The brains behind the sound...

MIOMixer v5について

Overview概要

業務用途に必要な安定性と柔軟性。Mobile I/O共通のv5 DSP Mixer。

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Mobile I/O v5 Mixerは、全てのMobile I/Oシリーズ共通の強力な80bitバス・ミキシング・コンソールです。

全モデル共通仕様なだけではなく、カスケード接続した複数台のMobile I/Oの入出力を1画面でコントロール可能な他、DAW内部での処理とは比較にならない高音質、無制限に作成可能なバス、MIO Strip(ChannelStripのMobile I/O版)やCharacterなどの専用DSPプラグイン、7.1chまでのフルサラウンド対応、v5 MixerとDAW間のルーティングを実現したFireWire Returns、DAWのソングファイルにv5 Mixerの設定を保存するConsole Connectプラグインなど、その機能は圧倒的です。

もちろん、圧倒的なのは”機能”だけではありません。32サンプルまでバッファーサイズを小さくした超低レイテンシーのドライバーの安定性や、ライブレコーディングで重宝される108ch同時録音に対応したRecord Panelなど、数千人のエンジニアによって磨き上げられ、信頼を勝ち得てきた実績が、Mobile I/Oの信頼を裏付けています。

Mobile I/O v5 Mixerは、2882 Expanded、ULN-2 Expanded、ULN-8、LIO-8の全てのモデルに標準で付属しています。

 


 MIO Console v5.6 

Metric HaloよりMIO Console, CoreAudioドライバおよびファームウェア・アップデートを含むMIO Console v5.6が公開されました。本アップデートは無償となり、すべての現行Metric Haloオーディオインターフェイス製品でご利用いただけます。

動作環境

Mac: OS X 10.6.8-10.10

主な追加・変更点

  • I/Oインサート機能

MIO Mixerのチャンネルストリップから直接外部アウトボードへのインサート/リターンが可能になりました。

  • ConsoleSync機能

MIOConsoleとMetric Haloハードウェアのコンフィギュレーションを相互にリンク。ハードウェアのコンフィギュレーションをMIO Consoleに読み込むことも可能です。ユニット接続時にConsole、ユニットいずれの設定を反映するか、選択することができます。

  • ConsoleConnect AAX、Pro Tools 11に対応(Pro Tools v11.0.1以降)
  • EuCon 3.0プロトコルに対応
  • ハードウェアに設定がみつからない場合にファクトリー・デフォルト設定を自動読み込み
  • 設定のないMetric HaloハードウェアをMIO Consoleに追加した際、Mixer上で設定
  • MIOConsole>ユーティリティに”Save System Boot State (all boxes)”を追加
  • ConsoleConnect使用時のMIOConsoleメニューに”Channel Strip Meters Post Fader”を追加

ご注意: 2dカードを搭載しないレガシーデバイス(ULN-2、2882)の正式対応は本バージョンまでとなり、今後リリースされるドライバのサポートは2dカードを搭載したMobile IOのみとなります。今後のご利用については、2dバージョンへのアップグレードをご検討ください。

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Architectureミキシング・アーキテクチャ

マルチバス・ミキシング & センド・ウィンドウ

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v5 Mixerで作成・使用できるバスの数は無制限です。必要な数だけバスを作成し、さらに各バスのフォーマットはモノラルから7.1サラウンドまでダイナミックに変更できます。各バスはマスター・バスとしてアウトプットに送るだけでなく、AUXバスとして他のバスに送ることもできます。

また、v5 Mixerではミキサー上の任意のインサート・スロットに「センド」をインサートできるので、プラグイン処理前/処理後どちらの信号でも送ることができます。あるバスから他のバスに送ることもできるため、直接アウトプットされないAUXミックスなども作成可能です。プリ/ポスト・フェーダーも各センドで指定可能なので、メイン・ミキサーとは完全に独立したプリ・フェーダー・レベルのセンド・ミックスも作成可能です。

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メイン・ミックスをステレオ・バスに、センドはサランド・バスに送って別々に管理するなど、v5 Mixerなら、他の製品では不可能だったミックスが可能になります。

 


 “新しいv5 Mixerを使用することは、Mobile I/Oのコンソールが白黒から鮮やかな色彩に変わるようなものです。v5 Mixerのルーティングはとてもシンプルです。ハードウェア・コンソールのように全てのミキサー機能がチャンネルの中に統合され、インプット・アサインメント、トリム、EQ、エフェクト、パン、アウトプット・アサインメントと、 必要な機能が一カ所に揃っています。さらにセンドとサブミックスは、フローティング・オグジュアリー・ミキサーとして別に表示されます。インプット、アウトプットの数からストリップのカラー変更まで完全にカスタマイズ可能なのです” – Lolly Lewis, Transparent Recordings

 


