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Pocket Operatorシリーズを使いこなせ!おすすめ動画特集

5つのシンクモードの詳しい解説と、世界中のYouTube投稿動画の中から興味深い動画をピックアップ

2015.10.21

皆様こんにちは。心は十代、体は大人。スタッフミヤホンでございます。
ポケットサイズなのに本格的な出音である事はもちろん、「この液晶に表示されているのはなに?」と各方面で話題になったTeenage EngineeringのPocket Operatorシリーズ。私も暇さえあれば触っています。

今回はそんなPOシリーズを使いこなす、世界中のユーザーの皆様のYouTube投稿動画の中から、特に興味深い動画をピックアップ。コメントを添えてご紹介させていただきます。

 

それでは早速、1つめの動画をご紹介。
PO-12を、アーケードゲーム筐体に付いている丸ボタンを4×4に配置したドラムパッドにカスタム。OP-1と一緒に使用。格闘ゲームさながらの指さばきでリズムを刻みます。ボタンを押すたびに鳴る「カチッ」という音がなんともクセになりそうです。

 

続いてはMoogとTeenage Engineeringがまさかのコラボ。PO-12が作り出したリズムトラックが、minifoogerシリーズを通す事でより個性的なサウンドへと変化します。液晶画面が無いテスト機版のPO-12のルックスが拝めます。

 

次はPO-12とKorg Volca Sampleという、いつでもどこでもライブができしまう組合わせ。それぞれのシーケンサーを同期して走らせながら、PO-12をリアルタイムに叩いて演奏したり、BPMを変化させたり、やれる事を盛り込んだ内容になっています。

 

まだまだあります。PO-12 rhythmとPO-14 subを、Arturia Beatstepを通してDAWと同期しています。この方法なら、自宅でもライブ感覚で音楽制作が楽しめます。

 

PO-12, PO-14, PO-16の全3機種の他、AIRA TB-3、Volca Keysを同期して使用。Eventide Space、Behringer VD400を通してBehringer 1002B Mixerへ。コンパクトエフェクターも仲間に加わる事で、より夢中になれる組合わせです。各機種を使いこなしていて、曲として完成されています。

 

Matt Greer氏の演奏動画をもう一本ご紹介。頑なにDAWを通さずにライブセットを構築しています。
Korg Monotribe、Korg Volca、TE PO-12をそれぞれSYNC端子を使用して同期しています。SYNC端子を備える機器なら、どんなメーカーも横断して、好きな組合わせで同期できます。自分だけの組合わせを考えるのって、ワクワクしますね。

 

最後の動画はPOシリーズ全3機種を同期してライブ演奏。それぞれのシーケンサーを使いこなす事で、多くの展開が用意された1つの楽曲を作り出しています。

 

いかがでしたでしょうか。
POシリーズには5つのシンクモードがあり、3機種同士の同期はもちろん、アイデア次第で他社製品との自由な組合わせ、自由な演奏が楽しめます。
シンクモードの違いを説明いたしましょう。

デフォルトの設定はSY0。こちらはシンクオフの状態です。

SY1はシンクマスターとする際に使用します。
シンク信号とオーディオ信号をステレオミニプラグの左右のチャンネルに分けて出力します。

SY2、SY3はPO以外の外部機器からシンク信号を受信する際に使用します。
SY2は最終の受けに、SY3は間に挟んで使用したい際に選択します。
外部機器からはシンク信号のみを受信。オーディオ信号は受信しないので、外部機器から直接出力します。

SY4、5はPOシリーズ同士を接続する際に使用します。
SY4は最終の受けに、SY5は間に挟んで使用したい際に選択します。
シンク信号とオーディオ信号を1本のステレオミニプラグで左右のチャンネルに分けて受信し、同じく1本のケーブルで出力します。

SY0=シンクなし
SY1=シンクマスター
SY2=シンクのみ、スレーブ
SY3=シンクのみ、スレーブ(スルー)
SY4=シンク/音声、スレーブ
SY5=シンク/音声、スレーブ(スルー)

以上がそれぞれのシンクモードの違いです。各シンクモードにより、左右のチャンネルにシンク信号、オーディオ信号をどう割り振るかが決まります。

シンクモードを駆使する事で、様々なアイデアを実現できてしまうPOシリーズ。
ポケットに入るミニサイズですが、触れば触るほど可能性が広がる、ビッグなヤツです。 


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