Total Bass Module

Trilogy

究極のベース・インストゥルメント。

あらゆるトラックのかなめとなる、存在感のあるベースに特化したMAS/RTAS/VSTインストゥルメント。LAのトップミュージシャンによるエレキ & アコースティックベースのマルチサンプルと、Moog、TB-303などのシンセベースサウンドを、1000種類、計3GB以上収録。Atmosphere同様、強力なシンセエンジンとユーザーインターフェースを備えているので、独自のベースサウンドの作成も自由自在です。

Trilogyの多くの機能の中で、シンプルながら最も強力な効果を発揮するのは、2つのパッチを簡単にレイヤーできる仕様です。Minimoogをフレットレスベースに重ねる。VirusとTB-303を重ねる。ウッドベースのライン録りパッチとマイクで録音したパッチを重ねてバランスを調整する。アイデアは単純でも、その効果は絶大です。ウッドベースにJunoをサブオシレータとして重ねても、面白いですね!

フィルター、エンベロープなどのパラメターも、各レイヤーで個別に調整可能なので、ベースサウンド創造の可能性は、無限大です。

TrilogyはSpectrasonics社での生産・出荷終了に伴い、弊社でも国内出荷を終了致しました。Trilogyのお求めは、全国の楽器店様へ在庫状況をお問合せいただくか、または後継機種であるTrilianの発売をお待ちください。Trilianは2009年11月の発売を予定しております。


主な仕様

  • 世界初のアコースティック、エレキ&シンセベース専用インストゥルメント。
  • 大地を揺るがす重低音。シアター、クラブで存在感を発揮するベースサウンド。
  • 3GBのコアライブラリーによる、多彩な音色。
  • 「Distorted Reality」「Bass Legends」のエリックパーシングによる新作パッチ。
  • 数100種類のアコースティック、エレキ&シンセベースパッチ。
  • 2つのプログラムをレイヤー可能。その組合せは数万種類。
  • 高解像度のマルチヴェロシティサンプルによる、ダイナミックな表現力。
  • 自然な同音連打を可能にする「トゥルースタッカート」仕様。
  • フレットノイズ、X-Noteなどの「フィンガーノイズ」をたっぷり収録。リアルで人間的なフィーリングを再現可能。
  • ソロ + Glide (ポルタメント) 設定により、ウネウネと唸るアナログシンセベースラインを演奏可能。
  • 合理的に分類された音色フォルダメニュー。▲▼ボタンによる音色切替も、可能です。
  • 各レイヤーにマルチモードレゾナンスフィルターを設定可能。
  • 2レイヤーにまとめてかかるマスターフィルターも装備。
  • 各レイヤーにピッチ/フィルター/アンプリチュードエンベロープを装備。
  • 4つのLFOとマトリックスルーティング可能なモジュレーション。
  • カスタムメイドの32 bit UVI Engineを採用。

ラインナップ/価格

ラインナップ 価格(税込)
Trilogy
Mac OS X、Windows対応

定価:¥34,440(本体価格:¥32,800)

本製品は販売を終了致しました。


2009年1月16日、米国アナハイムで開催されたWinter NAMM Show 2009にて、Trilogyの後継となる「Trilian - Total Bass Module」が発表されました。

Acoustic Bass

Trilogyを試奏した時、まず驚かされるのは、そのアコースティック・アップライトベースの強力さです。Neumann のチューブマイクU-47で収音されたサウンドと、Neveのビンテージコンソール1083でライン録音されたダイレクトピックアップサウンド。Trilogyは、その素性の良いマイク/ラインサウンドを重ねて調整できる2レイヤー仕様なので、音色のキャラクターも多彩です。

この圧倒的なサウンドクオリティを誇るアコースティックベースサウンドは、半音単位でサンプリングされ、ヴェロシティスイッチによるダイナミックな表現にも対応しています。最も強く弾いた時にグリッサンドを付加するという、SpectrasonicsのサンプルCD-ROM「Hans Zimmer Guitar」で有名になった手法も踏襲されているので、鍵盤で演奏した時の喜びは格別です。

また、このアコースティックセクションには、Martin Dreadnought Bass Guitarサンプルも含まれているので、幅広い「アンプラグド」サウンドに対応することでしょう。 多くの生ベースパッチでは、長いベースサンプルの数オクターブ上の鍵盤に、同じ音程のスタッカートサンプルをレイアウトした「True Staccato」プログラミングを採用。この2サンプルを両手を使って交互にプレイすることで、MIDI鍵盤で同音連打した時とは比べものにならない自然なフレージングを実現可能です。 これで、聴き苦しい「マシンガンベース」サウンドとはお別れできますね!


