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コンプレッションとEQでリバーブとディレイを改良する7つのコツ

2019.11.27

コンプレッションとEQでリバーブとディレイを改良する7つのコツ

リバーブとディレイはミックスに個性を与えますが、「設定して忘れる」ままにしないようにしましょう。曲の個性をうまく引き出すために、EQ、コンプレッション、その他のプロセッサーを使用して豊かなFXテールを実現する方法を学びましょう。

リバーブとディレイは、ほとんど全てのミックスで重要な要素です。それらを創造的に使用する選択肢はたくさんあります。バラードのボーカルに豪華な雰囲気を作り出したり、異なるスタジオで録音されたトラックにルームリバーブを使用してサウンドを統一感のあるものにしたり、リードボーカルにスラップバックを追加したり、コンサートホールで演奏されたかのようなリードギターサウンドを作ることもできます。

トラックにリバーブやディレイをインサートするのは簡単ですが、多くの場合プロのミキサーは、コンプレッション、EQ、さらにはモジュレーションエフェクトを使用して、FXサウンドをリスナーにとってより魅力的なものに加工しています。

この記事では、リバーブとディレイを次のレベルに引き上げるための7つのテクニックをお伝えします。

1.ボーカルのリバーブをダッキング

リードボーカリストまたはリード楽器にリバーブをかける際に効果的なのは、コンプレッサーを使用して、シグナルが存在する時にリバーブを自動的に低減(「ダック」)し、歌詞またはメロディラインが終わってシグナルが無くなった時にリバーブを鳴らすやり方です。このテクニックを使用すれば、ミックスでボーカルが前に出て歌詞が分かりやすくなり、かつドライになりすぎることがありません。

このダックドリバーブと呼ばれる手法を行うには、AuxトラックにWaves Abbey Road Reverb Platesなどのリバーブプラグインをインサートし、その後段にコンプレッサーを加えます。オーディオトラックのリバーブセンドをお好みで調整します。次に、コンプレッサーのサイドチェーンをトリガーするため、ボーカルトラックからのセンドを作成します。シンガーが歌っている時はコンプレッサーがリバーブの音量を落としますが、歌が止まるとコンプレッサーも停止し、停止している間はリバーブが完全に元の状態に戻ります。

ここでのWaves Abbey Road Reverb Platesは、Waves H-Compressorによって変化が加えられています。Waves H-Compressorは、ボーカルのサイドチェーンのフィードによってトリガーされます。

コンプレッサーのレシオを比較的低く(2:1から5:1の間)設定します。 スレッショルドを調整して、ダッキングエフェクトのレベルを変更します。遅めのリリースがお勧めですが、求めているサウンドが得られるまで色々試してみてください。リリースタイムが速すぎるとポンピングが発生する可能性があるため、次のノートまたはビートまでダッキングが保持できる位に十分に遅く設定することをお勧めします。

ディレイにもこれと同じ手法が使えます。リバーブと同様に、適切なコンプレッションのバランスを見つけ、曲に最適となるようにアタックとリリースを調整します。これを行えば、メロディラインの終わりにディレイが入ってくることで、ボーカルまたはリード楽器のメロディラインを前に出し、輪郭のあるサウンドにすることができます。

ディレイを使用する場合、このエフェクトが上手く機能するにはボーカルのメロディラインの間にある程度のスペースが必要であることに注意してください。スペースが無い場合、コンプレッサーがリリースされた後、ディレイのテールが発生する時間が十分に取れません。

2.ディレイとエキスパンダーのトリック

前述と同じディレイありのセットアップを使用し、コンプレッサーの代わりにエキスパンダーを使用すると(同様の機能を持ちますがエキスパンダーよりも柔軟性の低いゲートを使用することもできます)、逆の効果が得られます。ボーカルまたは楽器のメロディラインがある間はディレイを通過させ、無くなるとカットします。

Waves Scheps Omni Channelのエキスパンダーは、この目的に適しています。ボーカルトラックの出力をサイドチェーンの入力に送ります。サイドチェーンシグナルが存在しない場合に、エキスパンダーがディレイからの出力を完全にミュートするようにスレッショルドを設定します。

アタックタイムを速めに設定し、リリースタイムは色々実験してみて下さい。エキスパンダーの開きが速すぎると、メロディラインの終わりで明らかなディレイのカットオフが聞こえてしまいます。

最初に設定を行う際にはボーカルとディレイをソロにしていても構いませんが、ミックスの中で聞いた場合にどう聞こえるかも確認するようにしてください。他の楽器と混じるとディレイのカットオフが思ったよりも聞こえない場合があります。

Scheps Omni Channelのエキスパンダーモジュールは、ボーカルのメロディラインの終わりでディレイを遮断するのに適しています。

Scheps Omni Channelのエキスパンダーには、歌詞またはフレーズの終わりでシグナルを減衰させる量を設定するフロアパラメーターがあります。トランジションをよりスムーズにするには、エキスパンダーが完全に閉じないようにフロアを設定します。

3.ビッグドラムルームリバーブ

自然な残響のない地下室でドラムを録音した場合でも、リバーブとコンプレッサーを使用して、ライブなサウンドの広い空間で録音されたかのように聞かせることができます。

Waves Abbey Road Chambersは、こうしたルームモデリングの用途に最適で、タイル張りの部屋や石造りの部屋など、いくつか異なるタイプの部屋を選択できます。まず、個々のドラムトラックやステレオドラムミックス、またはループを送るAuxトラックにリバーブを入れます。そしてその後段にコンプレッサーをインサートします。

