Apogee Ensemble Thunderbolt、Elementがアップデート!新機能Logicダイレクトモニタリングを検証する
2017.08.03
スタッフウェーブでございます。
先日導入したApogee Ensembleを使い出して早数週間、Thunderbolt接続環境になりレイテンシーも気にならず、楽しく録音をしたり、作業をしております。かなり満足をしていたところにApogeeからさらに嬉しいニュースが発表になりました!
Logic 10.3.2以降でApogee 「Ensemble」と「Element」を使用する場合、Logicにダイレクトモニタリング機能が追加になりました!特別な設定は必要無く、Logic 10.3.2と最新の「Apogee Control」をインストールだけで、Logicのミキサー内にあるAudio Deviceの中に「ダイレクト」が追加されます。
ダイレクトモニタリングの切り替えはその「ダイレクト」を押すだけで切り替えができます。
せっかくですので、実際にダイレクトモニタリング機能がどれぐらいなのか歌って試してみたいと思います。Logicのバッファーサイズを最大の「1024」にしてまずはそのままモニタリングしてみます。当然ですが到底歌える状況ではないレイテンシーが発生しています。
気を取り直して、ミキサー内にある「ダイレクト」を押してみます。なんと押した瞬間にズレていた声が正しくモニタリング出来る様になりました。さらにバスに送っていたSonnox Reverbもちゃんとモニターすることが出来ました。
通常ボーカルレコーディングをする際は、ドラムやベース、コード系の楽器など、いくつもの楽器達が並んでいる状態になっており、さらにすでに音作りをしている場合はたくさんのプラグインがインサートされていると思います。この時点で動作が厳しい場合、普通であればバッファーサイズを大きくして、CPUの負担を軽減させて使用していると思います。皆さんもボーカルレコーディングの度にバッファーサイズを変更して作業している方は多いと思います。
このバッファーサイズを変更する作業、結構な負担になります。私は本当にこういう細かい変更が大嫌いです。しかしこのApogeeとLogicの「ダイレクト」機能を使用して貰えれば、ボタンを押すだけでレイテンシーの無いサウンドでモニターが出来るので非常に効率的に作業を進めることが出来ます。もうあの煩わしいバッファーサイズの変更が無くなるだけで相当なストレスフリーになります。
「ダイレクト」機能はマイクでレコーディングをする楽器に有効な機能でございます。是非、Logicユーザーの皆様、Apogee「Ensemble」、「Element」の導入をご検討いただければと思います。
Ensemble Thunderbolt製品情報
Ensemble
Elementシリーズ製品情報
Element 24
Element 46
Element 88