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My Favorite WAVES – 藤原 暢之 氏

2017.06.22

Reviewer

藤原 暢之

Fujiwara Nobuyuki

Recording Engineer

ベイブリッジスタジオ〜キーストーンスタジオなどを経て、 フリーランスのレコーディングエンジニアとして活躍中。 ゆず、米米 CLUB、野宮真貴らのアーティストや、サウンドトラック、 ゲーム音楽など多数のレコーディングを手がける。

Owns Bundle

Mercury

SSL4000 Collection

Abbey Road Collection

Favorite Plug-ins

Favorite 1
SSL4000

全チャンネルにインサートするほど好きで、どこに行ってもこれがあれば安心と安定をもった作業ができます。

Favorite 2
CLA Classic Compressor

これが登場したとき「ああ、やっとプラグインでも本物のコンプが出てきたな」と思いました。

Favorite 3
MV2

これは欠かせないプラグインです。わずかな調整で狙った通りに音が立ってくれる。

Favorite 4
Maserati GRP

ゆず、野宮真貴さんなどここ最近で手がけた作品では、常にこのプラグインをマスターに使用していました。「自分の中にまったくないキャラクター」だったからこそ、使いたかったんです。

Comment & Review

WAVESはMercuryとSSL4000 Collection、そしてAbbey Road Collectionを持っていますので、ほぼ全てのWAVESプラグインということになるでしょうか。最初に購入したのは当時一番収録数の少ないバンドルで、そこから今に至るまでにアップグレードや単体での購入をしています。

他のインタビューなどでも話したことがありますが、今でもWAVESプラグインは僕の「ファーストチョイス」。ファーストチョイスのまま最後までそのプラグインがトラックダウンまで残ることが多いですね。

僕は世代的に「アナログテープとアナログ卓」で作業をしていた最後の世代くらい。当時はまだ各トラックにアウトボードのEQやコンプを使って処理をするといった文化はなくて、本当に必要なトラックだけに必要な処理をするといった時代でした。のちにレコーダーがデジタルになり、コンソールもコンピュータ内部で行うような ”In the BOX” になったとき、その音質にすごく「残念さ」を感じました。よく言われたように「何かが足りない」と感じたんですね。そういった残念さを埋めるように、WAVESプラグインを使用するようになりました。

WAVESはどのスタジオに行っても用意されていることが多いし、クオリティも気に入っていますが、SSL4000 Collectionが登場したときには驚きを隠せませんでした。テープの時代から慣れ親しんだ使い心地によく似ている。そう思ったのもつかの間、色々なスタジオでWAVES SSL4000 Collectionsが導入されて、どこへ行っても安定と安心を持った作業ができるようになりました。日常の作業のスタートとして、全チャンネルにWAVES SSL4000 Collectionをインサートしてね。各社のプラグインは好きですし、いろいろと試すほうですが、このプラグインは僕のお気に入りの1つですね。

クリス・ロード・アルジ所有機をモデリングした、CLA Classic Compressorが登場したときも同じような驚きがありました。これらのコンプの登場で「ああ、やっとプラグインでも本物のコンプが出てきたな」と感じたほど。聞き馴染んだコンプでしたから、その思いは強かったですね。ネイティブ環境で使ってもレイテンシーが最も少なく、かつ軽いのもいいところ。僕の場合は、通常の処理は上記のSSL4000 CollectionとこのCLA Classic Compressorで対応できます。

ビンテージモデリング系のプラグインというと、「実機と似ているか否か」のような話題になりがちですが、ハードウェアでさえ一台一台違うわけで、似ている・似ていないということにはあまり興味がありません。それよりも「ツマミをグッと回したときの反応」の方がはるかに大事で、WAVESはここが優れていますね。いいオリジナル機を見つけているなと思います。だから「似ているな」じゃなく「あ、僕これ知ってるな」って思わせてくれるんです。他社からも数多くのモデリング系プラグインはリリースされていますが、こういった理由から僕にとってはWAVESがファーストチョイスになるんですね。

MV2も欠かせないプラグインです。音を潰すのではなく、音量の低いところだけが自然に持ち上がってくれるので、音を変化させずにバランスをコントロールできる。これに変わるツールは他にありませんね。コンプのようにキャラクターもつかないし、パラメーターもLo Gainしか使いません。でも、ミックスの上では最大限の効果がある。わずかな調整で狙った通りに音が立ってくれる、素晴らしいプラグイン。

トニー・マセラティのシグネチャープラグイン、Maserati GRPも愛用プラグインの1つです。通常、エンジニアを職業としている人はこういったツールを避けるのかもしれません。僕の場合はたまたま使ってみたときに「この音は自分の中に全くないテイストだ」と感じました。目から鱗の感覚に近く、新鮮に感じました。

ゆず、野宮真貴さんなど、この1年ほどで担当させていただいた作品ではこのMaserati GRPをマスターチャンネルにインサートした状態を「基準」として、ここから各トラックの処理を進めていきました。Maserati GRPの次にRenaissance EQで曲ごとに微調整を加え、その後にSonnoxのInflator、そしてWAVES L3をインサートした状態で出てくる音を「そういうコンソール」と見立てて、そこからミックスに取り掛かりました。明らかにMaserati GRPのキャラクタは付きますが、それを加味した上で音作りをしたという感覚ですね。もちろんMaserati GRPでもパラメータを調整はしていますが、このプラグインで付加されるキャラクターを楽しんでミックスできました。


僕自身がミックスを行うときに基準としているのは「音にパンチがあるかどうか、パンチが必要かどうか」。いくつものパラメーターを動かさないと効果がわからないものよりも、さっと使えて効果の高いので、WAVESは好きですね。

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