タイミング補正を備えたミキシング・アーキテクチャー

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チャンネル・ストリップの上から順番に、入力ソース、インサート、アウトプットを指定すれば、ルーティングは完了します。しかし、シンプルに見えるv5 Mixerの内部は、全てのMobile I/O入出力と、DAW間の入出力が並ぶ精密なÜbergraph(ユーバーグラフ)と呼ばれるコンセプトが導入されています。

Übergraphは、物理的な入出力からDAWの出力まで自由にDSPプラグインを接続し、各プロセッサのアウトプットのスプリットや、サイドチェイン接続、マルチ出力、パラレル接続、さらにそれらをフィードバックすることもできます。しかもv5 Mixerでは、v4のように複雑なグラフを操作する必要はありません。全ての機能は見慣れたミキサー画面から直感的に操作できます。Übergraphはミキサーの裏側で自動的に構築され、機能しているのです。

さらにv5 Mixerでは、複数のプラグインを組み合わせたり、あるバスを他のバスにまとめたりといった複雑なルーティングを組んでも、メインのバスに送られる全ての信号は自動的にタイミングが補正されるため、信号間のレイテンシーに悩む必要はありません。

 


 Mobile I/OとDAW間でのルーティングを実現したFireWire Returns

v5 Mixerでは、コンピュータのDAWに送られる信号をFireWire Returnsと呼んでいます。v5 Mixerに入力された信号をダイレクトに出力するだけでなく、内蔵DSPプラグイン処理後の信号、バス経由の信号と、あらゆる信号をDAWに送ることができます。

使用例)

  • 例)DSPプラグイン処理前/処理後、またはその両方をFireWire/DAWに送ってレコーディングする。
  • バスにまとめたミックスやステムをFireWire/DAWに送ってレコーディングする。
  • DAWの再生音をDSPプラグインで処理した後、FireWire/DAWに戻してレコーディングする。
  • Mobile I/Oをアウトボード・エフェクターとして利用する。

 


DAWにMobile I/Oの設定を保存するConsole Connectプラグイン

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インターフェース本体の入出力とDAWの間に位置するMobile I/O v5 Mixer。このv5 Mixerは、他のオーディオ・インターフェースのような”簡易”ミキサーや設定パネルとは全く異なる本格的な機能を有していますが、気になるのはDAWとv5 Mixer画面を行き来する煩雑さと、トータルリコールなどDAWとの連携部分の不安ですね。

v5 Mixerには、その不安を解決する為のConsole Connectプラグインが用意されています。Pro Tools、Logic、Cubase、Nuendo、DP、Live…など、AU、VST、RTASプラグインに対応したDAWを使用しているのであれば、Console Connectをプラグインする事で、v5 MixerをDAWから直接呼び出し、あたかもDAWの一部のような感覚で扱うことができます。

さらに、Console Connectを使う事で、v5 Mixerでのルーティングやミキシング、+DSPプラグインの設定、モニターコントロールなどの全ての設定をDAWのソングファイルに保存する事が出来ます。DAWのソングファイル毎にMobile I/Oの設定ファイルを探す必要はありません。DAWのソングファイルを開くだけで、完璧なトータルリコールが実現できます。

DSP EffectsDSPエフェクト

+DSP Graphエフェクト

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v5 Mixerでは、多くのDAWのミキサーと同じように各チャンネルストリップにインサート・スロットが用意され、必要なプラグインをインサートすることができます。しかし、v5 Mixerはスロット上から順番に直列接続する、という単純な機能以上の可能性を秘めています。

v5 Mixer上の任意のスロットに「+DSP Graph」プラグインをインサートして、ダブルクリックしてみてください。+DSPグラフウィンドウが表示され、各プロセッサーの出力をスプリットしたり、サイドチェイン接続やマルチ送り、パラレル接続、フィードバックなど、自在なルーティングが可能です(旧バージョンからお使いのユーザーさんであれば、画面を見るだけで+DSPグラフ・テクノロジーが基になっていることにお気づきでしょう)。お気に入りの+DSPグラフが出来たら、名前をつけて保存しましょう。あなただけの「秘密兵器」の完成です。

 


 “DAWの出力をv5 Mixerのインプットにアサインして、+DSPの内部でミックスする機会が増えています。v5 Mixerは、各チャンネルに高品位なチャンネル・ストリップとリミッターが搭載されたハイエンド・コンソールのように使えます。Characterを各チャンネルに起動すれば、真空管やトランスフォーマーの質感をインプットやミックスに加えることができる。大量に用意されたMetric Haloプラグインの音はどれも最高だし、使用方法も簡単です” – Jerry Schroeder

