ライブサウンド・ミキシングの新時代、到来。
eMotion LV1は、ライブサウンドのあらゆる局面に革新的なワークフローをもたらす、デジタルミキシング・コンソールです。Waves SoundGridテクノロジーをベースとするこのソフトウェア・ミキサーは、ライブで要求される素早く簡単な操作性と、長年Wavesが培ってきた卓越したサウンド・クオリティをライブサウンドに実現します。
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ライブミックスのあらゆる要素をエディット。
eMotion LV1は、ライブサウンドのあらゆる側面をかつてないほどの細部までコントロールすることができます。ミキサーの各チャンネルにはそれぞれ独立したプラグインラックが備えられ、Wavesおよびサードパーティによるプラグインを最大8個までロード可能。かつて無いほど多数のお気に入りのプラグインを『ミキサー内で』走らせることができるのです。さらにプラグインのプリセットやチェイン設定はLV1内に保存、こうした設定をMultiRackやStudioRackプラグインホストと共有可能なため、ライブとスタジオ環境をシームレスに行き来することができます。
LV1ミキサーのチャンネルコンフィギュレーションは64、32、16chから選択、SoundGridオーディオインタフェース、サーバに接続して拡張することが可能です。
LV1チャンネルストリップ - Waves eMoプラグイン
ミキサーのチャンネルストリップにはEQ、フィルター、ダイナミクスなど基本処理がWaves eMoプラグインによって提供されます: eMo D5 Dynamics, eMo F2 Filter, eMo Q4 Equalizer。これらのプラグインはeMotion LV1ミキサーに標準で搭載され、最大限にクリアな音質と効率性をライブ環境で実現するよう最適化されています。
直感的なワークフロー、幅広いハードウェアをサポート。
eMotion LV1ミキサーは業界でも標準的に使われる多くのハードウェア・コントローラー、マルチタッチ・スクリーンやポータブルデバイスをサポートしています。最大で4画面のタッチスクリーンからラップトップやタブレット1画面での操作まで対応。対応するデバイスが何であれ、LV1の直感的なワークフローと柔軟で高速なユーザーインターフェースは常に同じ操作感を保ちます。
すべてを持ち運ぶポータビリティー。
eMotion LV1は、SoundGridインフラによるオーディオ・ネットワークを使用します。外出先に持ち出すポータブルな使い方から、据え置きのセットアップまで、どちらもSoundGrid対応オーディオ・インターフェースやサーバーに接続できます。。つまり、このミキサー・セットアップは「いつでも、どんな場所にいても」開くことができるのです- 自宅で、ホテルの部屋で、ツアーバスで、もちろんライブ会場で。100%の状態でショーを迎えるために、オフラインでもオーディオをフルに使える状況でも、時と場所を問わずセッションに必要な作業を始めることができます。
eMotion LV1 オーバービュー
ライブサウンド・エンジニアであれば、誰もが必ず欲しい3つの機能があります:ハイクオリティなサウンド、簡単で素早い操作性を持ったコンソール、そして何よりも高い信頼性です。eMotion LV1ライブミキサーは、革新的な方法で3つの要求すべてを満たします。
eMotion LV1はWaves SoundGrid® テクノロジーを基盤とする、WindowsやMacで動作するデジタル・ソフトウェア・ミキサーです。
- Wavesプラグインのサウンドクオリティが、コンソールのミキシングエンジンで利用できます。また、プラグインを自由にコンソールに立ち上げ、創り上げるサウンドをピンポイントの正確さでコントールすることが可能です。
- マルチタッチ・スクリーンや対応のコントロール・サーフェスなど、コンソールを素早く簡単に操作するための柔軟性を備えています。
- コンソールは持ち運び可能な環境にも完全に対応するため、どんな場所にいてもショーの前に万全の準備を整えることができます。
ピンポイントの正確さでサウンドをコントロール。
eMotion LV1は、3つのアドバンテージによって研ぎ澄まされたオーディオ・クオリティと緻密なサウンド・コントロールを提供します。
- ミキサーには、Wavesがこれまでにオーディオ分野での頂点を極めてきた、32ビット浮動小数点処理によるミックスエンジンを搭載しています。
