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e-Motion LV1ライブ・コンソール 導入レポート

2020.08.28

イントロダクション

2019年のWaves Live SuperRack発売後、いち早くコンサートの現場にSuperRackシステムを導入、ライブミックスで積極的にWavesプラグインを活用してきたサウンド・エンジニア集団ライブデートだが、2020年6月、今度はWaves Liveの先進的なライブコンソールであるe-Motion LV1を自社機材として導入して頂いた。

ライブ業界全体に深刻な影響を及ぼしている新型コロナウイルスの蔓延が収束する糸口が見えないなか、早速LV1を配信用のミックスを中心に活用されているとのことだったので、代表の青木氏、サウンドデザイナー佐々木氏、澤田氏にお話しを伺った。


コンパクト、ハイクオリティー

MI

e-Motion LV1を導入されたきっかけをお聞かせください。

青木 繁男 氏(以下 青木)

今回のコロナ騒動の影響で、本来の会場で本来のライブが行えなくなりました。その後配信の業務をいくつか担当したのですが、スタッフの人数制限や配信を行うスタジオ、ライブハウスというのが予想外の制約でした。通常PAは数人でカバーしますが、場合によっては1人のみと制限をかけられてしまう現場もありました。また会場もライブハウスでなく、リハーサルスタジオや小規模のライブハウスでの配信になるケースがあり、常設のコンソールではカバーできない事が多くみられました。そこで少人数でも運搬運営が可能で小スペースでも変わらないクオリティを出せるコンソールを探したところ、e-Motion LV1が真っ先に浮かんだ訳です。弊社のPAチームは普段からWAVESプラグインを多用しオペレートを行っています。つまりいつもと変わらない音質をリスナーに届ける事が可能な訳です。

MI

e-Motion LV1は発売後それほど時間が経過していない新しいタイプのコンソールです。まだまだユーザーが多いとは言えませんが、不安はありませんでしたか?

澤田 拓郎 氏(以下 澤田)

ライブ現場においては、ほぼ完全にデジタル卓に移行したと言える昨今、​どのメーカーの卓も元を辿ればコンピューターベースでしょう。それぞれの使い方にいかに慣れるか、使い熟す術を身に付けるかだと思いますので特別に不安は感じておりません。コンパクトさを重視した為フェーダー数は限られますがそこはカスタムレイヤーとユーザーキーを駆使すれば十分対応可能です。

MI

導入されたe-Motion LV1のシステム構成を教えてください。

青木

コントロール・サーフェイスとして機能を担うWindows PCであるAxis One、プラグインDSPサーバーのExtreme Server-C、I/OのSound Studio STG-1608とSTG-2412(合計で40in/20out)を基本としつつ、MADI環境で使用できるようにDiGiGrid MGBも所有しています。これらをネットワークスイッチであるDigicom社製RED Link10を介してLANケーブルで接続しています。そしてタッチパネルチスプレイにはDELL P2418HTを選びました。非常に非常にコンパクトなシステムです。

MI

普段、e-Motion LV1システムはどのような仕事で使用されているのですか?

佐々木 優 氏(以下 佐々木 )

現在は配信ライブが主立っています。会場のPAシステムを鳴らしつつ同時に配信をするというケースもありました。そのとき、会場に常設のコンソールで鳴らしたメインスピーカーの音と、LV1でミックスして鳴らした音の違いに、会場のスタッフも驚かれていましたね。解像度がすごく上がったというか、全く別物でした。


