50年代アビーロード・スタジオにおけるマスタリングを一手に担った、
芸術的とも呼ばれるパッシブEQを忠実に再現
強力なサウンド・シェイピング能力を持つパッシブ・イコライザー、RS56 Universal Controlは1950年代の初頭に登場し、レコード盤の製作のための前工程、今日「マスタリング」と呼ぶ処理の一部にAbbey Road Studioで使用されていました。
RS56の劇的なコントロール能力は当時のミキシング・コンソールに備わっていたトレブル、ベースEQとは大きく異なり、それゆえに“The Curve Bender“のニックネームで愛用され、Abbey Roadのポップ・エンジニアは、RS56をスタジオ・レコーディングでも使うようになりました。
WavesとAbbey Road Studioは、オリジナルの回路図をもとに先進的なサーキット・モデリング技術を投入し、忠実にRS56の独特のマジックを再現しました。その祖先であるハードウエアと同じく、RS56の3バンド・パッシブEQは、センター・フリーケンシーを4タイプから、フィルター・タイプも6タイプから選択可能です。
加えて、ステレオ・リンク機能も搭載し、各チャンネルの動作をデュアル・モノ、またはステレオ・リンクの切替えが可能です。RS56は、誕生から半世紀以上がすぎた今日も当時と同様にエフェクティブなイコライザーに他なりません。