Spectrasonics User Stories...

青木繁男氏インタビュー

Interviewインタビュー

Spectrasonics製品のお気に入りポイントを教えてください。また、どのようなシーンで活用されていますか?

 Omnisphereのサウンドは、他に類を見ないインスパイア・サウンドだと思います。何も考えずOmnisphereのサウンドを聴いていると、ふと楽曲のイメージが浮かんでくる事が多いですね。また、サウンドを聴いているだけで絵が浮かんでくるシンセサイザーとしても気に入っています。

Cubaseで楽曲制作をスタートするテンプレートのプロジェクトには必ずTrilianがアサインされています。Trilianのベースは全てのジャンルをカバーできることと、素早くかつ高音質の音色を的確に呼び出せるため、ほとんどの場合最初に選択した音色を楽曲の完成まで使用していますね。

Stylus RMXはループサウンドを様々な形で使用していますが、テンポ自由自在に指定できるのはStylus RMXだけですね。どの楽曲でもマッチするコンテンツが入っているので、クリエイターの手を止めなさせないところが気に入っています。Spectrasoncis製品はあらゆる楽曲に使用できますが、あえてシーンを挙げるのであれば「イメージを具現化する時」に最も使用する事が多いシンセサイザーでしょう。

 

今回ご提供いただいたデモソングで、Spectrasonics製品をどのように使われましたか?

今回の楽曲はイベントなどのオープニングSEをイメージして作りました。SEの制作時は必ずSpectrasoncisを使用します。音の先に見える期待感や想像を音で表現できるインストゥルメントだからです。パッドやピアノなどのウワモノは全てOmnisphereです。どのサウンドも想像力を高める音なので、まずは音色を選択しパッドを入力した後、ピアノなどを重ねました。ベースは3つ使用していますが、これもTrilianのシンセベースとエレクトリック・ベースを使用しています。十分過ぎる迫力なので、ほとんどエフェクトは使用していません。ループはStylus RMXのカオスデザイナー機能を使って、ランダムに生成されるビートから気に入ったものが出てくるまで制作を続けました。

 

StylusRMX_ChaosBuzz_Small_s

 

カオスデザイナーのサウンドは一期一会だと思っていますので、オートメーションなどは使用せず、リアルタイムで触りながらオーディオトラックに録音します。カオスデザイナーを使用しないパートはMIDIデータで再生を制御し、全体の土台を作っています。

ミックスを行う際は各パートをマルチでミキサーに立ち上げて作業を行いました。各パート毎にWavesやSonnoxといった強力なエフェクトを使用することで、さらにSpectrasonicsを引き立てることができます。


 

青木繁男 プロフィール

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Diosta所属。

裏で支えるマニピュレーターから、次世代のマニピュレーターの在り方を提示した第一人者。アーティストへの楽曲提供ほか、イベントや番組のテーマ楽曲制作、高橋美之をはじめとする若手アーティストへのプロデュースを務める。


 

リリース情報

2012年11月21日 寺島拓篤 magic words
LACM-14025/税込価格¥2,000/Lantis