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TOTOライブステージでボーカル、ドラムにEarthworksマイクが活躍

FOHエンジニア Ken Freeman

2015.02.13

Milford, NH: 結成35周年を迎える伝説的ロックバンドTOTOは、記念となる米国と日本へのツアーでEarthworksマイクをドラム、そしてボーカルに使用している。

FOHエンジニアを担当するKen Freemanに話しを伺った。彼はライブステージで使用する以前から、測定そしてスタジオ・レコーディングで、Earthworksマイクを使った経験がある。

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「Earthworksは以前から測定用マイクに使用していて、気に入っていたんだけど、初めてレコーディングに使ったのは、ドラム用のコンデンサーマイクだ。Earthworksのオムニマイクをペアにしてオーバーヘッドに試したところ、今まで聞いた中で一番伸びやかな高域を捉えてくれた。

それから、ライブ演奏にも使うようになった。といっても、主にソフトなジャズ・グループなどのオーバーヘッド・マイクとしてね。特にシンバルに使った時のプレゼンスのきめ細やかさ、解像度が素晴らしいんだ。

Fouplayのライブでも活躍してくれたね。収録したものを聴きかえしても、とても自然で、安価なコンデンサーにあるような不安定な感じが微塵もないんだよ」

TOTOのライブを通じ、FreemanはEarthworksのドラムマイク、そしてボーカルにSR40Vを用いた。

「去年のKeith CarlockとのTOTOジャパン・ツアーでは、タムにEarthworks DP30/Cを使う機会に恵まれた。美しいサウンドのマイクだね。まずデザインが良いんだ。グースネックは堅牢で、セットしたポジションをしっかり維持してくれる

クリップ式ドラムマイクの最大の課題は、設置したポジションをいかに維持するかだけど、グースネックとリムマウント・クリップを組み合わせて、Earthworksは素晴らしい仕事をしている」

もちろんデザインだけではなく、そのサウンドもFreemanの印象に強く残っていたようだ。

「音色としてコンデンサーを使ったタムのサウンドを好むところがあって、そういう意味でEarthworksのコンデンサーは一級品だね。

ジャパン・ツアーのあと、Earthworksに連絡してぜひ米国のツアーで他のマイクも使いたいと伝えたんだ。ツアーではSR30をハイハットに、SR25をオーバーヘッドに使った。どのモデルも、お互いを活かすことのできるマイクだ。今までの結果はどれも素晴らしいものだったので、どのEarthworksドラムマイクも喜んでみんなに薦められるよ」

今回の米国ツアーでは、これらのドラムマイクに加えSR40Vボーカルマイクもライブに投入した。

「TOTOのリードシンガー、Joe Williamsに使ってもらったんだが、これは文句なしにすごいマイクだね!ここ数年Joeに試しもらった新しマイクでは、間違いなくベストに入るものだ。

彼は本当に豊かな倍音を持った声で高域を歌う。自分の声を完璧にコントロールして、高い音域でもきっちりとノートを捉えるんだ。でも多くのマイクはその音圧に耐えられず、ハイエンドが歪んでしまうこともある。

使い始めた瞬間、僕らは二人ともSR40Vに魅せられてしまった。SR40Vを通したボーカルサウンドが余りに良かったから、バンド全体のマイクをEarthworksに替えられないかと願ったほどだ。

SR40Vは滑らかで、どの帯域にもおかしなエッジ感がない。マイク全体がとても抑制されているように感じられる。多くのハンドヘルド・マイクは高域が強調されているから、ステージではドラムやモニターのカブリが問題になる。

SR40を使い始めてすぐ、明暗がはっきりと分かったんだ。他のボーカル用ハンドヘルド・コンデンサーにあるような粗さがまったくない。どこまでもつやのある、伸びやかなマイクだ。とても安定しているし、フィードバックの心配もない。Joeはステージで激しく動くから、フロント・スピーカーアレイより前に行ってしまうこともある。しかしフィードバックは起こらない。

これは本当に愛すべきマイクだ。SR40Vは、長らく使ってきた新しいマイクの中でもっとも優れた、自然で、音楽的で、滑らかで…。そう僕は大ファンなんだ!」

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