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ギタリスト・関 秀樹 氏 インタビュー

2016.08.16

Jazz をバック・グラウンドに艶やかなギター・サウンドとダイナミクスあふれるファンキーなプレイに定評があるギタリスト関秀樹氏。デジタル・レコー ディングにも精通し、コンポーザー、アレンジャーとしても活躍中です。関氏はプロとして活動する以前より、ギターやエフェクト、アンプと同様にケーブルにも拘り、これまでには定番ケーブルから、数万円クラスのケーブルまで様々なケーブルを愛用してきました。そんな関氏が、更に艶やかな音を目指してたどりついたケーブルが、スイス製ケーブルの VOVOX 。その出会いの瞬間をお伝えします。

 

インタビュー

(愛用の Baker ギターをセットアップしながら)

関氏(以下 : 関)今日はケーブルの実力をしっかりと確認したいので、レンジが広い Baker を持ってきました。

(Baker ギターを sonorus にてダイレクトに Fender アンプに接続。そして1フレーズ、プレイ。するや否や、第一印象をひとこと。)

関: 太い。太い気がする。

(更に、一音一音、確かめるようにプレイしながら)

関: とにかく太さを感じるけど、ただ太いというよりも「まとまってタイトに聞こえる」感じ。結構違いますね。今まで使っていたケーブルは、自分の中で「可もなく不可もなく」と、満足して、使っていましたが、VOVOX をプレイすると、今までのケーブルの音に心もとなさを感じてしまいます。こんなに違うとは思わなかったので、びっくりしています。

(続けて、しばらくプレイ。乗ってきたようで、プレイが止まらず、質問するタイミングが...つかめません。)

関: レコーディング機材って電源を変えると驚くほどに音の輪郭や奥行きに変化がありますが、その変化と同じ印象です。過去に同様のハイエンドケーブルを試した事があって、その時も驚きましたたけど、そのとき以上に「音が自然」な感じがします。

メディア・インテグレーション(以下 MI): レスポンスはいかがでしたか?

関: 速いパッセージのフレーズなんかを弾くと違いを感じます。今までのケーブルだとどこか引っかかったような感覚があったのに、VOVOX で弾くと「指の動きにちゃんと音が付いてくる」感じがする。音やフレーズのスピード感がちゃんとアンプから出てくるような印象。歯切れのいいフレーズを弾いたときの音のツブ立ちが全然ちがいます。

MI: まだ、ケーブルのレスポンスについて意識していない方が多いのですが、一度、このレスポンスの良さ、早さを感じると、ケーブルのレスポンスの重要性に皆さん、お気づきになります。VOVOX はレスポンスもケーブルのクオリティの重要なポイントと考えています。そのため、プラグのハンドル部には特製の強化プラスチック製のハンドルを使用しています。

(持参したケーブルと比較しながら)

関: 今までのケーブルだと、ハイとローが同じタイミングで出てこない感じがありましたが、VOVOX は全ての音がちゃんと一緒に出てくるように感じます。芯の周りに太さの部分がしっかりくっ付いて出てくる感じ。ボリュームやトーンを絞ったときの変化もきっちり伝えてくれます。スピード感がとにかく素晴らしい。うまくなったような気がしてしまいますね。プレイヤーって、出てくる音に反応して、次の瞬間のプレイに繋がっていきます。出てくる音がいいと、プレイにもいい反応が起きるような気がします。

MI: それは間違いありません。数々のアーチスト、ミュージシャンのプレイに立ち会ってきましたが、聞こえてくる自分の音が良いとプレイも良くなります。

MI: 音質、トーンについてどのように感じましたか

関: 解像度が高い印象です。情報量が多いですね。ローエンドの解像度の高さ、スピード感も素晴らしいし、ハイポジションでギターを泣かせたときの響きも素晴らしい。僕の使っているギターはチェンバー構造になっているもので、ソリッドボディーに比べて少し空気感というか、鳴りが大きいんですが、その音もしっかりアンプから感じられます。これは今までのケーブルでは体感した事がなかったです。

関: 僕はギターのボリュームでドライブ量を細かくコントロールするのですが、今までのケーブルだと、ギターのボリュームつまみを絞っていくにつれて「サウンドそのものの存在感」がなくなっていく感じがあったんです。でも、VOVOX ならボリュームを半分にしてクリーントーンにしたときもちゃんとサウンドの存在感が残っている。

MI: VOVOX は可能な限り、楽器、プレイを忠実に伝えること目的としています。sonorus では厳選した銅を素材に独自の結晶化プロセスを経て製造された単線を使用しています。加えて、独自のファブリック、プラスチックが外来ノイズを抑えます。それらにより、高解像度な音を実現しています。

関: ケーブルによる色づけやキャラクター分けをしているブランドもあるけど、色づけやキャラクターはプレイヤーの弾き方(演奏)から生まれるものと思うんです。その点、VOVOX はギターの音をそのままを出してくれる。細かいニュアンスをきっちり表現したくなる音がでてきます。このギターとは付き合いも長いのですが、やっとこのギター本来の音が出てくれた、という印象です。パワー感のあるケーブルや高音がキレイなケーブル、様々ですけど、VOVOXは楽器のポテンシャルをトータルで引き出してくれます。

MI: あらためて。ご自身の楽器の魅力を再発見ですね。また、VOVOX は単線をコアにするケーブルで問題になる柔軟性も確保されています。

関: 取り回しもいいですね。ハイエンドなケーブルってどうしても固かったり、ケーブル自体が重かったりと、プレイアビリティーに「難あり」なものが多いのですが、VOVOX はそういう所がまったくない。 取り回しもいいし、見た目もオシャレ。それに、この軽さも嬉しいポイントですね。

MI: では最後に一言。

関: これ、本当にいいですね。僕、買います。

 

プロフィール

関 秀樹 氏

ギタリスト

1979年生まれ。Jazz ギタリスト岩谷耕資郎氏に師事、Martin van der Grinten や Ed Verhoeff らオランダトップ ミュージシャンの指導を受け幅広いジャンルを演奏する。アニソンの帝王 水木一郎氏が歌う企画ソングやゲーム「クロヒョウ 龍が如く新章」サウンドトラックでのギター レコーディング、松竹ブルーレイセレクション CM などへの楽曲提供、また全国での DAW・SONAR やエフェクツブランドの老舗 BOSS のデモ / セミナーなど多岐に渡り活動。Soul/R&B の楽曲を軸にしたリーダーバンド「NuSoulFields」でも精力的にライブを行っている。

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