2017.10.26
Waveform Peopleのみなさん!お元気ですか?
ボクはリネレボにハマっています。
今回で連載が終わります。約2ヶ月かな?
ク自身が楽しく記事を書いていたので、連載が終わるのが寂しいな・・
Waveformをセカンドツールとして扱うのではなく、
内部完結でどこまで表現できるか?を連載を通じて伝えてきました。
最後は、シンプルな作りで表現力を豊かにする方法を紹介します。
え?!色々な機能を紹介してきたのに!
書いていて自分でも思った(笑
始めに最終回のデモ曲を聴いてみてね。
今回も打ち込みを一切していません。
パターンジェネレータ機能とループ素材の組み合わせで制作。
このデモ曲を、どのように作ったかを紐解いていきます。
全体はこんな感じ。
とてもシンプルだね!リズム、ベース、シンセ、ボーカル、FXの構成。
シンセはOmnisphere2を使用していて、その他はオーディオ素材なんだ。
時刻は2:39。
各パートごとに説明していきます。
ますはドラムから話そうかな。ドラムパートの構成は下記のとおり。
シンセベースは、Omnisphere2を使用。
プリセットのCircuitry Subzを使ったよ。
ベースのパターンジェネレータ設定。
Omnisphere2のCircuitry Subzがアルペジエーターで再生するので、
Waveformのパターンジェネレータと組み合わせて出来たフレーズ。
ボク自身、この組み合わせを多用しているんだ!とっても便利。
シンセはOmnisphere2を4個使ってる。
全部プリセット。そう、Omnisphere2のプリセットは本当によく出来ている。
デモ曲の最後に向かって、シンセ音がレイヤーしていくイメージで制作。
アレンジの話になるんだけど、ずっと音を詰め込めすぎるとメリハリがなくなる。
一番の聴かせどころで音を聞かせて、その他のセクションでは音を抜くと良いです。
シンセのパターンジェネレータ設定。
このパターンを各シンセパートにコピーしただけ!簡単だね。
時刻は3:41。
ボーカルとFX(効果音)はオーディオ素材。
オーディオ素材を購入する時に、SONICWIREをよく利用している。
他社さんを推奨してしまったけど大丈夫だろうか。
ミックス処理の設定画面。
基本、何もしていません。ドラムのキック以外、100Hzあたりからハイパス処理をしたぐらい。
WavesのIMPusherはイイね!ほどよく使うと音が元気になる。お気に入りのプラグインのひとつ。
マスターに挿している、マスターラックの中身はこんな感じ。
EDM的なサウンドデザインだったら、このセッティングがお気に入りなんだ。
現在の時刻は3:57。
Waveformを触られた方、どうでしたか?!
すでに既存DAWを使用している人は、慣れない部分も多いかと思います。
慣れると、とっても面白いツールだと感じるはずです。ボクがそうでした。
最後に、Waveformの連載を見てくださった方、Twitterでメッセージを送ってくださった方、
本当にありがとうございました。
Waveformを通じて、みなさまの音楽制作が豊かになる事を願っております。
では!またね~
追伸:
木曜日に掲載予定なのに、火曜日の朝にこの記事を書いてます。
メディアインテグレーションのHさん、いつもギリギリの入稿ですいませんでした。
大変お世話になりました!
『ホームセンターでゾンビと戦うゲーム』(海外7カ国で新着アドベンチャー1位を記録/Android版)、『200億人の俺の嫁』などの楽曲及び効果音制作を担当。2017年6月配信、個人名義アルバム「Tropical 43」がiTunes Store トップエレクトロニックアルバム4位を記録。