RS56 Passive Equalizer
50年代アビーロード・スタジオの芸術を
強力なサウンド・シェイピング能力を持つパッシブ・イコライザー、RS56 Universal Controlは1950年代の初頭に登場し、レコード盤の製作のための前工程、今日「マスタリング」と呼ぶ処理の一部にAbbey Road Studioで使用されていました。RS56の劇的なコントロール能力は当時のミキシング・コンソールに備わっていたトレブル、ベースEQとは大きく異なり、それゆえに“The Curve Bender“のニックネームで愛用され、Abbey Roadのポップ・エンジニアは、RS56をスタジオ・レコーディングでも使うようになりました。
サブスクリプション版
使用する期間ごとにライセンス契約を行うプラン。Essentialは110種、Ultimateは220種超のプラグインを常に最新の状態でご利用いただけます。
Ultimate 220 over PluginsSoundGrid・AAX Native・Audiosuite・Audio Units・VST3
特徴
- 伝説のRS56 ユニバーサル・トーン・コントロール・パッシブEQをベースに開発
- 各バンドのセンター・フリーケンシーを4タイプから選択可能な3バンドEQ
- 6タイプのフィルター設定
- L、Rのコントロールをリンク可能
- Abbey Road Studiosとの共同開発
動画
WavesとAbbey Road Studioは、オリジナルの回路図をもとに先進的なサーキット・モデリング技術を投入し、忠実にRS56の独特のマジックを再現しました。
その祖先であるハードウエアと同じく、RS56の3バンド・パッシブEQは、センター・フリーケンシーを4タイプから、フィルター・タイプも6タイプから選択可能です。 加えて、ステレオ・リンク機能も搭載し、各チャンネルの動作をデュアル・モノ、またはステレオ・リンクの切替えが可能です。RS56は、誕生から半世紀以上がすぎた今日も当時と同様にエフェクティブなイコライザーに他なりません。
コントロール
- Bass Decibels:低域のブースト/カット量の設定
- Bass Width:フィルターのシェイプ設定
- Bass Frequency:低域のカットオフ・ポイントの設定
- Treble Decibels:中域のブースト/カット量の設定
- Treble Width:フィルターのシェイプ設定
- Treble Frequency:中域のカットオフ・ポイントの設定
- Treble On/Off:中域のエフェクト処理のオン/オフ
- Top Decibels:高域のブースト/カット量の設定
- Top Width:フィルターのシェイプ設定
- Top Frequency:高域のカットオフ・ポイントの設定
- Top On/Off:高域のエフェクト処理のオン/オフ
Output Level
- Stereo 及びDuoモード:L、Rチャンネルのレベルを設定
- MSモード:LチャンネルのノブがMidチャンネルを、RチャンネルのノブがSidesチャンネルを設定
- Phase:信号の位相を反転
- EQモード:ステレオ処理(ステレオ・コンポーネンツのみ)のモードを選択。Stereoは両チャンネルをリンクし両チャンネルに同じ設定、Duoは各チャンネルを独立して設定。MSはプラグインのインプットにMSエンコーディング処理。
- VU Meters:出力レベル(VU)を表示
- VU Level Calibration:0VUとして表示されるdBFSレベルを調整
Waves V14製品 動作環境
Mac 対応DAWソフトウェア
- Pro Tools 2022.4 (AAX Native、Audiosuite)
- Logic Pro X, 10.7.4 (Audio Units)
- Digital Performer 11 (Audio Units)
- Ableton Live 11.1 (VST3)
- Nuendo 12 (VST3)
- Cubase 12 (VST3)
- Main Stage 3 (Audio Units)
- Garage Band 10.4.6 (Audio Units)
- Audition 22 (VST3)
- Premiere Pro 22 (VST3)
- Studio One Professional 5 (VST3)
- FL Studio 20 (VST3)
- REAPER 6 (VST3)
- Reason 12 (VST)
- Maschine 2 (VST)
- Komplete Kontrol 2 (VST)
- Bitwig Studio 4 (VST3)
- Luna 1.2.7 (Audio Units)
Windows 対応DAWソフトウェア
- Pro Tools 2022.4 (AAX Native、Audiosuite)
- Ableton Live 11.1 (VST3)
- Nuendo 12 (VST3)
- Cubase 12 (VST3)
- Cakewalk by BandLab 2021 (VST3)
- Audition 22 (VST3)
- Premiere Pro 22 (VST3)
- Samplitude Pro X6 (VST3)
- Sequoia 15 (VST3)
- Pyramix 14 (VST3)
- Studio One Professional 5 (VST3)
- FL Studio 20 (VST3)
- REAPER 6 (VST3)
- Reason 12 (VST)
- Maschine 2 (VST)
- Komplete Kontrol 2 (VST)
- Bitwig Studio 4 (VST3)
対応Videoソフトウェア
- Premiere Pro 22 (VST3)
Mac
- CPU:Intel Core i7 / i9 / Xeon-W / Apple M1(ClarityおよびCOSMOSを除く)
- メモリ: 8 GB RAM(16GB以上推奨)、16 GB 以上の空きシステムドライブ
- OS:10.15.7、11.6.5、12.3.1
- "Metal"対応グラフィックプロセッサ搭載の以下のモデルに対応 (Metal詳細について)
- MacBook 2015以降
