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ラジオ局でのIOS導入にあたって~様々な用途に対応するDiGiGrid

ラジオ局でのIOS導入にあたって~様々な用途に対応するDiGiGrid

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DiGiGridシリーズは、音楽制作、ライブ、レコーディングと、オーディオインターフェースの枠を離れた様々なステージで使用されています。

DiGiGridシリーズのIOSリリース当初、J-WAVEさんから機能などを確認したいとの問い合わせがありました。ラジオ曲では、通常の番組制作はもとより、スタジオライブやインベントなど、様々な内容でミキサーやプロセッサーが使用されており、これらの多種多様な方向性をIOSが適しているのかという問い合わせでした。

IOSは、それ以前から主にライブ現場で使われていた”SoundGrid Network”に対応したオーディオインターフェース+プロセッサーです。

SoundGridは、対応したコンソールとSoundGrid Serverをイーサネットケーブルにて接続し、主にエフェクトプロセスを外部サーバーで行う仕様です。DiGiGridシリーズはこのSoundGridプロトコルを使用したシステムです。

当時SoundGrid は特に海外のライブ現場で数多く導入されており、対応したコンソールとSoundGrid Serverをネットワーク接続してエフェクトプロセスを行う手法が広まっていました。

そのことをすでにご存知だったJ-WAVEの担当新井氏は、IOSのスペックを見た際にその可能性の広さに気がつかれたとのことです。

これまではSoundGridシステムを導入する場合、対応のコンソールと、専用のサーバー、そしてコンピューターと、それなりのシステムと予算が必要でしたが、IOSによって非常にコンパクトに、かつ低コストで導入でき、拡張性も十分なシステム構築が可能になったのです。

そこで、現在のシステムにIOSを導入することで、どのような事が実現するのか、現在検討している内容が可能かどうか、お問い合わせをいただきました。

以下は要望とそれに対する回答内容です。


  • 増えてきたスタジオ・ライブに対応するため、現在のミキサーにマイクプリ付きのインプットを追加したい。

IOSには8Chのマイク入力があります。もちろんMic/Lineの切り替えが行えるので、8本のマイク追加はもちろん、既存のミキサーのセンド/リターンに接続してアナログ接続では8系統のアウトボードとしても使用可能です。また、音質やゲインなど、DiGiCoのコンソールで培ったクオリティをそのまま継承しているので、もちろん業務での使用にも問題ありません。

  • Wavesのエフェクトプロセッサーを遅れなしで使用したい。

IOS内のサーバーでは最小0.8msecでの処理が行え、0レイテンシーのプラグインも多数あります。これらのプラグインを使用した場合、一般的なハードウェア・デジタルエフェクターと同程度のレイテンシーです。

また、WavesのMultiRack Sound Gridアプリケーションを使用すれば、コンピューターをマルチエフェクトラックとして使えます。

  • マイク入力にコンプ/リミッターなどを掛けたい。

IOSにはサーバーを使用したミキサー機能を搭載しているので、インプットに各種エフェクトをインサートすることが可能です。

  • 今後の拡張も考え、I/Oなども増設したい

SoundGridネットワークでは、最大8台までのI/Oが接続可能です。また、どのI/Oを接続しても、何Chに増やしても、レイテンシーやエフェクト・プロセスの条件は基本的に同じです。AES/EBUやADATなどのデジタル入出力MADIマイクプリヘッドフォン端子の増設など、用途に応じて自由に増設が行えます。

  • 独立したミキサー機能と、入出力のフレキシブルなルーティングが行えるとなお良い。

ルーティングもコンソールソフトウェアであるSoundGrid Studioのパッチ画面で自由に行えます。センド/リターンやパラアウト、コンピュターでそのままレコーディングも、もちろん可能。

  • プロジェクトに応じてデジタルミキサーとSoundGridネットワーク接続もしたい。

YAMAHAやDiGiCoなど、SoundGrid対応のミキサーにカードを追加すれば、システムの中にミキサーを含めることが可能です。

また、ミキサーに入力した音をエフェクトプロセスしたり、ミキサー自体のI/OをPCのオーディオインターフェースとしても使えます。

  • ケーブルの引き回しなどもより簡潔に行いたい。

イーサネットケーブルでシステム接続が行えるので、数十mでも容易に引き回しが行えます。しかも安価であり、入手も簡単です。(場合によっては¥100ショップでも)

  • もちろん収録、放送用途なので安定性は必須。

安定性はかなり重要な部分ですが、DiGiGridにはもう一台のコンピューターを自動的に同じ設定にする”BackUp”設定機能があり、例えばレコーディング中にPCに問題があっても、バックアップを設定したPCに切り替えて収録を続けることができます。

また、弊社で検証を行ったところでは、ネットワークケーブルが抜けてもIOS内で入出力およびプロセスされた状態もそのまま維持されました。例えばネットワークが切れたり、コンピューターからのコントロールが止まっても、入力された音はそのままエフェクトプロセスされて出力し続けていたのです。*

また、ネットワークケーブルを抜き差しした場合、自動的にI/Oが再認識され、元の状態に自動的に復旧されました。あまりあって欲しくはないですが、万一足を引っ掛けて抜けてしまった時にも被害は最小で済むかもしれません。*

*環境によって変化する可能性があり、確実な動作を保証するものではございません。


以上の問答を経て、J-WAVE様への導入が実現いdsc04985たしました。

導入後は様々な収録現場で活躍し、その機能、音質で満足いただいています。

その結果はこちらのレポートにまとめられています。

今後は、新たなプラグイン、ソフトウェアの導入、I/Oの拡張など、DiGiGridシステムのフレキシブルさを活かした、様々なアップデートを検討されているとのことです。

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