ルームもしくはチャンバーリバーブを選択し、比較的短いディケイタイム(「RT60」または「リバーブタイム」とも呼ばれます)を設定します。(0.75〜1.5秒) コンプレッションレシオを高く設定(約10:1)し、大幅なゲインリダクションを得られるようにスレッショルドを設定して下さい。

アタックは、速い設定(一番速い設定から約4msの間)にする必要があります。アタックが速くなればなるほど、トランジェントがより抑制されます。

ここでは、auxトラックの Abbey Road Chambersリバーブの後にH-Compがインサートされ、リバーブの効果が強調されています。

コンプレッサーのメイクアップゲインを上げるほど、エフェクトの音量は大きくなります。極端な設定では、”John Bonham”のようなルームサウンドが得られます。出力を歪ませずにメイクアップゲインを上げることができない場合は、スレッショルドを下げるか、レシオを上げて効果を強めます。

4.ボーカルリバーブを歪ませる

リバーブに激しさと力強さを加えたい場合には、Auxトラックのリバーブの後にディストーションエフェクトをインサートすると非常に効果的です。ボーカルそのものではなくリバーブに歪みを加えるので、効果は想像よりも繊細なものになります。

Auxトラックにリバーブをインサートし、その直後にWaves Manny Marroquin Distortionなどの歪み系プラグインをインサートします。ディストーションを完全に下げてから、好きな音になるまで上げていきます。

Waves Manny Marroquin Distortionは様々なディストーション、EQ、エンベロープパラメーターを備え、ボーカルリバーブに変化を加える用途に最適です。

Marroquinプラグインには、ディストーションレベルスライダー、ダイレクトレベルスライダー、ドライブノブなどのディストーションの量をコントロールするパラメーターがいくつかあります。ダイレクトレベルを全開、ディストーションレベルを半分、ドライブを半分のセッティングから始めると良いでしょう。 Marroquin Distortionは、ディストーションプラグインとしては珍しく、アタックとリリースのコントロールがあります。両方とも、半分位から始めてみて、好みに合わせて調整してください。

5. リバーブのセンド/リターンのイコライジング

EQは、曲に合わせてリバーブを調整するのに非常に役立ちます。リバーブのリターンのボトムエンドを上げすぎると、ミックスの中低域が濁ってしまいます。ほとんどの場合、リバーブからローエンドをEQでかなり削っても、大きな損失にはなりません。ハイエンドを少しカットして、ウォームで、耳障りな音や歯擦音の少ない音にすることもできます。

通常はリバーブのEQコントロールでカットできるため、必ずしも個別のEQをインサートする必要はありません。たとえば、H-ReverbにはフルEQモジュールが組み込まれています。また、ダイナミクスコントロールセクションもあるため、前述のコンプレッションリバーブエフェクトを1つのプラグインで実行できます。

Waves H-Reverbには、強力なビルトインEQセクションなど、リバーブを成形するためのさまざまな機能が用意されています。

個別にEQを使用する場合、リバーブの前にEQをインサートすればオーディオシグナルに対するリバーブのレスポンスを調整できる他、必要に応じて後段にEQをインサートしてリターンの信号をクリーンアップしても良いでしょう。

6.アビーロードのように

いわゆる「アビーロードカーブ」は、アビーロードスタジオで長年使用されてきたリバーブのEQ設定です。設定は比較的簡単です。リバーブの前にEQプラグインをインサートし、ハイパスフィルターで600Hz以下をロールオフし、ローパスフィルターで10kHz以上をロールオフします。12dB/オクターブのフィルタースロープから始めて色々試してみて下さい。

ここでは、「アビーロードカーブ」に設定されたWaves H-EQを見ることができます。特にリバーブシグナルのローエンドが大幅に削られています。

極端な解決策のように思えるかもしれませんが、この方法で、トラックに素晴らしいアンビエンスを加えるのに十分な情報量を残しつつ、ローエンドとハイエンドの歯擦音でリバーブがミックスを濁らせるのを防ぐことができます。

このカーブはどのリバーブを使っても良いサウンドになりますが、実際のアビーロードスタジオのリバーブユニットと、その空間の正確なエミュレーションができるWaves Abbey Road ChambersまたはAbbey Road Platesを使用すると、さらに本物のようなサウンドが得られます。

7.ディレイの処理

アナログおよびテープのディレイ(およびそれらをエミュレートするプラグイン)が非常に人気がある理由の1つには、周波数的にディレイのシグナルとドライシグナルが同一ではない、ということがあげられます。特に、ハイエンドはロールオフされます。テープディレイでは、タップが連続するごとにさらにロールオフされ続けます。ほとんどのリスナーが、このウォームな音を心地よいと感じます。

Waves Manny Marroquin Delayは、オンボードのディストーション、リバーブ、フェイザー、ダブリングエフェクトが含まれており、ディレイの後に追加のプラグインをインサートする手間を省きます。

ディレイをEQ処理し、ハイエンドをカットすることで、普通のデジタルディレイサウンドをよりビンテージな雰囲気に仕上げることができるのです。リバーブと同様に、ディレイテールのローエンドをカットすることで、ミックスの中低域の濁りを解消することもできます。

Auxセンドにディレイを加えることは、ディレイシグナルを変化させる他のたくさんのエフェクトを試す良い機会になります。Auxトラックのディレイの前後にインサートしたものは、ドライシグナルではなくディレイシグナルにのみ影響を与えるため、モジュレーション、ピッチエフェクト、ディストーションを試す余裕が生まれ、可能性がとてつもなく広がります。

クリエイティブに様々なテクニックを試してみましょう! 何を思い付くかなんて分からないのです。

リバーブとディレイのミキシングについてもっと知りたい場合は、ここでミックスに深みを追加するためのヒントを見ることができます。 ヒントを直接受け取りたい場合はこちらのニュースレターを購読してください。

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