2015.01.24
スタッフOKです。
スウェーデン発のシンセメーカーとして、ユニボディのソリッドなデザインと独自のモデリング・サウンドが結実したシンセサイザーOP-1、そしてMIDI/CV/デジタル信号までを自在にパッチングするデバイスOplabなど、カッティングエッジな製品をリリースしてきたTeenage Engineering、NAMM 2015でも3つの新製品が発表されました。
Pocket Operatorと銘打たれた製品は下記3つをラインナップ。むき出しの基板・スイッチとモノクロの液晶で構成されたシンセサイザーで、単三電池2本で駆動、入出力はミニプラグとなっています。名前の通り電卓やゲームウォッチを彷彿とさせるデザインですね。
PO-12 / rhythm: 16ステップのシーケンサーと16種類のサウンドを搭載したドラム・マシン
PO-14 / sub: 16ステップのシーケンサーと16種類のサウンド+1ドラムマシンを搭載したベース・シンセ
PO-16 / factory: メロディ/リードに特化したシンセサイザー、16種類のサウンド+1ドラムマシンを搭載
いずれのユニットも、16種類のグローバルエフェクト、ステップごとにロックが可能なパラメータがアサインされたノブ2つ装備。さらにクリックトラックを使って3つすべてのユニットを同期させることも可能と、見た目のミニマル・ポップなだけではない本格的な機能も搭載しています。
クリック同期はパルスを使用するとのことで他のアナログシンセなどとも同期可能とのこと。
別売のオプションとなりますが、ブースで撮影させてもらったこちらのケースに収めると、美しいポケット電卓(?)に変身!ふと思ったんですが、電卓・ゲームウォッチとして機能させる隠しコマンド、あったりするでしょうか。OP-1にはヘリコプターゲームがありましたね。
このPocket Operatorシリーズ、なんとファッションブランドCheap Monday(スカルロゴのスキニージーンズでお馴染みですね)とのコラボレーションにより誕生した、という珍しい経緯があります。Teenage Engineering創立者Jesper Kouthoofdと、Cheap MondayのクリエイティブディレクターAnn-Sofie Backが、共に以前在籍していたファッションブランド時代から親交があり、今回のコラボレーションにつながったのだとか。
Pocket Operatorシリーズの国内での取扱はまだ未定ですが、随時ウェブサイトなどで報告してまいりますので、楽しみにお待ちください。