Electric Bass

Trilogyには、エレキベースもたっぷり入っています。「Bass Legends」という名作ベースサンプルCD-ROMを持つSpectrasonicsですが、Trilogyに収録されたのはすべて新作で、最新の技術を使って注意深くレコーディングされました。クラシックな4、5、6弦ベースやフレットレスベースを、指弾き、ピック、ミュート、ロックンロール、スラップ、バラード、R&Bなど多様な奏法で収録。録音にはカスタムメイドのチューブプリアンプを使っています。

ハーモニクス、グリス、ファズ、トリル、FXなどの特殊な奏法もあり、特にスライドはたっぷりと収録しました。モダンなものからビンテージなオールドスクールエレキベースまで、キャラクターも多様です。それぞれのパッチは同じ方法でマッピングされているので、シーケンス作成後の音色差し替えにも対応します。

このエレキベースセクションに使われたサンプルは数千種類におよびますが、それぞれがダイナミクスにあわせてマッピングされています。ベーストラックはいつも複数のパッチを組み合わせて使い分けている、という方でも、リアルタイム演奏するだけで表現力あふれるトラックになることに驚かれることでしょう。

また、このアコースティック&エレキベースセクション共通の仕様に、「フィンガーノイズ」リリースレイヤーがあります。これは、実際のベース演奏時に発せられるフレットボードのサウンドを再現することで、リアルなフィーリングを生み出すレイヤーです。鍵盤から指が離れた時、数100種類のノイズサンプルの中から、微妙なフレットノイズ、弦の擦り音、軋み、Xノート、タップ、ミュートを選んだ「フィンガーノイズ」レイヤーを加えることで、クリーンすぎて物足りないベーストラックに人間的なフィーリングを与えます。この「フィンガーノイズ」は、ベースサウンドとは別のレイヤーになっているので、TrilogyのパネルにあるMixerで、簡単にバランスを調整することができます。


Synth Bass

市場には、他にもシンセベース用の音源が存在しますが、Trilogyはその中でも最強の部類に属するといえるでしょう。「単音で再生するといい感じのシンセベースサウンドなのに、実際のトラックで使用すると、どうもミックスに馴染まない。」そんな経験をしたことはないでしょうか? Trilogyのシンセベースは、単にファットなだけでなく、ミックスの中で生きるサウンドになるように、最大限の注意を払っています。

アナログシンセの名器の数々を、高い解像度でサンプリングすることで実現した圧倒的なクオリィティのコアサンプル。Minimoog、Roland Juno 60、Roland TB-303、Roland SH-101、Oberheim、SEM、Moog Taurus、OSCar、Virus、Yamaha CS-80、Arp Odyssey、2600、Studio Electronics SE-1、Omega、ATC Tone Chameleon、Sequential Circuits Pro OneからMoog Voyagerまで。それぞれ単体でみても膨大なバリエーションですが、さらに2つを選んでレイヤーできることを考えると、その組合せの可能性には気が遠くなりますね。

各レイヤーで個別に設定可能なマルチモードレゾナントフィルター、4つのLFO、3つのエンベロープ、サンプルスタートポイントのオフセット、マトリックス接続可能なモジュレーションなど、強力なシンセ機能がTrilogyパネルの1画面に収まっているので、いつでも簡単にエディット可能です。そのうえ、A/Bレイヤーにあわせてかかるマスターフィルターもあるので、リアルタイムのフィルタースウィープなど音楽的な表現も自由自在です。

ベースに特化したTrilogyは、ベースならではの音楽的な表現力にも配慮しています。Moogスタイルのレガートを可能にするSOLOモードを使えば、他のどんなサンプラーでも不可能だった、ウネウネと粘るソウルフルなベースラインを表現可能です。アナログシンセパッチをSOLOモードにして、GLIDEフェーダーで好みのポルタメントタイムを設定して、お気に入りのフレーズを演奏してみてください。その、ビンテージフィールあふれるスムースでなめらかなサウンドに驚かれることでしょう。もちろん、このSOLO & GLIDEモードは、アコースティックやエレキベースでも使用可能です。先入観にとらわれず、ユニークなハイブリットサウンドに挑戦してみてください! トラック全体を支えてくれる芯のあるベースが欲しい。ロードしてすぐに使えるベースがたくさん欲しい。独自のベースサウンドをクリエイト可能なソフトウェアが欲しい。あなたが求めるものが何であっても、Trilogyなら答えてくれます。圧倒的な音質。膨大なバリエーション。そして、柔軟なシンセエンジンと直感的に操作可能なインターフェース。つねに新しい次元を切り開く、Spectrasonicsならではの製品です。

