• POPULAR LINKS
検索

本サイトでの Cookie の使用について

scroll

BroadBand DeNOISE II [販売終了]
Restoration technology from Sonic

製品の説明

Sonic Studioが培ってきたレストレーション技術を凝縮したsoundBlade専用ブローバンドノイズ処理オプション

BroadBand DeNOISE IIは、NoNOISE IIレストレーション・バンドルに含まれており、Sonic Studioが培ってきたレストレーション技術が凝縮された最新ソフトウェアです。NoNOISE IIはSonic Studioのエンジンを使っているので、量子化ノイズが少なく、音色の変化が抑えられ、非常に低いディストーションと音の色付けを実現しています。

ブロードバンドノイズ(広帯域にわたるノイズ)はそれがどのようなものでも、耳障りなものです。ノイズは様々な経路で入り込んできます。アナログテープによる変調やヒスノイズ、電源周りやマイクロフォン、プリアンプ、その他オーディオ信号が通る機器全てで発生する可能性があります。ブロードバンドディノイズはもとの音源に与える影響が少ないままでノイズを軽減・除去出来るアプリケーションです。

20150304_SonicStudio_bbdenoise

効果的にノイズを除去するためには、まずノイズを正確に分析し、素材の特性に合ったノイズ除去アルゴリズムを採用する必要があります。ブロードバンドディノイズは2048個のバンドパスフィルターを使って、その1つ1つにスレッショルドを決めノイズ除去を行います。往年のDolbyやdbxのノイズ除去に似ています。

ディノイズを行う素材はユーザーが選択し、その素材にFFT(高速フーリエ変換)解析をします。2048個の各フィルターに対してノイズの平均レベルを算出します。この解析結果は"Noise Estimate"(ノイズ分析データ)となり、ノイズ除去を行う際のスレッショルドになります。

プロセスを行うとディノイズする素材にも2048カ所でFFT解析が行われ、それぞれのポイントで音のレベルとノイズレベルが比較されます。これにより全てのポイントが音があるかノイズだけかの判断を下します。

ある周波数でノイズ分析データのスレッショルドよりも大きな信号があった場合は、その周波数のレベルはそのまま保持されます。もしよりも小さかった場合にはノイズと判断し、後述するアッテネーションパラメータで設定した量だけゲインを下げます。これを全ての周波数帯で行い、その結果で元のFFT解析をしたデータを変更します。その後、FFTの逆変換を行ってノイズを軽減しオーディオ信号を再構成したものを生成します。このようなプロセスでディノイズを行うためブロードバンドディノイズは精密で高度なノイズ除去が実現できるのです。


20150304_SonicStudio_bbdn

BroadBand DeNOISE llは以下のようなノイズの種類に有効です。

  • アナログ・テープの録音によるモジュレーションや揺らぎ
  • フィルム収録のサウンド・トラックの粒子によって誘発されたノイズ
  • アナログの信号経路で発生した熱雑音
  • 録音に残ったエンジン、 エアコン、風、水流、昆虫などの環境音
  • 過度の反響音を色付けなく抑制したい場合

BroadBand DeNOISE IIはsoundBlade LE、SE、HDに追加することで、モノ、ステレオ、マルチチャンネルのソースに対して処理を行なうことができます。レストレーションのプロセスは詳細な設定が可能ですが、コストと時間が限られた作業では、デフォルトの設定をそのまま適用することでも十分な効果が得られます。

TOPへ