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リアルな和楽器音源を、アレンジの華として加える – OiCHAN meets Sonica Instruments

2020.10.19

作詞・作曲・編曲のみならず、ベーシストとして、またプロデューサーとしても活躍するOiCHAN氏。携わった楽曲の多くがチャート上位に名を連ね、今もっとも活躍する1人ともいえる。

氏が2019年に作詞・作曲・編曲・サウンドプロデュースに携わった5人組ボーカルダンスユニット、M!ILKの「パッパラ・シュビドゥ・ヴァァァァァァァ」のリアレンジ版として2020年に「和風アレンジ」で生まれ変わった同曲では、Sonica Instrumentsのソフトウェア音源が大活躍したという。

究極の和楽器音源を数多くリリースするSonica Instruments。トップアレンジャーの評価はいかに。


マルチ音源に入っているような和楽器では、手間が多かった

- OiCHANさんが原曲も手掛けられたM!LKの「パッパラ・シュビドゥ・ヴァァァァァァァ」、和風アレンジ版を聞かせていただきました。アップテンポな楽曲に和風のテイストがふんだんに盛り込まれていて、絢爛な印象を受けました。Sonica Instrumentsの製品を使用されていると伺いましたが、この作品で使われたのはどの製品ですか?

今回のリアレンジでは、KABUKI & NOH PERCUSSION 96k MASTER EDITIONKOTO 13TSUGARU SHAMISENの3つの音源を使いました。ここまでガッツリの和風アレンジをするのは初めてだったのですが、流石にマルチ音源に入ってるような音だとあまりにもショボいなと思い、本格的な和楽器音源を探そうと思って。

- 参加ミュージシャンが豪華であるとも伺いました。

ベースに日野”JINO”賢二さん、ドラムにFUYUさんという鉄壁のリズム隊に参加頂きました。卓越したミュージシャンが放つリズム隊の音と混ぜてもチープに聞こえない、埋もれない、そして彩りを加えるという役割をしっかり果たしてくれるものと思っていましたが、Sonica Instrumentsの音源は全く問題なかったですね。

- 本格的な和風アレンジでなくとも、箏や三味線の音が欲しいとリクエストされるアレンジのときにはどうされていたのですか?

いわゆるマルチ音源系に入っているようなものでなんとか代用していました。それでも複数立ち上げて重ねて迫力を出してやっと使える音になるか、ならないかという状況で、満足な音に仕上げるにはかなりの手間がありました。

- 海外のメーカーが作る「KOTO」とか「SHAMISEN」のような音は、日本人が生まれながらに感じてきた「その音」とはやはり少し違いますよね。

そうなんです。実は僕の祖母は角田流民謡の師範だったということもあって、僕自身幼い頃から和楽器の良い音を身近に聞いてきたので、中途半端な音は使いたくなかったというのもありますね。Sonicaの音はリアルということはもちろん、リアルさ以上の弾き心地や心のような部分までを感じられました。


“和"に拘らずとも、ポップスのアレンジでも使える

もっともたくさん使ったのはKABUKI & NOH PERCUSSIONですね。今回のアレンジではチャキチャキ感というか、チンドン屋感が欲しくて頭の中でイメージを膨らませていたのですが、KABUKI & NOH PERCUSSIONの太鼓系、金物系のおかげでアレンジの方向性が固まりました。KompleteのNKSに対応もしているので、Komplete Kontrolユーザーとしても便利で使いやすい音源ですね。収録されている音がどれもこれも目の前で鳴っているかのようにリアルで、空気の震えさえも感じます。「これは和楽器だ」と制限せず、普通にポップスのアレンジでもパーカッション的に使える音が満載ですね。

- 今回のアレンジで使った特徴的な音はありますか?

能舞台の足拍子の音です。たまたま音探しでいろんな音を読み込んでいたときに見つけて使ったのですが、これをうっすらとゴーストノート的にビートに混ぜて使いました。あるとないとでビートの厚みに違いがでましたね。もちろん、足拍子の音としてリアルなんでしょうけども、こういう使い方も面白いかなって思って。

「96k Master Edition」とのことで、質感だけでなく奥行きも素晴らしい。またマルチマイクで収録されているというのは他にはないアドバンテージですね。


音が切れる瞬間が特にリアル

- 続いてTSUGARU SHAMISENについてお伺いします。

TSUGARU SHAMISENを起動して最初に驚いたのは、何よりも音。以前、三味線の音を入れたくてマルチ音源の三味線プリセットを仕方なく使ったことがありましたが、あまりに音がチープすぎて。何本も同じ音源を重ねてやっと使えるか...使えないかというレベルだったのですが、TSUGARU SHAMISENは1つの音で圧倒的な存在感があります。

- サンプルの収録は日本トップの津軽三味線演奏家、山中信人さんによるものなので、単なる楽器のサンプリング以上に音に魂が入り込んでいるようですよね。

その通りですね。表現を選ばずいうと、数十人の大人数で歌うアイドルグループの声と、圧倒的な歌唱力を誇るシンガーのソロくらい違う(笑)とにかく驚きました。鍵盤に触っただけで分かる説得力。今回の曲ではメロディーライン、ラッパのユニゾンなどで抑えめに使いましたが、それでも十分な存在感がある。一気に和風スパイスが効きますね。

- TSUGARU SHAMISENはステレオアウトの他、様々な距離でマイキングして収録したマルチマイクを自由に混ぜることができます。

これ、いいですよね。ステレオアウトだとパンチがあって抜けもよい強い音。リードをとったり、ポップスのトラックの中で主張したいのであればこれでいいでしょうね。一方でマルチマイクにすると、目の前で三味線が鳴っているような奥行きと空気感を感じます。目の前に奏者がいるように錯覚しますね。

音の良さ以外にも、使い込む中で驚いたのが「細やかなパッセージを打ち込んだときのニュアンスの凄さ」も良いですね。良くある「タンタカ・タンタカ」というフレーズを入れたとき、音が切れる瞬間が特にリアル。鍵盤で演奏をしてるのに、実際の三味線を演奏しているかのような錯覚を起こしますね。それと、鳴らしたい弦(糸)をキースイッチで変えられるじゃないですか?