Eric Persingから。

Spectrasonicsがバーチャルインストゥルメント市場に参入することを発表した時、真っ先に出てくるのはベースインストゥルメントだろう、と思った方が多いようです。

確かに、私たちが1994年にSpectrasonicsを立ち上げた時、最初にリリースしたのは、マーカスミラー、ジョンパティトゥッチ、エイブラハムラボリエルのベースをフィーチャーした「Bass Legends」というベースライブラリーでした。この製品以上に売れたベースCD-ROMは、後にも先にも存在しないことを考えれば、Spectrasonics製のベースインストゥルメントを期待されるのは当然かもしれません。また、RolandのJV/XP/XVシリーズユーザーの方は、私たちが拡張音源ボード「Bass & Drums (SR-JV80-10)」の製作に関わっていたことも知っているでしょう。そうです、私たちは「ベース中毒」なのです。

そんな私たちでも(だから?)、Trilogyの製作はとてもエキサイティングな作業となりました。アコースティック、エレクトリック、そしてシンセベースという3種のベースをひとつにまとめた(Trilogy = 三位一体、という製品名の由来です!)、Trilogy。ベースというのは、どんな音楽にも欠かせない大変重要なパートですが、良い結果を得るのが難しい楽器でもあります。だから、あらゆるベースを網羅した「ドリーム・ベース・インストゥルメント」を作ろう、と決意した私たちの仕事は、とんでもなく大変なものになりました。私たちの目標は、パワフルで、表現力にあふれ、なおかつ簡単に操作でき、どんなタイプの音楽にも対応するインストゥルメントを作ることです。それを実現するために私たちが考えたコンセプトは、下記の通りです。


最良の素材 + 最良のエンジン = 最良のサウンド。

Trilogyの最も重量な特徴は、そのサウンドクオリティです。Trilogyに使った素材は、すべて新作です。つまり、「Bass Legends」など過去の素材の使い回しは一切無い、ということです。この「まっさらな」状態から、最良のベースギター、アコースティックベース、そしてシンセベースをレコーディングするのに、約2年を費やしました。

シンセベースは、Minimoog、Taurus Pedals、Moog Voyager、OSCar、Oberheim SEMs、Roland SH-101、Juno 60などありとあらゆる機材をカバーしています。素材が用意できたら、次はエンジンとなるUVIエンジンに磨きをかけ、ベース専用にカスタマイズする番です。Trilogyのソロレガートやグライド(ポルタメント)は本当にスムーズで、本物のアナログシンセに引けを取りません。また、このエンジンのレゾナントフィルターも最高の出来ばえで、あらゆる種類のベースに使えるものになりました。長年のシンセプログラミングやCD-ROM製作で培ってきた、「最高のサウンド」を実現するためのノウハウの数々。「大地を揺るがす」ベースサウンドには、そのすべてが生きています。


サンプルベースの楽器では、サイズがクオリティに直結します!

Trilogyには、約3GBという膨大なコアライブラリーに13000種類以上のサンプルを収めてあります。こうして、数10MBのメモリに数100音色を詰め込まなければならないハードウェアシンセサイザーでは実現不可能なバラエティ豊かなサウンドを高い解像度を保持したまま実現することができました。この使えるメモリの大きさは、圧倒的なサウンドクオリティだけでなく、演奏時のタッチやポジションによって変化する音色の数々など、表現力にも大きく貢献しています。Trilogyには1つのパッチに1000サンプル使ったものもある、と言えば、そのすごさが分かるでしょうか?

