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The Trombone 3
Giorgio Tommasini & Peter Siedlaczek

製品の説明

20150224_SampleModeling_TheTrombone3

サンプリングとモデリング技術を組み合わせることで、トランペット、アルト & テナー・サックス音源に新しい次元の表現力をもたらしてきたSample Modeling。それでも、ホーン・セクションを完成するには足りないものがありました。そう、トロンボーンです。

オラトリオなどの宗教音楽、マーチング・バンドのファンファーレ、映画音楽のオーケストレーションから、ブルーズ、ファンク、R&B、ロックまで、ホーン・セクションのアレンジメントにトロンボーンは欠かせません。

ではなぜ、もっと早くにトロンボーン音源をリリースしていなかったのでしょう?それは、トロンボーンにはトランペット以上に再現の難しいスライド表現が求められるからです。その実現には、新しい技術の開発が必要でした。


2014年4月、Tromboneがバージョン3に進化しました。複数のマイクロフォンを使って無響室で新たにサンプル収録を行い、楽器が持つ音質そのものに加えてその放射パターンも収録しました。独自の「ハーモニック・アライメント」により、ダイナミクス全域で途切れのない自然な変化を実現しています。初期反射とプリ・ディレイのパラメーターを調節することで、楽器本来の音色に加えて、仮想空間も表現することが可能です。その結果さらに表現力が向上し、豊かなトロンボーンの音色を実現しています。


新しい技術による、新しい表現力。

The Tromboneでは、The Trumpetで世に驚きを与えたサンプル・モデリング技術に加え、新しい技術が導入されました。たとえば、あらゆるダイナミクスに追従する連続的な音色変化を実現するために開発された、新しいハーモニック・アラインメント技術。なめらかな音色変化に対応しながら、トロンボーン特有の鋭利なサウンドも保持するために、様々なテクニックが統合されています。

無響室で複数のマイクを使ってレコーディングされた音素材と、特別な方式で分離保存されたアーリー・リフレクションのインパルス・レスポンスを組み合わせることで、楽器そのもののサウンドをフル・ボディで捉えながら、サウンドの放射パターンや自然な空気感を加えることに成功しました。


各楽器(2種類のテナー、バルブトロンボーン、バストロンボーン)のサンプルは、プロのプレイヤーによる半音単位の演奏を、さまざまなダイナミクスで収録しました。レコーディングは無反響室にて、最新の技術を用いて行いました。すべてのサンプルは24bitで、8秒以上の長さを持ち、ループ処理はしていません。

サンプルの合計は714MBですが、The Tromboneにおいて容量はあまり重要ではありません。The Tromboneの再生音は、トロンボーン演奏の解析に基づくアダプティヴ・モデルによって生成されます。特許を取得したモーダル・レゾナンス・インパルス・レスポンス。革新的なサンプル・モジュレーション。高度な人工知能技術によるMIDIプロセシング。その組み合わせにより、ビブラート、レガート、ポルタメント、トリル、ビブラートを含んだエンディング、シェイクといったさまざまな奏法、アーティキュレーションに対応しています。

特徴

最大6半音に渡るグリッサンドを演奏可能

エクスプレッション・ペダルなど、連続的なCCに追従して、息の強さを変えた時のように反応する音色。1音を押さえたまま他の音程を弾いたり離すだけで自然な演奏になるトリルやシェイク。キースイッチを押すだけでフレーズのエンディングに付加できるビブラート、フォールなど、さまざまな音の消え方。パズルのようにサンプルを組み合わせるのではなく、鍵盤、ペダルやブレス・コントローラーで「演奏」する「楽器」。それが、The Tromboneです。

The Tromboneでは、新しいスライド再現技術が導入されました。トロンボーンは、最大6半音に渡るグリッサンドを演奏可能ですが、サンプル・ベースの音源で自然なグリッサンドを実現することは困難でした。The Tromboneでは、新しい「ハーモニック・アラインメント」技術を開発することで、自然なスライドの再現を実現しました。ピッチベンドを上手く操作すれば、超リアルなスライド効果を生み出すことができるでしょう。ピッチベンド操作は苦手、という方も安心してください。高度なMIDIプロセシング・エンジンにより、音が重なるように+/-3半音以内の音程間隔でレガート演奏すると、自動的に連続的なグリッサンド音が挿入されます。


ライブラリーではありません。「楽器」です。

The Tromboneには、NI Kontakt Player のライセンスが含まれているので、サンプラーなどを別途購入する必要はありません。(The Tromboneのご使用には、NI Service Centerによるオンライン・アクティベーションが必要です。)


Trombone 3の新機能

新しい初期反射のアルゴリズム
新しいER(Early Reflections)アルゴリズムは、無響室に設置された複数のマイクロフォンから得られる情報を解析して作られました。放射のパターン、仮想空間の実現、豊かな音質の再現に成功しています。

バーチャル・サウンドステージ
この新しい機能により、寸法の決まっていない仮想空間に楽器を配置、初期反射、プリ・ディレイ、定位、認知距離アルゴリズムをリアルタイムで変更することで楽器のポジションを変更できるようになりました。実際の空間で演奏した場合に問題となる残響音はなく、最適な仮想の音響空間を再現することができます。これらの作業は、高品質なコンボリューション・リバーブを提供するKontakt Player 5上で行うことができます。

リアルタイムの音色調整
この革新的な新機能は、個々の倍音成分または倍音成分全体の強さにリアルタイムに作用することで、事実上無制限の音色のバラエティーをサンプル・ベースの楽器に加えます。これはグラフィック・イコライザーとは異なり、調整バーは固定の周波数にアサインされているのではなく、演奏された音の最初の10個の倍音に作用します。その結果、影響を受ける周波数は、ノートのピッチによって代わります。つまり例えば、バー#1を上げると、演奏された基音の周波数をブーストし(最初のハーモニクス)柔らかい丸みのある音になります。バー#3から#5を上げると、対応する倍音成分の密度を上げ、より「鼻にかかった」音になります。