- ストリングモード・メカニズムですね。ギターなどでも同様かと思いますが、同じ音程でも玄(糸)によって異なるニュアンスをリアルタイムで切り替えできます。

これを使って、曲にあうニュアンスをセレクトしながら作れたのは良かったですね。たくさん用意されているアーティキュレーションを隅々まで活用しなくても、シンプルにリアルで説得力のある音がするので、導入しやすいと言えますね。


一発で世界を作ってくれる

- 最後にKOTO 13についてお伺いします。13弦の箏を忠実に再現したプラグインです。イントロからいきなり箏の音が鳴りますね。

今回のアレンジ、最初はふんだんにKOTO 13を使ったアレンジにしてみたのですが、「ちょっと複雑すぎる」って言われてしまって(笑)なので使った量は減ってしまいましたが、イントロから大活躍ですね。リアルな箏の音色は、一発で世界を作ってくれるし、KOTO 13はさまざまなスケールを網羅していて、箏らしい演奏が誰にでもできるところがいいですね。

- KOTO 13は白鍵に全ての弦を並べるスケール演奏モードを用意し、白鍵をグリッサンドすると耳馴染みのあるあの箏らしいフレーズが出るほか、23種のスケールも装備しており、ほとんどの古典音楽には対応できますね。もちろん、ユーザースケール、クロマチックも対応しているので、ポップスの中に自然に溶け込ませることも可能です。

また、TSUGARU SHAMISENとはことなりKOTO 13は様々なアーティキュレーションを細かに調整しました。ものすごく膨大なアーティキュレーションが用意されているのもいいですよね。

- 各指ごとの爪の違いだけでなく、箏特有の弦を押してベンドする奏法も各種網羅、想像しうる多くの奏法をカバーしていると言えますね。

正直にいうと、箏という楽器とその奏法はかなり独特なので、アレンジの中に簡単に入れられるかというとそうではないと思います。先ほどTSUGARU SHAMISENはアーティキュレーションを多用しなくてもリアルな音がすぐに得られるといいましたが、KOTO 13はさすがにそこまで「簡単」ではないです。ですが、多彩なアーティキュレーションとパッと演奏できるスケール演奏モードがあるので、箏らしい華やかさをアレンジに加えたいと思ったら使わない手はないですね。また、これもマルチマイクモードがあるので、質感をより自分好みにしたい人にもおすすめできますね


コロナ禍になってYouTubeなどで発信をする人が増えて、YouTubeという土俵は日本だけじゃなく海外まで広く行き届く場なので、外国に向けてアプローチする曲やアレンジが増えているように思いますが、そんな時の武器の1つとして、こういった和楽器を用意しておくことは大事だと思いますね。Sonicaの音源はどれも本格的な「和の匂い」が出ますから。とりあえずKABUKI & NOH PERCUSSIONはマストだと思います。

- Sonica Instrumentsにリリースしてほしい楽器や、カテゴリはありますか?

和のボイス系をSonicaクオリティでリリースしてほしいですね。今回使った歌舞伎には歌舞伎や能の掛け声は充実していましたが、民謡の女性歌手が放つ特徴的なフレーズや掛け声ってないんですよ。あっても嘘くさいものばかりで。これはSonicaクオリティで出てくれれば取り入れてみたいですね。


プロフィール

OiCHAN

プロデューサー/ベーシスト
ベーシストとして音楽活動をスタート。
ソニー・gr8!recordsよりメジャーデビューした沖縄出身バンドHOI FESTAでの活動をきっかけにレコーディング、ライブ、ドラマ、MV、映像作品などに携わる。
現在はサウンドプロデュースや楽曲提供を核に活動は多岐に渡る。
作詞作曲編曲サウンドプロデュース
及川光博 伊藤千晃(元AAA) 山之内すず M!LK 超特急 祭nine. HKT48 私立恵比寿中学 ときめき宣伝部 じーくらむ! 秦拓馬(俺達。チャンネル) 新テニスの王子様キャラソン Type-A等
BASS演奏レコーディング
delofamilia(オレンジレンジNAOTO Riefu) DISH// 牙狼~闇を照らす者~ えのしまんず VALSHE(名探偵コナン主題歌等) Rootless(ONE PIECE主題歌等)


M!LK

2014年11月結成。スターダストプロモーションに所属する佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ボーカルダンスユニット。
〝今この瞬間の感情〟を収めた楽曲や、エモーショナルで強いメッセージ性が話題を呼び、注目を集めている。
グループ名には「何色にも染まることの出来る存在に」という意味が込められており、メンバーは音楽活動に留まらず、ドラマ、映画、舞台、モデルと幅広く活躍している。

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