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14 Oct 07

AES2007:IK Multimedia

こんにちは。スタッフSです。遅れてしまいましたが続AES情報です。

IK Multimeia社のブースでは、画期的な新製品「ARC」、「Sample Moog」、「Stomp IO」の3つの新製品が展示されていました。
「ARC」は、音響特性解析ソフトウェア、計測用マイクと、補正プラグイン(AU/RTAS/VST)からなるシステムで、簡単に言うとモニター環境を補正するシステムです。

aes_arc2.jpg
ご存知の通り、部屋の環境によって、聴こえてくる音は様々な要素によって変化します。
部屋の広さ、壁の距離や材質、設置されている機材等の影響によって、フラットな特性を得るのは非常に難しいと思います。実際に自分の家でミックスした音をスタジオに持って行ったら、思っていた音と違ってた、なんて事も多いのではないでしょうか。

aes_arc1.jpg

ARCは実際にこれら部屋全体による影響を計測し、フラットな状態でモニター出来るように、スピーカーからの出力を補正するシステムです。

システムの名前の通り、ARCには下記の内容が含まれます。

  • 計測用マイク
  • 計測用ソフトウェア
  • 実際に補正を行なうプラグイン(VST、RTAS、AU)

システム使用方法の簡単な流れとしては

  1. モニターを行なう場所に計測用マイクを設置し、スピーカーから音を出力して計測用ソフトウェアで解析を行ないます。
  2. DAWソフトウェアのマスタートラック等に、ARCプラグインをアサインします。解析を行なった結果がプラグインに反映され、フラットな特性でモニタリングが可能となります。

まさにDAWベースならではの、非常に利便性に富んだ画期的なシステムです。

そして、Sample Moogは、Moog Music Inc、Bob Moog Memorial Foundation for Electronic Musicとアライアンスを組んだ、「お墨付き」製品です。
Moog Modular system、Minimoog、Taurus、Memorymoog等々、総計1700を超える22機種のMoogサウンドが収録されます。

aes_samplemoog.jpg
「楽器」としての演奏にこだわって再現性を高めたとのことで、Minimoog等のモノフォニック音源では、ポルタメント等もかなりリアルに再現されています。
もちろん、SampleTankエンジンなので、Moogの波形を元に、強力なシンセサイズとエフェクト機能を使用して新たなる音色作りも楽しめるでしょう。

もう一つ、最初の発表から少々時間がたってしまいましたが、いよいよStomp IOの発売が近くなって来たとのことです。
IK社としても、かなりこだわり抜いたハードウェアとのことで、各部分納得いくまで何度も練り直されていたようです。
IKの本社は、フェラーリのあるモデナにありますが、このStomp IOの工場は、ランボルギーニの工場のすぐそば、という話でした。
イタリアの職人魂あふれる製品になりそうです。
Stomp IOには、Ampltiube X-Gearというソフトウェアが付属します。
これは、Ampitubeシリーズのシェルとなるソフトウェアで、AmpliTube 2, AmpliTube Jimi Hendrix™, Ampeg SVX,等を読み込むことで、Somp IOからコントロールが行なえます。

aes_stompio.jpg
なお、Stomp IOにはソフトウェアが付属しますが、AmpliTube 2またはAmpitube Metalという新しいソフトウェアの、どちらかを選択頂けます。
AmpliTube 2をすでのお持ちのが方がStomp IOを購入した場合、Ampitube Metalを選べば無駄にならない、とのことでした。
なんでもアップグレードも同様ですが、極力既存のIK製品ユーザー様に満足して頂きたいとのことでした。
AmpliTube Metalの展示は残念ながらありませんでしたが、名前からして非常に気になるところです。
情報が入り次第、改めてお知らせ致します。
Stomp IOはかなり丈夫な作りで、本体のスイッチの感触等もかなり良い感じでした。
各製品の日本語詳細情報は、も少々お待ち下さい。

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