。

ソロにして「どれくらいリバーブがかかっているか」をチェックするのも大事ですが、ビデオのように「ミックスの中に戻して」チェックすることもお忘れなく。

→ Sonnox Oxford 製品詳細リンク

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