- eMotion LV1のチャンネルストリップ - ライブ環境に最適化されたWaves eMoプラグインが基本的なEQ、フィルター、ダイナミクス処理 を担います。透明感のあるサウンド、ゼロレイテンシー処理、操作性、品質、効率、あらゆる項目を果てしなく追求して設計されたユーザーインターフェイスを提供します。
- 各ミキサーチャンネルには個別のプラグインラックを搭載 - Wavesをはじめ、サードパーティ製のSoundGrid互換プラグインを1ラックあたり8個まで起動可能。ミキシングコンソールとプロセッサーとの間に介在するものがないため、全てのプラグインをミキサーから直接操作することができます。
最大64チャンネル 、各チャンネルごとに8個のプラグイン - LV1によるミキシングがもたらす強力な可能性、メリットは容易に想像できるものでしょう。
素早く簡単な操作が可能。
eMotion LV1のインターフェイスは全ての面において、過酷な環境下でのニーズを満たすよう設計されています。ライブ本番でのオペレーションで役立つ、幾つかの機能をご紹介します:
- メインのミキサーウィンドウには、全てのチャンネル入力、パラメーター、ルーティング、インサートしたプラグインなどの重要な情報が一目でわかるように表示されます。追加のウィンドウを開けば、更に詳細な情報を見ることも可能です。
- プラグインの操作に集中できるチャンネルウィンドウでは、全てのパラメーターをタッチ&スライドで操作可能、素早く簡単なコントロールを提供します。
- プラグインのラックの柔軟な操作性 - ラック内のプラグインの順番を瞬時に入れ替えたり、プラグインとプリセットを別のチャンネルに複製したり、ラックへの外部インサートとしてハードウェア・プロセッサーを追加したりすることが可能です。
- タッチスクリーンは4台まで、また多様な業界標準のコントロールサーフィスも接続可能。
使用するディスプレイやコントロールデバイスによらず、すべての環境で同一かつ扱いやすいインターフェイスを提供します。
ミキサーをどこにでも連れてゆく - 常に準備は万端。
ライブ会場から離れたオフラインの環境でミックスに関わる作業を行う場合、eMotion LV1以外のデジタルミキサーとソフトウェア・インターフェイスでは、オーディオを外した状態の作業しか出来ません。eMotion LV1であれば、オフラインの環境でも、すなわちどんな場所でも実際にオーディオを使用可能な状態でミックスの作業が可能です。
これは以下のような仕組みで実現されます: eMotion LV1をオーディオ使用可能な状態で使うには、ミキサーを駆動するWindows PCまたはMacを、SoundGrid互換デバイス(オーディオ・インターフェイスおよびサーバー)へ接続する必要があります。
しかしLV1の素晴らしい利点は、対応環境であればどのコンピューター、どのSoundGridインターフェイス、SoundGridサーバーに繋いでも動作する、というところです。実際にライブ会場で使用するSoundGrid互換デバイスと異なるモデルでも構いません。
会場では4つのタッチスクリーンとデスクトップのマシンを使っているかもしれません。しかし、自宅では同じセッションを小さなラップトップやタブレットで開いて作業することができます。また会場でSoundGridネットワークの長所を最大限に活用して、多数の入出力を持つ何台ものインターフェイスやミキサーに接続しているかもしれません。外部のホストアプリケーションに接続してプレイバックやレコーディングなど様々に活用している場合もあるでしょう。でも家やホテル、ツアー中のバス内に戻ってミックス作業を行うときはコンパクトなサーバーやインターフェイスを使用することができます。レコーディングしたオーディオセッションをLV1に読み込み、実際のオーディオミックスを本番よりも前に作り込むことも可能です。
64のステレオ・チャンネル、DSPの許す限りのプロセッシング処理 、この完全なミックス、レコーディング環境 を小さな鞄やリュックサックに入れて、いつでも持ち運べます。いつでも、どこででも。
基本的なeMotion LV1セットアップ
eMotion LV1システムの最小限の構成

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ホストコンピューター:eMotion LV1ミキサーおよび、全てのデバイスを接続するSoundGridネットワークに関する操作を行います。eMotion LV1アプリケーション、使用するププラグインやプリセットファイルは、このコンピューター上で使用します。eMotion LV1はMac, Windows PCのどちらでも動作し、複数のディスプレイ表示に対応しています。
