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トップエンジニアに弟子入り!グレゴリ・ジェルメンのWAVESプラグイン実践テクニック 5(ボーカル編)

2019.02.04

スタッフHです。

 

第一線で活躍するトップエンジニア、グレゴリ・ジェルメンさんをお迎えし、グレゴリさんが所属するDigz,inc.スタジオからお届けする「WAVESプラグイン実践テクニック」。実際にリリースされた楽曲を使用し、グレゴリさんのワークフロー、音の捉えかたや耳の傾けかた、最終的な仕上げかたを「弟子入り」したような気分で学べるビデオ記事。

 

前回の更新から少し時間が空いてしまいましたが、今回お題となるのは多くの皆さまが待っていたであろう「ボーカル編」。
ビデオは2本。題材として使用させていただいているBANANALEMONの楽曲はリードボーカルも2人、さらに楽曲のグルーヴをより盛り上げる多数のコーラス、ギミックが仕込まれているので、この一曲の仕上げを見るだけで多くのことが学べることでしょう。

 

ここまでのリズム編楽器シンセ編などをご覧になっていない方は、先にそちらもチェックしてみてくださいね。

 


グレゴリ・ジェルメンのWAVESプラグイン実践テクニック
Vol.5(ボーカル前編)

 

ボーカル前編は楽曲の中にたくさん散りばめられているギミックボイスやアクセントになるボーカル。グレゴリさんによる処理を減ることで、楽曲の盛り上がりかたやグルーヴ感、リズムのキレなどがより魅力的に仕上がっていることが分かります。また、プラグインの使い方だけでなくDAW上でのまとめ方、ミックスの考え方なども随所にコメントされていて勉強になります。

 

ところでグレゴリさんのトラック管理を見ていると、アレンジウインドウ上の綺麗さも際立っていますね。多数のトラックを迷いなくコントロールする動きも素早い。このビデオを編集しながら、そんな動きにも着目してしまいました。

 


グレゴリ・ジェルメンのWAVESプラグイン実践テクニック
Vol.5(ボーカル後編)

 

ボーカル後編はリードボーカルに使っているプラグインチェインからスタート。私たちスタッフはこうして(幸運にも)業務の一環で一級のエンジニアさんたちのアレンジウインドウを拝見できる機会がありますが、グレゴリさんのトラックにインサートされているプラグインの数は「多め」な印象。ですが、闇雲にプラグインをインサートしているのではなく、それぞれのプラグインにきっちり目的が設定されているところに着目して確認しましょう。

 

このビデオではダイナミックEQとスタティックEQの使い分けについても参考になる多数の見どころがあります。常にかかりっぱなしのスタティックEQはどこで使い、レベルに応じてEQのゲインが変わるダイナミックEQは何を目的にしているのか。これはビデオ全般を通して「意図」をチェックしてみてください。

 

またこのビデオでは、使用している各プラグインの使いこなしTipsも満載。WAVESのStudioRack(無償)は、SoundGrid対応のプラグイン(WAVES、Sonnox、Flux::、Plugin-Alliance等)をチェインごと保存できるユーティリティープラグイン。複数のプラグインチェインを一括でセーブできるメリットがあるだけでなく、将来SoundGrid対応サーバー(WAVESやDiGigridから発売されています)を導入したときには、StudioRack単位で丸ごと処理を外部サーバーに任せることが可能。

 

ボーカルは楽曲の主役。その主役をどう仕上げていくかによって、リスナーの印象は大きく変わることでしょう。第一線を走るエンジニアがどのようにボーカルトラックに向き合っているか、という精神論を含め、このビデオには学び取る所がたくさんありました。

 

次回はボーカル処理の「ワンモア」編、そしてここまでの処理をまとめた「トータル」編へと続きます。

 


 

プロフィール

グレゴリ・ジェルメン

 

フランス生まれ、パリ育ち。 日本の文化に憧れて10代の頃から様々な日本の音楽に触れる。 20歳で来日し、レコーディングエンジニアを目指す為、音楽専門学校へ入学。 卒業後は、スタジオグリーンバードでアシスタントとして数多くのメジャーアーティスト、バンドの作品に参加。 日本語、英語、フランス語の三ヶ国語を巧みに操り、海外アーティストはじめ、海外プロデューサーとのセッションにも参加している。 そして、2011年Digz, inc Groupに入社。 ポップス、ダンスミュージックを中心にハウスエンジニアとして活躍。 2015年には世界のトップエンジニアだけが参加できる「Mix With the Masters」に世界各国から選ばれたエンジニアの一人として参加。 南フランスにある「La Fabrique」というスタジオにてTony Maseratiからトップクラスのミックステクニックを学ぶ。 レコーディング&ミックスをメインとしながらも、スタジオ管理、メンテナンス、音響デザインまで幅広く担当している。

 

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