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Teenage EngineeringブースではPOシリーズ新製品と謎のシーケンサー+シンセ?OP-Zプロトタイプを展開

NAMM2016のTeenage Engineeringブースでは、このPOシリーズに新たに増えた3つの製品を展開。さらにシンセサイザー+シーケンサー+ビデオシンセシス搭載という謎の新製品、OP-Zのプロトタイプが公開されていました。

2016.01.23

20160123_te_DSC04570

昨年のNAMMで発表されてから、音楽制作だけでなくガジェットやファッション、デザイン、といった弊社取扱い製品としては異例ともいえる多方面で大きな注目を浴びた小型シンセサイザー Pocket OperatorことPOシリーズ。

その中身は決しておもちゃではなく、しっかりとしたモデリングとサンプルの音色、パラメーターロックも備えるシーケンサーと、多彩なエフェクトや演奏スタイルを盛り込み、PO同士・外部機器との同期再生まで対応する、シンプルでありながら使いでのある、さすがのTeenage Engineeringプロダクトになっていました。

NAMM2016のTeenage Engineeringブースでは、このPOシリーズに新たな仲間が増え、展開されていました。TEの製品ページにある”the wall of sound in your pocket.”のキャッチフレーズがiPod的でいい感じです。

teenage engineering – pocket operators
https://www.teenageengineering.com/products/po

Arcade、Office、Robotと名付けられた3つのPOシンセサイザー、特徴を分けるとこんな感じになっています。

20160123_te_DSC04577PO-20 Arcade: チップチューンに特化したビートメイキングとインプロビゼーションに。シーケンサーには新しいコード・コントロール機能を搭載し、128のコード・チェインとパターン・チェインが可能。16音色、16パンチイン・エフェクト、ステップ・マルチプライヤ。

PO-24 Office: ノイズパーカッション・ドラムマシン+シーケンサー。シーケンサーはもちろんパラメーター・ロック対応。ビンテージ機器のサンプルを収録し、シンセ・エンジンも搭載。ソロ・コントロール、128のパターン・チェインが可能。16音色、16パンチイン・エフェクト、ステップ・マルチプライヤ。

PO-28 Robot: 本物の8-bitシンセサイザー・エンジンを搭載し、シーケンスに加えライブ演奏によるメロディ作成が可能。128のパターン・チェイン、15音色+マイクロドラム、パンチイン・エフェクト、ステップ・マルチプライヤ。

どれも先行シリーズの単なるバリエーションではなく、コードやソロ、グライドなど新たな機能強化がしっかりと図られていていますねー、頼もしい。

早速新しいPO3製品をリンクしてTEクルーの方にデモ演奏してもらいました。いい意味でゲーセン的なロービットの荒っぽさのあるサウンドと、新しい演奏/コードの機能がより複雑なシーケンスを作るのに役立っているのがわかります。

すでにTeenage Engineeringでのオーダー受付は始まっているので、国内での販売もそう遠くない時期に開始できるものと思われます!価格にも前3モデルと同じですね、お楽しみに!

 


 。。。さらに。今回のTeenage Engineeringはこれだけでは終わりません。すでにNAMM2016のメディアカバレージで各所で話題になっていますが、シンセサイザー+シーケンサー+ビデオシンセシス搭載という謎の新製品、OP-Zのプロトタイプが公開されていました。

teenage engineering – OP-Z
https://www.teenageengineering.com/products/op-z

20160123_te_op-z

製品ページにはほとんど情報が出ていませんが、分かっている内容としては、16トラックのマルチティンバー・シンセにフルパラメーター・ロック機能の付いたシーケンサーを搭載という、見た目のミニマルさからはちょっと信じられない本格的な仕様。下段の1〜0と二段になっているボタンが鍵盤になるようです。ぱっと見ると、POシリーズのシンセ+シーケンサとOP-1のエディット機能を合体、大幅に発展させたような感じでしょうか。

20160125_te_DSC04848

しかもこれディスプレイが無いんですが、なんとiOSデバイスやタブレットにワイヤレス接続して操作画面を表示する!という、なるほどと膝を打ちたくなるような独自仕様になっています。下の画面はシーケンサーのオーバービューとシーケンス・パラメーターをディスプレイに表示した状態。これがOP-Zでのエディットを反映しています。

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そしてわかりますでしょうか、白いヤギヒゲのファンキーな老人がアニメーションで踊っている下の画面。これは内蔵されているビデオシンセシスの一部で、テンポと使用している音色に合わせてダンスが変化するようになっています!他にもカーレース?やよりVJ的なアブストラクト・ビジュアルをビートに合わせてインスタレーションのように変化させることができたりと、Teenage Engineeringの真骨頂とも言えるクリエイティブで遊び心のある製品になっています。

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展示されていたのはあくまでプロトタイプのようで、ユーザー側から音声サンプルや独自のムービーをインポートが行えるかについては未だ実装の検討段階とのこと。こちらは2017年にリリース予定で、まだまだ開発中の段階ですね。仕様もこれから変更されていくようです。

今後もTeenage Engineeringからは目が離せませんね。

夜にはインビテーションを頂いてハリウッドでのTeenage Engineeringイベントに伺いしました。こちらも大盛況でした。

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