SoundGrid サーバー:プラグインのプロセッシング処理を実行するサーバーです。サーバーの処理能力は、同時に使用できるプラグインの数に直接的に影響します。
最低1台のSoundGrid互換I/O:2チャンネルのプリアンプから128チャンネルのオーディオ・インターフェイス(DiGiGrid MGB/MGO SoundGrido-to-MADI I/Oなど)まで、幅広いデバイスに対応します。全てのI/OデバイスはEthernetでSoundGridネットワークに接続されます。
SoundGrid互換の1Gb Ethernetスイッチ:ホストコンピューター、サーバー、全てのI/Oデバイスとのリンク
有効なケーブル長(Cat 5e/6/7 S/FTP):
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D1: ホストコンピューター - メインスイッチ間 – 最長100 m
D2: サーバー - メインスイッチ間 – 最長20 m
D3: メインスイッチ - セカンダリースイッチ間 – 最長100 m
D4: I/O デバイス - メインスイッチ間 – 最長100 m
D5: I/O デバイス - セカンダリースイッチ間 – 最長20 m
大規模なeMotion LV1セットアップ
コントロール・サーフェス、オーディオ・インターフェイスを追加、ハイスペックなサーバーを用いた大規模なセットアップ例:

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eMotion LV1ミキサーを使用するホストコンピューター
eMotion LV1用の第二のタッチスクリーン(オプション)
SoundGrid サーバー
冗長なSoundGridサーバー(オプション)
SoundGrid互換の1Gb Ethernetスイッチ
SoundGrid互換 I/O
プレイバック/レコーディング用の追加コンピューター(オプション)
外部コントロール・サーフィス(オプション)
外部フィード
*ステージ上で複数のデバイスを使用する場合、メインスイッチに接続されているEthernetスイッチに全てのデバイスを接続することを推奨します。このような環境におけるEthernetのデイジーチェーン接続は好ましくありません。
MADI Stagebox用 eMotion LV1セットアップ
本セットアップ例では、eMotion LV1ミキサーはMADI端子を装備したステージボックスからのオーディオ信号をDiGiGrid MGBまたはMGO MADI-to-SoundGridオーディオインターフェイスを通じて受け取ります。eMotion LV1ミキサーにはリアルタイムで最大128オーディオチャンネルの信号が同時にストリーミングで伝送されます。
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eMotion LV1ミキサーを使用するホストコンピューター
eMotion LV1用の第二のタッチスクリーン(オプション)
プレイバック/レコーディング用の追加コンピューター(オプション)
SoundGrid サーバー
SoundGrid互換の1Gb Ethernetスイッチ
SoundGrid互換 I/O
DiGiGrid MGBまたはMGO MADI-to-SoundGridオーディオインターフェイス
MADIステージボックス
Avid VENUEシステム用 eMotion LV1セットアップ

本セットアップ例では、eMotion LV1ミキサーはAvid VENUEコンソールと組み合わせて使用されています。eMotion LV1はモニターミックスを供給し、Avid VENUEはFOHミックスを供給します。2つのミキサーはDiGiGrid DLI SoundGrid-to-Pro Tools オーディオインターフェイスを通じて接続されます。
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eMotion LV1ミキサーを使用するホストコンピューター(この例ではタブレットを使用)
プレイバック/レコーディング用の追加コンピューター(オプション)
SoundGrid互換の1Gb Ethernetスイッチ
SoundGrid互換 I/O
SoundGrid サーバー
DiGiGrid DLI SoundGrid-to-Pro Tools オーディオインターフェイス
Avid VENUE ライブミキシング・コンソール