さらに、Trilogyは、カスタムメイドされたUVIエンジンと、シンプルなユーザーインターフェースにより、A/B2つのレイヤーを簡単に組み合わせることができ、無限のサウンドクリエイションを可能にしています。しかも、各レイヤーは個別にフィルター、エンベロープなどの処理を行うことができるので、プリセットからかけ離れた音色も簡単に作成可能です。Trilogyのシンセエンジンとレイヤー機能を駆使すれば、数1000種類の音を簡単に生み出すことができるでしょう。


リリースノート・レイヤー&ベロシティ・グリッサンド

アコースティックベースや、エレキベースのパッチには、弦のこすれる音、ミュートなど、実際のベースで発生している微妙なノイズを付加するレイヤーが、鍵盤から指を離した瞬間に鳴るようにプログラミングされています。こうしたノイズがもたらす表現力には本当に驚かされます。本物のベース演奏時にしか味わえない感触を実感できることでしょう。リリースノートレイヤーによっては、1つのパッチに数100種類の微妙なノイズをプログラミングしたものもあります。各鍵盤で、さまざまな強弱にあわせたノイズをプログラミングした、といえば、気が遠くなるでしょう。こうしたリリースノートレイヤー、というアイデアそのものの原型は昔のキーボードにもありますが、Trilogyほど細部まで妥協せずにリアルさを実現したものはありません。しかも、Trilogyのシンプルなインターフェースを使えば、このリリースノートレイヤーと原音のバランスを簡単に調整できるのだから、たまりませんね。

鍵盤を強く弾いたときに、弦を滑らしたグリス奏法音を追加するベロシティ・グリッサンド仕様は、Spectrasonicsが、「Hans Zimmer Guitars」CD-ROMによって、世界で最初に実現した手法です。当然、Trilogyのアコースティックベース、エレキベースパッチにも採用してありますので、いろいろな強さで演奏してみてください。こうしたグリス音が、リアルなフィーリングや演奏する喜びにどれほど影響するかには驚かされることでしょう。


トゥルー・スタッカート

最後になりましたが、Trilogyの数ある特徴のなかでも最もユニークな仕様。それが、このトゥルー・スタッカートです。鍵盤中央のレガートサンプルの数オクターブ上に、同じ音程のスタッカート音を配置する、というシンプルなアイデアですが、その効果は絶大です。これではじめて、サンプルベースを使ってリアルな同音連打を行うことができるようになった、と言えるでしょう。鍵盤でベースを演奏する時の音楽性が、別の次元に導かれます。今後、才能あるミュージシャンの皆さんが、このトゥルー・スタッカートをつかって、どんな演奏方法を編み出すのか、楽しみでなりません!(訳注:2003年1月のNAMMショーでは、Spectrasonicsブースに立ち寄ったスティービーワンダーが、手探りでトゥルー・スタッカートを見つけ、次々と新しいフレージングを生み出す光景を目撃することができました。)

ユーザーガイドは、ぜひ最後までお読み下さい。通常、3GBのTrilogyのインストールは30分以上かかるので、その間を利用すると良いでしょう。また、私たちのウェブサイトも時々チェックしてください。アップデート、MP3デモの他、チュートリアルビデオ、参考になる記事など、Trilogyの活用に役立つ内容を公開していく予定です。

Eric PersingとSpectrasonics一同

仕様

  • Mac OS X、Windows XP対応
  • RTAS、AU、VST対応ソフトウェア音源

動作環境(Mac OS)

  • Mac OS X 10.2.6〜10.5(PowerPC)
  • RTAS**、AU、VST対応
  • PowerPC G3〜G5対応
  • RAM空き容量512MB以上。
  • ハードディスク空き容量4GB以上。
  • DVD-ROMドライブ。

** TrilogyはMac OS X環境のPro Tools 8には対応しておりません。弊社取扱い製品のPro Tools 8対応状況はサポートページをご確認下さい。

Intelプロセッサ搭載のMacへは、IntelMac Wrapper(パブリックβ版)にて対応しております。詳しくは弊社サポート・ページをご覧ください。


動作環境(Windows)

  • Windows 98、98SE、ME、2000、XP、Vista32
  • RTAS**、VST対応
  • Pentium III 600MHz以上対応
  • RAM空き容量512MB以上。
  • ハードディスク空き容量4GB以上。
  • DVD-ROMドライブ。

その他、基本的な動作環境は、各ホスト・アプリケーションの動作環境に準じます。本製品のオーサライズ時には、インターネット接続環境が必要です(本製品をご使用になるコンピュータ以外でもオーサライズ可能です。)

製品の仕様・動作環境、および価格は、予告無く変更となる場合があります。