リズム隊のミックスTips! – Vol 2 キック処理編
Vol.2となるキック編
2014.11.11
スタッフHです。
前回よりスタートした、オフィスオーガスタ佐藤洋介さんによる「リズム隊のミックスTips」。本日はVol.2となるキック編のご紹介です。
今回はさっそくビデオから。
いかがですか?
ビデオ冒頭から、キックイン(キックの中に突っ込んだマイク)のサウンド処理について語られています。このサウンドを「どのようなイメージをもって」「どんな音に」仕上げるのか。そしてそれはどういう理由からなのか。佐藤さんのトークとともにチェックしてみてください。 中盤からはキックの外(キックの外に立てたマイク)の処理。キックインと同様に「どういう音にしたいのか」を最初にイメージすることが最も大事。プラグインのパラメーターをコピーするのではなく、佐藤さんが随所で投げるキーワード、
- 張り付くような
- 余韻をもう少し響かせたい
- “鳴っている”感じを強調する
- インとアウトのバランスで変化する(聞き)ところ
- お腹にくるようなローエンドを作る
などに注目してチェックしてみてください。
次回はスネア編です。
講師プロフィール
佐藤洋介
岡本定義との宅録ユニット、COILとして’98年「天才ヴァガボンド」デビュー。エンジニアとしてサウンド面の中核を担い、COILのみならず外部アーティストからもそのサウンドメインキングのクオリティは高く評価されてきた。2005年にはRCサクセションのライブ盤「ラプソディーネイキッド」のミックスではその臨場感溢れる音作りで高い評価を得る。’06年はCOILとして初めて映画『初恋』(主演:宮﨑あおい)のサウンドトラックを担当。元ちとせ、杏子、福耳、長澤知之、竹原ピストル他への楽曲提供やエンジニアリング、プロデュースも手がける。2013年COILはデビュー15周年を迎え、ニューアルバム「15」をリリース。2014年4月にCOILを脱退。脱退後は幅広い視点からサウンドプロデュースができるエンジニアとして、活動の場を広げている。