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McDSP プラグイン・レビュー by YAB

2020.05.13

6030 Ultimate Compressor

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ちょっと別のコンプを試したい”という時に、瞬時に切り替えて使える上、数値を保ったままなので音の比較がしやすいです。ボーカルには一段目にOpto-Cを入れておくと、非常にナチュラルにレベルを整えてくれるので扱いやすいサウンドになります。
また、どのモジュールも素晴らしい音なのですが、その中でもMoo Tubeが非常に好きな音で手放せなくなりました。ドラムバスにMoo Tubeをかけるのが特にオススメのセッティングで、一気に求めていたサウンドなります。ちょっと深めにかけるのもオススメです。



Channel G Compact

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EQ、コンプ、フィルター全ての効きがハッキリ正確に音に現れるので非常にコントロールしやすいです。さらに、各社のコンソールを再現したニーとEQ MODEを切り替えて、”コンプはNeveでEQはSSL Gのモードを組み合わせる” 等の使い方が柔軟にできるので、様々なセッションで活躍します。
個人的にはEQ MODEをMUSICで使うことが多く、原音のイメージを変えず正確に整えたい時、McDSPサウンドでキッチリまとめたい時にChannel Gを重宝しています。



AE400

ae400

バンド毎に常にピーク音量がモニターできるので、ピーキーな周波数を正確におさえる用途で重宝しています。 例えば、ボーカルトラックで出過ぎた中高域に対し、AE400をインサートして軽くおさえるだけで聴き疲れしないボーカルサウンドができます。 また、アクティブEQが必要ないトラックだと判断した場合、GAINを0にすれば普通のEQとして使えるので、柔軟性に富んだ使い方ができるプラグインです。



MC2000

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CompressorBankでお馴染みのBITEやKNEEがバンド毎に設定できるので、かなり細部まで設定を追い込めます。 調整の自由度が非常に高いので、McDSP製品独自の値やマルチバンドコンプに慣れていない方は、プリセットを呼び出してそこから調整をしていく使い方をオススメしたいです。 個人的には、BUSトラックにインサートし、BITEで圧縮漏れを多めにする使い方をしています。



FutzBox

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これほどまでに替えがきかないプラグインは中々無いのではないでしょうか。「ボイスを加工して欲しい」と言われたら、まずこのプラグインを真っ先に起動する程に、無いと困るプラグインの筆頭です。
クオリティの高いプリセットが目的別に用意されているので、大抵の場合はプリセットの聴き比べをしてイメージに近いものを選ぶだけで満足のいく結果が得られます。ボーカルトラックの飛び道具として使うことが多いですが、とにかく目的の音へ最短距離で到達出来るのが最大の魅力だと感じます。




プロフィール

YAB

ミキサー・ディレクター

にじさんじをはじめとするバーチャルライバーや、ネットシーンを中心に活躍するアーティストのレコーディング・ミキシング・マスタリングを数多く手掛けている。 YouTube等の配信サイトで1回でも多く再生されるため、アーティストのキャラクター性 やファン層に合わせた柔軟なサウンドメイクを最も重要視しており、近年はミキシングだ けではなく楽曲提供、CMソング制作、ボイスドラマ制作等、幅広く活動している。
また、これからの時代は映像と音の両方が出来る人材が求められると考えており、ライブ映像や地上波番組のノンリニア編集もマルチにこなしている。

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