Surroundモニター・コントローラ

フルサラウンド・サポート

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v5 Mixer上のバスはすべて、モノ、ステレオ、LCR、LCRS、Quad、5.0、5.1、7.1サラウンドへと、出力フォーマットを自由に切り替えることができます。各パンナーは出力フォーマット毎に設定された位置を記憶しているので、ステレオ、5.1、7.1…と、複数のフォーマットを切り替えながら並行してミックスを仕上げるようなシーンでも、同じ設定作業を繰り返す必要はありません。

もちろん、インサートされているプラグインのコンフィギュレーションも、バスのチャンネル数に対応して自動的に切り替わります。後述のモニター・コントローラー/スイッチャー機能を活用する事で、その自由度はさらに圧倒的なものになります。

 


 サラウンド対応のモニター・コントローラー/スイッチャー

v5 Mixerの特筆すべき機能の一つに、モニター・コントローラーがあります。モニター・コントローラーにはバスを送るだけで設定可能な、モニター・ソース選択タブと、モノ、ステレオから7.1までMobile I/Oの端子を自由に組み合わせて設定可能な、再生セット選択タブが用意されています。それぞれのタブをクリックするだけで、何を、どこで再生するかを即座に切り替え可能です。再生セットに出力される信号のボリュームは大きなノブで調整できる他、ミュート、ディムにもワン・クリックで対応します。

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モノラルのモニター・ソースを選んで、ステレオ再生セットを選択する。ステレオのモニター・ソースを選んで、5.1再生セットを選択する。そんな場合も、安心してください。モニター・コントローラーが自動的にモニター・ソースにあった再生ルートに振り分けてくれます。またMobile I/Oモニター・コントローラーでは、各チャンネル/パスでキャリブレーションを設定できます。-18dBを0としたり、K-Standardに調整するなど、仕事をするスタジオの基準にあわせてアウトプット・パスを基準モニタリング・レベルにキャリブレーションすることができます。

 


 “v5 Mixerモニター・コントローラーの登場で、今まで使用してきたような大きなノブを持つモニター・コントローラーの必要性が全くなくなりましたね。MIOとスピーカーの間にあった粗悪なシグナル・パスを取り除くことができました” – Brian Monroney, Guitarist/Musical Director for Tom Jones

 


 SpectraFoo直系の信頼性の高いメーター

センドも含むv5 Mixerの各チャンネル・ストリップに装備されたメーターは、プリ/ポスト・フェーダーを切り替えて表示可能です。MIOStripといったプラグインにも詳細なメーターが内蔵されています。本体フロント・パネルにも正確で信頼性の高いメーターが装備されています。音響解析ソフトウェアSpectraFooを開発したMetric Haloですから、当然ですね!

Rec Panelレコーディング機能

驚異的な信頼性を誇るレコード・パネル

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もともと、Soulive Winter 2002ツアーにMobile I/Oを持ち込んで、Blue Noteレーベルからリリースされる予定だったライブ・アルバム『Soulive』の素材をレコーディングするためだけに開発されたのがMIO Consoleのレコード・パネルです。ライブ演奏の忠実な記録を第一に設計したため、余分な編集機能は一切ありません。しかし、その驚異的な信頼性により、多くのエンジニアに愛用されるようになりました。複数台のMobile I/Oによるマルチ・ボックス、マルチ・チャンネル・レコーディングにも対応しており、ラップトップで最大108チャンネルまで同時レコーディングが可能です。コンピュータ・ベースのシステムとしては、他に類を見ない仕様です。

世界中で数千人のエンジニアによって使われてきたMoblie I/Oのレコード・パネル。演奏をあるがままレコーディングすることが求められる現場での信頼性は、時間が証明しています。ツアー会場でのライブ・レコーディングは一生に一度のやりなおしがきかないものですが、第一線のFOH、ライブレコーディング・エンジニアによって選ばれてきたMoblie I/Oレコード・パネルは、信頼できるツールとしての評価を確立しました。セカンド・テイクが許されない困難な状況で、マルチトラック・レコーディングを任せるに値すると評価されたのです。Moblie I/Oレコード・パネルは、クラシック業界でも使われています。機材やソフトウェアのトラブルでテイクを録り逃したら、大変ですから。

レコーディング パネルは、すべてのサンプルレートでの録音をサポートし、基本的な録音のメタデータを含む幾つもの録音ファイル・フォーマットをサポートしています(SD2、AIFF、Wave、 Broadcast Wave、CAFなど) 。レコーディング パネルは、ディスク・スペースを節約しつつ、必ずしも最高の音質を要求しない録音において必須の条件である16bitでの録音もサポートしています。

 


 “Metric Halo MIO 2882+DSPなしで、ツアーにいくことはありません。8年間という長い期間、これはレコーディング/プレイバック/サウンドシステム解析で私が必要とする秘密兵器です” – Philip J Harvey, PilotLight Audio Inc. FOH The White Stripes, The Raconteurs