マイクロ・チューニング
もう一つの新しい機能はマイクロチューニングです。個々のキーにリアルタイムで適用可能で、中東の音楽やアジアの音楽には不可欠な、西洋音階ではないスケールの演奏に便利です。

エクスプレッション・マッピング
ユーザーがGUI上に線を引いて調整することができるエクスプレッションCCコントロール機能の追加で、ダイナミクスのコントロールを微妙に変化させることが可能になりました。特にブレス/ウインド・コントローラーのようなデバイスを使っているときに有効な機能です。

息のアタック
とても小音量で最も低いと最も低いベロシティーで演奏すると、トロンボーンの音の前に、とてもリアルなブレス・ノイズが入ります。

ユニゾン・アンサンブルのIR
インパルス・レスポンスを楽器ごとに収録、複数の楽器が同時に演奏されたときに起こる不自然な位相変化の問題を減らし、ユニゾンを同じMIDIトラックで演奏させることができます。

ユニゾン・アンサンブル・マルチ
リアルなアンサンブルを単一のバーチャル・インストゥルメントから作るには、MIDIトラックを別々にしたとしてもユニゾンでプレイしたとしても。特別な配慮が必要です。新開発の「アンサンブル・メーカー」は、時間軸に作用し、ピッチ、フェーズ、ピッチベント、ベロシティー、ポルタメント・タイムを楽器毎に変化させ、一つのMIDIトラックからトリガーされたとしても、各インストゥルメントが別々のミュージシャンが演奏したように聞こえる工夫が施されています。プリセットで保存されている、3つの新しいトロンボーンを含む、アンサンブル・メーカーと、コンボリューション・リバーブのおかげて、Trombone 3を購入してすぐにリアルなユニゾン演奏を楽しむことができます。


その他の仕様

  • ベロシティ・リマッピング:皆が完璧なMIDIキーボードを使用していれば良いのですが、現実はそうではありません。The Tromboneには、ベロシティにばらつきのあるMIDIキーボードの入力を自動的に認識して補正する機能が導入されています。
  • パフォーマンス・キースイッチ:The Tromboneは、エクスプレッション・ペダル、ピッチベンド、モジュレーション・ホイールの組み合わせで様々な表現が可能ですが、それでもアーティキュレーション、フレーズによっては、リアルタイム表現が困難な場合があります。そんな時は、鍵盤の低音域にアサインされた、キースイッチを活用してください。スフォルツァート、クレッシェンド、スライド、ヴィブラート・エンディング、いろいろなリリースなど、様々な表現が可能になります。それぞれ、単なるサンプル切り替えではなく、サンプル・モデリング技術で音色を変化させるので、同音を連打しても同じ音が続けて鳴ることはありません。
  • 様々なレガート奏法:トロンボーンにはスライドの有無によって異なるレガート/ポルタメント奏法があります。それぞれ異なる倍音共鳴が発生するため、音色は異なります。The Tromboneでは、それぞれを独自のアダプティブ・モデルで再現可能です。まず、音程移動時に2つの鍵盤を重なるように演奏すると、自動で連続的なポルタメント音が挿入されます。非連続的な音を入れたいといは、1音1音レガートですばやく演奏することもできますが、キースイッチを併用すれば、自動で非連続的なグリッサンド音が挿入されるだけでなく、自 然な倍音共鳴も再現されます。
  • ミュート & ワウ:The Trumpet同様、The Tromboneも様々なミュートのサウンドを再現可能です。ストレート、カップ、バケット、ハーマン、ハーマン+ステムから弱音器の種類を選んでください。各弱音器の特性をとらえたインパルス・レスポンスにより、真実味のあるミュート演奏が可能です。キースイッチ(A#0)を押すとCC11で弱音器の位置を動かせるプランジャー・ミュート・モードとなり、ワウワウ演奏を行うことができます。
  • ブレス/ウインド・コントローラーに対応:The Tromboneのご使用には、ペダルなど連続的なCCを出力するデバイスが必須となっていますが、ブレス・コントローラー、ウインド・コントローラー(Akai/Yamaha)をお持ちの方はさらに自然な演奏が可能となります。ウインド・コントローラー・モードを選ぶと、息によるノートOn/Offや音色の変化、バイトによるピッチの変化など、CC設定が最適化されます。

The Trombone ダウンロード版

通常価格
¥24,948

仕様・動作環境

Sample Modeling Kontakt 動作環境

Kontakt Engine製品

Frehch Horn & Tuba、The Trombone 3、The Trumpet 3

Kontakt 5.5/KontaktPlayer 5.5

  • Mac OS X 10.9-10.12
  • Windows 7/8
  • AU、VST (2.4) 、AAX Native (ProTools 10以降) 各32/64bit、、スタンドアローン*
  • *要Core Audio(Mac)/ASIO、WASAPI(Win)ドライバー対応のインターフェース
  • Core2Duo 2GHz以上のプロセッサ
  • 4GB以上のメモリ(6GB以上を推奨)
  • MIDI CC#11の送信が可能なMIDIコントローラ(必須)

*KontaktPlayerはNativeInstruments社のサイトより無償にてご入手いただけます。

その他、基本的な動作環境は、各ホスト・アプリケーションの動作環境に準じます。本製品をご使用いただくにはインターネット接続環境が必要です(インストーラのダウンロード、およびオーサライズ時)。 製品の仕様・動作環境、および価格は、予告無く変更となる場合があります。

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