ライブミックスで愛用されるプラグイン

MI

愛用のプラグインと、そのプラグインを気に入っている理由をおしえてください。

佐々木

そうですね。いろいろありますが、よく使うものはこんな感じです。


VEQ-4

NEVE1081をモデリングしたEQです。効きがとても良く艶やかで気持ちいいです。


CLA Classic Compressors

Urei1176/LA2A/LA3Aをモデリングしたコンプです。それぞれのカラーを生かして積極的に音作りができるコンプ達ですね。


SSL E-channel

こちらもSSLコンソールのモデリングですね。 このEQの効きもとても好みです。コンプも気に入っていて太鼓類にパンチを加えるのに使ったりします。


Primary Source Expander

ライブミックス用のエキスパンダーです。ヴォーカルマイク等への楽器の被り音などをかなり優秀な精度で滑らかに減衰してくれます。


H-reverb Hybrid Reverb

超多機能リバーブです。色々できてしまうが故に迷うこともありますが… 実音に付いてくる立体感には驚きました。


ほぼ全てのプラグインを所有しているので、他のプラグインももちろん使います。紹介したものはモデリング系が多くなりましたが、実機がどうとかは特に関係はなく、使った感触として操作しやすく効果的なものを挙げさせていただきました。


配信のミックスで映える機能

MI

e-Motion LV1で特に気に入っている機能があればおしえてください。

澤田

Bus to Busのルーティングができることと、S1を使った効果のようにStereoチャンネルのPANでwideとローテーションを調整できる事です。これらは既存のPA卓においてはあまり多くない機能で、どちらかと言うとDAW上の考えから装備された機能だと推測します。配信のミックスにおいては特に効果を発揮できると思います。

MI

他の卓と異なる運用上の注意点はありますか?

澤田

他の卓を扱う時と注意すべき点はほとんど変わらないと思います。特徴的な部分にフォーカスするならばライセンスは忘れずに、でしょうか。(笑)​あとは電源投入後はインベントリウインドウでI/OとクロックマスターとDSPサーバーが正しく機能しているか確認する事は必須ですね。

MI

e-Motion LV1はタッチパネルの操作が主ですが、物理的なコントローラーは必要ですか?

佐々木

弊社ではFIT Controller for e-Motion LV1を導入予定です。ライブオペレートでは指先ばかりを見ている訳にもいきません。演者だったりレベルメーターだったり他に気を配る必要があります。タッチディスプレイで特定のフェーダーを追いかける動作も可能なぐらいには使いやすくなっていますが、物理フェーダーがある事でより繊細で効率的なオペレートが期待できます。

MI

Waves LV1システムへの要望があればおしえてください。

佐々木

これはSoundGridの規格自体の要望になってしまいますが、システムリダンダントを追加して欲しいです。100m近くの引き回しが必要になるような現場であると何が起きてもおかしくありません。オペレーターの不安を軽減するためにも必要な要素の一つだと思います。更に現状実機を使用してのみデータ作成ができるのですが、PC上でのオフラインソフトウェアをなるべく早く開発して頂きたいと思います。 各々の現場において必要なデータ作成は従来のコンソールデータを作成する事と同じだと思いますので。

MI

実はDS Proという新しいメーカーから、SoundGrid動作検証済みで、電源、回線共に2重化されたスイッチが発売される予定です。こちらも期待できますね。あと、一番重要なエンジンとなるSoundGrid Extreme Serverもリダンダントできますね。

MI

最後に、WAVESというメーカーに対するイメージをお聞かせください。

澤田

特に近年では様々な用途で使える新しい発想の便利なプラグインやソフトウェアをどんどん開発していると感じます。勿論良いプラグインとされているものは他社にも数多くあり、それらの良さは我々も知っていますが、WAVESはあらゆるシーン(レコーディング、PA、配信、その他なんでも)においてシームレスでスピーディーに対応できる用意をしてくれているのではないでしょうか。


取材協力:株式会社ライブデート

Sonar Pocket、MY FIRST STORY、ヨルシカ、Fear, and Loathing in Las Vegas、Ms,OOJA、Northenr19、FOMARE、COUNTRY YARD、SIX LOUNGE、Survive Said The Prophet、tricotを始め様々な分野でサポートを行なっている。また昨今のバーチャルライブ「初音ミク」「あんさぶんるスターズ!」もMPチームが担当している。


このインタビューの詳細版が、プロサウンド誌2020年10月号に掲載予定となっている。こちらもぜひお楽しみ頂きたい。

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