- MacBook Air 2012 以降
- MacBook Pro 2012 以降
- Mac mini 2012 以降
- iMac 2012 以降
- iMac Pro
- Mac Pro 2019以降(MacPro2015以前のモデルについては、Metal対応モデルも含めてサポートされません)
- Apple Silicon MacモデルについてはM1プロセッサ対応状況をご覧ください。
- ディスプレイ解像度: 最小: 1024×768、推奨: 1280×1024 / 1600×1024
Windows
- CPU: Intel Core i5 / i7 / i9 / Xeon (Gen 5 以降) / AMD Quad-Core
- メモリ: 8 GB RAM、16 GB 以上の空きシステムドライブ
- OS: Windows 10 64 bit(21H2)、Windows 11 (21H2)
- ディスプレイ解像度: 最小: 1024×768、推奨: 1280×1024 / 1600×1024
ご注意
上記動作環境はWaves製品全般に関する内容であり、製品により対応状況が異なる場合があります。対応ホストアプリケーション、および個別プラグインの特記事項を合わせてご確認ください。
ご購入前にご利用環境における動作確認などをデモバージョンにてお試しいただく事をお勧めいたします。7日間のデモ期間中は製品の機能に制限なくご利用いただけます。ご利用方法はこちらのページをご参照ください。
収録バンドル製品
RS56 Passive Equalizerは以下のバンドルに含まれています。
人気記事
ミックスで「コンプのかけ過ぎ」を避ける7つのコツ
ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ
11のステップでプロのサウンドへ。ドラムのミキシング
コンプレッションやEQの設定、位相トラブルの修正方、さらにトランジェントのコントロールまで、ドラムミックスの"いろは"を学んでいきましょう。 さらに、パラレルコンプレッションやリバーブを使い、深みと奥行
コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ
アンプシミュレータでよりリアルな音を作るテクニック
ギターのレコーディングでは、実際のアンプを使った録音と、アンプシミュレータを使ったプラグインでの方法があります。ここでは、アンプシミュレータで完璧なサウンドのギターパートをレコーディングするための重要
マスタリングEQのタメになるTips10選
WAVESウェブサイトに投稿されていた記事の中から、マスタリングのコツを取り扱ったものを日本語化しました。先日の「マスタリングにおけるリミッティング。6つのTips」と合わせて、魔法のようなマスタリングを実現す
マスタリングにおけるリミッティング。6つのTips
WAVESウェブサイトに投稿されていた記事の中から1つを日本語化してお届け。前回お届けした「トップエンジニアからの金言。ミキシングのTips」とやや似た傾向で、具体的なTipsこそ少ないものの、心構えとして抑えてお
関連製品
JJP Vocals
Jack Joseph PuigによるJJP Vocalsについてのコメント: “ボーカルをミックスする時に気を付けているのは、直感と本能だ。どのディレイをとか、EQをどうするかとか、コンプレッサーの設定とか、そんな技術的な話では
Q10 Equalizer
Q10 Equalizerは、世界で一番パワフルなパラグラフィック・イコライザーです。Wavesが開発した初めてのプラグインであり、その後続くすべてのEQプラグイン設計のブループリントともなった製品です。長年に渡りあらゆ
SSL G-Equalizer
SSL G Series EQ292をベースに、その4バンドEQセクションを再現したのが、SSL G-Equalizerです。E-SeriesのEQに比べより大きなゲインの可変幅を持ち、カーブもわずかに変更、プリブースト・ディップ、プリカット・ラ
PuigTec EQs
PuigTec EQP-1A Pultec EQP-1Aは同じ周波数を同時にブースト/カットするユニークな機能を使用してレゾナンスシェルフを作り出せることで有名です。PuigTec EQP-1Aはジャック・ジョセフ・プイグが手がけた、ウィーザ
Linear Phase EQ
マスタリングから着想・開発したLinear Phase EQは、オリジナルの音楽的バランスを保ちながら位相ずれによる歪みを排除し、倍音スペクトルを精確に制御します。革新的なフェイズリニアFIRフィルターの採用により、位
OneKnob Filter
ミックス、ループ、アナログシンセなど、様々な楽器に最適なフィルター・プラグインです。ニュートラルかつ開放的なスウィープから、唸るようなクラブ・スタイルまで、多様なフィルター処理が可能です。OneKnob Filt
API 550
60年代後半に誕生し、API独特のパワフルかつ滑らかなキャクターを決定づけた伝説的レシプロ・イコライザーを、プラグインで再現
Kramer HLS Channel
伝説的なプロデューサー/エンジニアであるEddie Kramerと共に開発したHLS Channelは、Londonの有名なOlympic Studioにおける歴史的なセッションで使用したHeliosミキシングコンソールと同じモデルを入手、細心の注
Waves Update Plan
WAVES製品を新しく購入・アップグレードすると、1年間の「WAVESアップデートプラン」が無償で付帯します。WAVESアップデートプランの有効期間中は最新バージョンのダウンロードや追加プラグインの提供など、様々な特典が提供されます。
- 最新バージョンの利用:新しいOS・ソフトウェアに対応したバージョンが提供されます
- 追加プラグイン:バンドルに新しくプラグインが追加された場合、無料でライセンスが付与されます
- 2つ目のライセンス:2台目のパソコンやハードウェアにインストールできるライセンスが付与されます
WAVESアップデートプランの有効期限が切れた場合でも、所有している製品は引き続きご使用いただけます。 WAVESアップデートプランはいつでも更新が可能です。有効期限が切れた後でも、必要になったタイミングで更新いただけます。