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リズム隊のミックスTips! – Vol 5 ドラムバスミックス編

いよいよドラム編もラスト。本日はドラムを1つのバスにまとめたバスミックス編です。

2014.11.24

スタッフHです。

いよいよドラム編もラスト。本日はドラムを1つのバスにまとめたバスミックス編です。

冒頭より「このバスはクリップしてしまっていて、本来ならドラムの各パーツを一度に下げればクリップしない事は分かっているのですが」という前提で始まります。

 

20150204_3632_1最初のプロセッサーとして登場するのは、H-Comp。製品名のHは「ハイブリッド」を意味しており、往年のアナログコンプの味わいや倍音の伸びを持ちつつ、近年のデジタルコンプの正確さ、便利さを併せ持ったコンプなのです。

通常のコンプではなく、このH-Compが採用された理由は、このコンプにしかない特別なパラメータ「Mix(コンプが掛かった音と、掛かっていない原音を混ぜる)」があるため。

コンプレッションされたサウンドを噛ませつつ、原音のニュアンスをブレンドすることでドラムに「一体感」を出す、という作業について解説しています。

H-Compならではの機能は他にもあります。リリースタイムの考え方、コンプレッション(=潰す)しているのにアタック感を出すなど、いずれもミックスの中でどのような役割に繋がるのかを確認しましょう。


20150204_3632_2ドラムバスにはもう1つのプロセッサー、L1が使用されています。これは、デジタルピークを回避しつつ、音圧を稼ぐためのツール。このL1から続くLシリーズ(L2、L3、L3-16など)はより最新のプロセッサーがリリースされているにも関わらず、ここでは最も古株ともいえるL1を使用。

最新のプロセッサーを使えるにも関わらず、どうして古株のL1を使用したのか。ビデオでは解説されていませんが、以前多くのエンジニアさんからお聞きした話をもとに、WAVESのLシリーズについてまとめた記事がありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

MI STAFF BLOG:WAVES Lシリーズとは?

ビデオの中で注目すべきは、どんな結果が欲しくて、どれくらい潰しているのか。佐藤さんはビデオ中で「1つ1つのパーツの響きがちゃんと前面にでてくるように」と語っていますが、これがどれくらいのさじ加減なのかという感覚を養いましょう。

最後には、ドラムトラックがどのような音であることが(今回の曲の)理想であるか、何を大事に最終の音決めをしたかについての解説。これにて、ドラム編が(一旦)終了となります。次回は、ドラムの相棒であるベース編・リズムギター編に突入です。


講師プロフィール

佐藤洋介

岡本定義との宅録ユニット、COILとして’98年「天才ヴァガボンド」デビュー。エンジニアとしてサウンド面の中核を担い、COILのみならず外部アーティストからもそのサウンドメインキングのクオリティは高く評価されてきた。2005年にはRCサクセションのライブ盤「ラプソディーネイキッド」のミックスではその臨場感溢れる音作りで高い評価を得る。’06年はCOILとして初めて映画『初恋』(主演:宮﨑あおい)のサウンドトラックを担当。元ちとせ、杏子、福耳、長澤知之、竹原ピストル他への楽曲提供やエンジニアリング、プロデュースも手がける。2013年COILはデビュー15周年を迎え、ニューアルバム「15」をリリース。2014年4月にCOILを脱退。脱退後は幅広い視点からサウンドプロデュースができるエンジニアとして、活動の場を広げている。

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