アビー・ロード・スタジオ公認サチュレーション
伝説的なアビー・ロード・スタジオ公認の音楽的なサチュレーション&ディストーション。クラシックなチューブとトランジスタの音、僅かな歪みから極端な歪みまで。アビー・ロードのエンジニアの秘密兵器ともいえる超希少なEMI TG12321に励起されたプラグインの登場です。
ドラムやボーカルに温かみや心地よい倍音を与える、真空管プリアンプの微細なソフトクリップから、シンセやベース、ギターなどのパートをミックスの中で歌わせる本格的なコンソールによる歪みまで。アナログのレコーディングやミキシングにおいて、サチュレーションは最も重要な役割を果たしています。
アビー・ロード・スタジオで実績のあるサチュレーション・チェインをそのままモデリングしたAbbey Road Saturatorは、他のデバイスでは真似できない刺激的なサチュレーションとディストーションを提供します。パキッとした真空管のREDDコンソールと、なめらかなソリッドステートのTG12345コンソール。アビー・ロードのエンジニアによって完璧にキャリブレーションされている2つのコンソールのインプット、ゲイン、アウトプットステージの特性をDAW上に再現します。
これだけにとどまりません。アビー・ロード・スタジオのエンジニアは「ハッピーアクシデント」という現象を追い求め、EMIの初号機を廃棄に追い込むほど実験を行なったことで有名ですが、WAVES Abbey Road Saturatorは最もハッピーなアクシデントをキャプチャーすることができました。
1962年、EMIセントラル・リサーチ・ラボラトリーズはTG12321という入力音をコンプレッション(エンコード)し、出力時に展開(デコード)するというテープノイズのリダクションシステム、いわゆるコンパンダーの特許を取得しました。
アビー・ロード・スタジオの初代POPエンジニアは「エンコードしただけ(デコードを行わない)のサウンドは、美しい高周波帯が強調されて空気感と高揚感を演出してくれ、これがミックス時に楽器の音のヌケを良くしてくれる」ということを発見。スタジオの秘密兵器となったのです。
アビー・ロードの名を広めたエンジニア、ピーター・ボウンやジェフ・エメリックらは、このTG12321を「普通でない」方法で使うことを好みました。Abbey Road Saturatorは初号機となるTG12321をモデリングしており、REDDやTGコンソールを組み込むことで他に類を見ないサチュレーション効果を生み出します。
COMPANDERを低い設定にしたときにはベースやキックドラムの処理、高い設定にすることでボーカルに独特な輝きを与えるなどソースによってフォーカスするクロスオーバー周波数をコントロールできます。サチュレーションをかけながら、劇的にディストーションによる倍音の性質を変えることができるのです。
M/S(Mid-Side)プロセッシングにも対応し、ステレオソースのみならずミドル、サイドそれぞれ個別にディストーションをかけることもできます。例えばドラムに使って、ミドルにあるキックとスネアをファットなレベルまで上げ、サイド(オーバーヘッドとシンバル)をクリーンに、きらびやかに仕上げることも可能。
ミックスの中で、あらゆる楽器のヌケを良くする微細な倍音調整から、楽器本来の性質を生かしつつ力強いディストーションをかけることまで。Abbey Road Saturatorは通常のサチュレーションやディストーションプラグインにはない、特殊な機能を持っています。
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