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EVE Audio : BeliEVErs – Sepura

2017.07.19

Sepura

Manufacturer of digital radio solutions
SC208 & TS112

英国ケンブリッジに拠点を置く Sepura は、重要な通信事業を行う企業向けにデジタル無線機器やシステムの開発、製造および供給を行うグローバル・リーダーです。同社が開発する通信ソリューションによって、運輸、公共事業、石油・ガス、製造、鉱業、接客、建設といった各商業分野の公共安全機関およびユーザーは、彼らが日常的に直面する通信要件を満たすことが可能となります。ケンブリッジ・リサーチ・パーク内に、これら通信システムの正確な較正と検査を行う最先端の無響室が新設されました。この施設で中心的役割を担うのが EVE Audio のモニター・スピーカーです。

無響室の各コーナーに EVE SC207 をそれぞれ 1 台ずつ配置し、TS112 サブウーファー 1 台を補足的に加えることによって室内で 360°の音場を形成しています。製品は、ブリュエル・ケアーのヘッド・トルソ・シミュレータを使用して一般的なユーザーの立ち位置に基づいてテストされます。この時 EVE モニターには、ノイズ除去アルゴリズムの性能を測定するために強力な音声信号が送り込まれます。無響室の壁と天井には超吸音パネルが設置されていますが、可能な限り現実的な条件をシミュレートするため床は反射面のままとなっています。

無響室の下限周波数は 100Hz に設定されています。隣接する研究室に設置された Soundcraft SI Expression ミキサーの 4 チャンネルから各 SC208 にそれぞれ音声信号がフルレンジで送り込まれ、さらに独立したもう 1 チャンネルからサブウーファーに信号が送り込まれます。サブウーファーは、内蔵の DSP 機能で 120 Hz 以上をハイカットしています。

典型的なテスト方法として、例えばアイドリング状態のジェットエンジン音や賑やかな中心街の騒音を再生します。これを研究者が分析し、特定の製品のノイズ低減特性を評価するわけです。最も騒々しい環境で製品のテストができるよう EVE モニターは最大音量で使用しています。

Sepura の試験設備を率いているのがシニア音響エンジニアのエドモンド・エルジー氏です。彼は、EVE Audio のモニター製品をシステムの一部として導入する意思決定に大きく関与しました。「私たちは、できるだけフラットな周波数特性を持ち、それと同時に高い音圧レベルを再生できるアクティブ・スピーカーを探していました。EVE はホームページ上に周波数特性を公表していますから、意思決定の際に大変役に立ちました。EVE と他のブランドの製品を聴き比べ、音像の正確な再現力とコストパフォーマンスの高さから EVE に決定しました。」

SC208 は、36 Hz までの低周波帯域の再生が可能です。特別設計された 8 インチの「シルバーコーン」ウーファーが採用されており、歪みの少ない銅キャップマグネットと 1.5 インチのボイスコイルがユニットを駆動します。その結果、その他の EVE Audio 製品同様、非常にタイトでダイナミックな低域再生と優れたリニア・エクスカーションが実現しました。ショートタームで 150W の出力を持つ PWM 方式アンプは、ウーファーを保護するリミッターを内蔵し、最大出力レベルは 112 dB (SPL@1m) となっています。

TS112 は、EVE Audio のサブウーファーでは最も大型かつ妥協のないモデルです。サテライト・フィルター(フルレンジまたは 80 Hz)の切替え、フェーズ・スイッチ(0°, 180°)、可変サブウーファー・フィルタ周波数(60 Hz から 140 Hz)など、細やかなコントロール機能を備え、設置する場所にあわせてチューニングと調整が可能です。ショートタームで 400W の出力を持つ非常に効率の高い PWM 方式アンプが 12 インチのウーファーを駆動します。24 Hz から 300 Hz までの周波数帯域を再生し、最大出力レベルは 112 dB(SPL@1m)となっています。

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