音色にインスパイアされて生まれるピアノアドリブ50秒(8日目)
Ivory IIのUpright PianosとItalian Grandを使用
2013.12.04
スタッフHです。
なんとか連日の更新が続いている本企画、お気づきの方がいらっしゃれば嬉しいのですが、Ivory IIのUpright PianosとItalian Grandを使用しているこの企画。以下の順番で音源が変わっています。
- アップライト(Modern Upright)
- アップライト(Barroom Upright)
- グランドピアノ(Italian Grand)
- アップライト(Vintage Upright)
- アップライト(Tack Upright)
の順番で展開しております。昨日の7日目がBarroomアップライトだったので、本日はグランドピアノ(Italian Grand)のご紹介。55秒のムービーがこちらです。
アップライトピアノの音に聞き慣れると、グランドピアノを聞いたときのレンジ感ってすごいなぁと感じるのですが、レンジの広さ=いい音とは限りません(これは、本ブログをご覧のみなさまには釈迦に説法かと思いますが…)。
デモプレイをお願いしているピアニストのミッチー氏はどう感じたのか聞いてみると、
「使っている鍵盤(KAWAI VPC-1)のタッチが素晴らしい事も理由かもしれませんが、音源がアップライトからグランドピアノに切り替わったときに、まるで本物のピアノを切り替えたように(実際のアップライトピアノからグランドピアノに切り替えたように)なぜかタッチの違いまで感じました。Ivory IIシリーズの素晴らしさと、VPC-1のタッチの良さが掛け合わさって生まれるマジックのようです。実際のピアノの場合でも、アップライトピアノは一生懸命鳴らす感じ、グランドピアノは自然な響きを楽しむ感じと違いがあるのですが、まさにそのままを感じられる組み合わせです」
今日のアドリブで使用したプリセットは「Concerto Grand」。名前から考えるに、コンチェルト、コンサートピアノという意思のプリセットかなと推測できます。
良ければここ数日のアップライトピアノとの比較もお楽しみください。
最近はグランドピアノでの仕事が多いというミッチー氏も、水を得た魚のようなアドリブプレイが光っていました。
さて、明日のアドリブはどうなるでしょう。
Synthogy Ivory IIシリーズの詳細はこちらから
<ピアニストプロフィール>
1974年大阪府堺市生まれ。3歳からオルガン、6歳からピアノを始める。
神戸大学工学部を卒業後、数年間のエンジニア勤務を経て、2006年バークリー音楽院映画音楽科に留学。
2008年Alf Clausen Awardを獲得し、首席で卒業。
現在は都内を中心にピアニスト兼作曲家として活動している。